表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

第一章:黒羽 隼

 白い壁、勉強机とベッドが一つ。暖房カーペットが敷かれた部屋の中、ベッドに倒れこむ一人の少年がいた。

「あーあ、暇だなぁ……」

彼の名は黒羽 隼くろははやと。声変わりをやっと終えた、十五歳の少年である。髪は茶髪で、ツンツンと尖っているのが特徴的。長さは耳が隠れるくらいだ。顔はちょっぴり格好良い系で、唇の真横の頬にあるほくろがよく目立っていた。身長はこの年頃には相応しい170センチ。服装は一見ぱっとしないシャツとズボンで、見るからに生活態度が悪いということがわかる。


 彼は今何か刺激を求めていた。休日というものは平凡すぎてうずうずする。彼はベッドに大の字に寝転がり、何か面白いものはないかと考えた。

「やばい、暇死ひまじにしてしまいそうだ」

結局思いつかないため、すぐに起き上がり、カーテンを開けて外を眺めた。


 窓の外には大きな建物がずらりと並んでいて、すぐ手前は並木道が続く噴水広場、ちょっと先には隼が毎日通っている桜ヶ丘中学校、そのとなりには大きな美術館があった。一見欧米諸国風な雰囲気の町並みだが、ここは一応日本である。


 天気は快晴で、雲ひとつ見受けられない。出かけるには絶好の日であった。隼は外を一通り見渡した後、はっとため息をついてから呟いた。

「暇だし、ちょっと散歩にでもいくか」


 

 この何気ない気分転換が、壮大な物語の幕開けになるとは誰も知る由も無かった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ