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9話 制限解除と魔法の密接した関係?

今回は魔法のお話です

 思いのほかギルドは近くというか教会の裏側にあった

 ギルドに入るとなぜか職員と一部の冒険者が慌ただしくなった

「カッカリヤ様と、マリア様ですねっどっどうぞこちらへ」

 職員の1人が大慌てながら、部屋に案内した

「おう、カリヤとマリア久しぶりだな」

「そうだな」

「ひさしぶりですね」

 冒険者だったらしいからその時の知り合いか?

「んでこいつらがか、よろしくな俺はここのギルマスをしているローズだ」

 まさかのギルマスさんだったがそういわれると納得しそうな上に立つ者としての雰囲気があった

「ユーリです」

「シルフィです」

「カルマです」

 俺たちは挨拶を終えるとローズさんがカードを渡してきた

「これは?」

「冒険者カードだそれに血を流してみろ」

 そういうとそれぞれにナイフを手渡す

 言われた通りに俺たちはナイフで指を切り血を垂らす

 すると、カードが光り文字が現れた


 ユーリ・サブフィーダム


 Fランク


 所属 未所属


 クエスト 未受理


 所持金 0


 とでてきた

「所持金ってなんですか?」

 疑問に思ったカルマが質問をした、カルマがしなければ俺が聞いていた

「それはだな「いや、俺が説明する」」

 カリヤが説明しようとするとローズさんが遮った

「ここにお金とがあります」

 ポケットから青硬貨を2枚取り出した

「まずはカードは念じれば出てくる、ほらな?」

 たしかに何もないところからでてきた

「そして、カードをお金にかざして『チャージ』といえばこのカードにお金が貯まっていくんだ」

 簡単なキャッシュカードのような役割も果たすのか

「そして、出すときは必要な分だけ念じればいいしカードを直す時も念じるだけでいい」

「そして、このカードは冒険者ギルドが身分を保証してくれるから支部がある国とかは比較的に出入りしやすくなる」

 なんか、カリヤも参戦したが、いい情報を教えてくれたな

「まぁ、どうする?魔法の適性検査でもしとくか?」

「そうだな、頼む」

「誰から始める?」

「俺からお願いします」

 カルマが最初にすることになった、ってかカルマって魔法を成功させたところを見た記憶がないんだが

「なら、この水晶に魔力を流してくれ」

「はい」

 カルマが魔力を流す、流しているはずなんだが

「・・・」

 場が何とも言えない空気になっているなか

「まぁ、そのなんだ、たまにいるんだよな魔力があっても属性魔法の適性がない奴が、そういう奴らを無属性使いって言うんだが」

 ローズさんが気まずそうに言った

「そうなんですか」

「だが、利点がある」

「利点?」

「あぁ、こう言う奴らは魔法による影響を受けにくく耐性が強い、そして一番重要なのが実は魔法がいくつかある」

 意外にいいじゃん

「魔法ですか?」

「あぁ、そのうちの一つが魔法解除(キャンセラー)といってな結構簡単なんだがまぁまぁ使いやすい魔法のはずだ」

「どうするんですか?」

「まず、相手が魔法を使う、その時に集まる魔力に対して自分の魔力をぶつけるだけでいい」

 ってことは、魔法使いの天敵ってことか

「それは、魔法使いが泣きそうな魔法ですね」

 俺がそう言うとローズさんが苦い顔でこう言った

「たしかにそうなんだが、一部の魔法使いがな近接戦闘クソ強いんだよな、だから油断はしないほうがいい」

「ありがとうございます」

「次は誰が試す?」

「私が行きます」

 次はシルフィのようだ、まぁどうせシルフィは魔法職だしなにがでるだろうな

「んじゃ始めてくれ」

「はい」

 シルフィが魔力を流す

「「え」」

 決してカルマのようなことになったわけではない

「に…じ色?」

「こりゃ、また珍しい多属性使い(レインボー)か、よし、お前は後回しだ先にユーリ?だっけか試してくれ」

 どうやら、後回しにされ俺に順番が回ってきた

 俺は合図されて魔力を流す

「「・・・・・・」」

 違うよ?カルマじゃあるまいし

「俺も虹色か」

 そう、俺とシルフィは虹色が出てきた

「あー俺は専用のやつ持ってくるからマリア、説明していててくれ」

「はーい、えっとね――」

 多属性使い(レインボー)というのは4属性以上の適性がある人のことだそうだ

 ちなみに2属性を2属性使い(ダブル)といい3属性を3属性使い(トリプル)というらしい

「持ってきたぞ、まずは嬢ちゃんからやるか、これが反応するまで魔力を流してくれ」

 そう言われ持ってきたのは、色々な色のゲージがついている水晶玉だった

「はーい」

 そう言われ魔力を注ぐ

 20秒ほどで反応が現れた

「もういいぞ、えーっと適性は火、氷、風、土、雷、光、生活、空間で、火、氷、風、空間が一番適性があるようだ」

 どうやら6つの魔法に適性があるみたいだ

「次は俺ですね」

 俺は魔力を注ぎ結果が出たのだが

「適性が生活と回復のみ?すまんがもう一度やってくれ」

 なぜだろう、ってか能力抑圧のせいで魔力がしんどい

「あ、っそうだ、『制限解除』よっし、やるか」

 制限を解除したおかげか先ほどより体が軽くなった

「反応が出たぞ、えー・・・」

 なんか、ためらっている、どうしたのだろうか

「今から言うことに驚かないでくれよ?」

 なんかやらかしてしまったのだろうか

「適性は、火、水、氷、風、土、雷、光、闇、生活、空間、回復、さらには精霊、竜、魔と、すべての魔法に適性があるが中でも生活と回復が異常だな」

 アハハハハッハ 何が言いたいのかさっぱりだよ

「これも、制限解除によるものか、本人の適正なのかはわからないな、まぁ精霊、竜、魔に関しては影響を受けているだろうが」

 あははなんの話をしているんだろう

「ユーリ君ギルドマスターからの忠告だ、出来る限り目立たないことをお勧めする、それとこれを肌身離さず持ってていてくれ、お前たちは俺が保証する何かあったら見せるといい」

 そういって俺たちはギルドをあとにした

「さて、後はユーリの武器を買いに行くか」

 そして、俺の武器を買った

 ナイフに弓、矢、刀、斧、杖、棍棒、ハルバード、短槍2本、小刀で計11もの武器を買った

 そして明日から始まる寮生活に備えて生活用品を買いお店ご飯を食べて家に着いた

 寮といっても一週間に1日だけ帰れるようだがまぁ、寮には変わらないだろう

「明日寮に移動するんだよな」

 ベッドの上でカルマがつぶやく

「そーだね」

「あぁ」

「楽しまねぇとな」

 そう言って笑うカルマ

「「もちろん(よ)」」

 そうして、俺たちは眠りについた





ユーリはたしかにすべての魔法が使えますが生活魔法と回復魔法以外は平均レベルですので、魔法無双などはできません

するとするなら、シルフィのほうが無双できます


龍から竜に変更

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