10/10
一日目-十 ホモとレズ
「ふーん。三ヶ月の間に、そんな大事なことを考えてたんだ」
「何で綾はわたしのパーカーを脱がしてるの?」
清水綾が、いつの間にかいた。
苗字で分かるように、要の妹だ。だがこの二人仲が悪い。
「おい綾! 脱がすなら雅司だろ! 瑞を脱がしてどうする!」
言いながら、雅司のパーカーを脱がし始めた。もちろん手を払った。
「むしろ何で雅司を脱がすのよ! どう考えても、マイスウィートエンジェル! の瑞を脱がすべき!」
「わたしは綾のマイなんたらでも無いし、兄さんを脱がす対象にもしないで……」
「仲が良いな。三ヶ月たっても少しも変わっていない」
「「仲良くない!」」
良いじゃないか? と雅司は思っていた。




