始まり3
「えーっと、で、そのドリームキャッチャーにキャッチされちゃった
俺はどうしたら目覚められるんですかね?」
駆男は混乱する頭を正すように、自分の話に話を戻した。
「…違うである。ドリームキャッチャーは、夢の中でキャッチとかそういうのでないである。古くよりインディアンがもっているお守りで、
子供を悪夢から守るために、寝床にぶら下げたりしているのである。
どうであるか?ぴったりである。
私が考えたのである。」
どうやら、自分のつけた軍団名にこだわりがあるようだ。
「君は罪を犯した。なぜなら、夢世界は夢空間であり、眠って夢をみている人は基本的に、意識を持たない。皆、無意識の中で夢をみているのである。他の夢をみている人に意識的に手をだしたりしないし、
悪意はないのである。
しかし君は、意識的に悪意を持ってそれをしたのである。
この世界では、それを犯罪とすることにしたである。」
「ちょっと待ってください。じゃあなんで、あなたや、さっきのきつね目は意識がしっかりしているのですか?
というか、夢をみている人が悪意ないなら、そのドリームキャッチャーとかいうのいらなくないですか?」
駆男は率直な疑問をぶつけた。
「夢をみている人は、悪意はないが、無意識であるが故に、感じやすく、争いやすい。肩がぶつかっただけで喧嘩になるし、傷つけあう。
その痛みが悪夢となって、夢に現れてしまうのである。
そうならないように、治安維持をするのが、、、
我ら、ドリームキャッチャーである!」
最後の台詞は自信満々であった。
「私や、彼がこの世界で意識的に行動できるのは、この世界の住人だからである。我々は夢を見ているのではなく、夢世界で生きているのである」
うーん、、、なんとなく言っていることがわかるような気もしてきた。
駆男は、混乱する頭を整理しながら思った。




