最重要チェックリスト(受け取り直後:72時間以内)
1000万円程度のスケールダウン版です。
1. 当たり券(控え)を安全に保管 — 写真を撮らない。
2. 当選は家族(配偶者)以外に話さない。SNSで一切言わない。
3. 当選金は現金で持ち帰らない。受け取り後すぐに銀行口座へ入金。
4. 複数口座に分散入金(預金保険上限:1,000万円+利息を念頭に)。
5. 直ちにCFP資格のFP(独立系推奨)/税理士/弁護士へ連絡(紹介網があれば活用)。
6. 大きな支出・贈与は少なくとも1ヶ月待つ(気持ちを落ち着ける期間)。
7. グループ買いなら委任状・メンバー間の「当面ルール」を作成(口頭ではなく書面で)。
◆ 第一部:今すぐやっておきたいこと・やってはいけないこと(受領〜1か月)
すぐやる(優先度★☆☆☆☆高)
* 口座分散:複数の信頼できる金融機関に分散(例:メガバンク + 地方銀行 + 信託銀行)。預金保険の上限(1,000万円+利息)を超える場合は別銀行へ。
* 秘密厳守:当せんは家族以外に明かさない。職場や町内で言わない。
* 専門家アサイン:独立系FP(CFP)、税理士(贈与・申告対応)、弁護士(契約・詐欺対策)を確保。相談は有料で。紹介がベター。
* 書面の準備:当せん証明の発行依頼、委任状の雛形、当面の支出ルール(誰にいくら、いつ)を作成。
* 出費抑制:高級品・大型不動産の即買いはNG。大きい決断は冷却期間を置く。
やってはいけない(明確にNG)
* SNSでの匂わせ、見栄のための高級車・ブランド買い。
* 知人・親戚の要求に安易に応じること(口頭の約束)。
* 十分な知識なしに仮想通貨やICOへ一気に投入。
* 「無料で丸投げ」や「手続きが早い」と言う業者への即決依頼(ビザ代行、不動産仲介など)。
◆ 第二部:落ち着いてから考えること(1〜6ヶ月)
心理面の整理
* 興奮と不安は自然。カウンセリング(公的・有料双方)を検討。
* だれに知らせるかリスト化(家族・最小限の友人・専門家)。優先順位をつける。
* 過去の付き合いを見直し、信頼できる人と要注意人物に分類。
当面の資金整理(例:当選金 = 1,000万円)
* 当面使うお金(生活+必要支出)=300〜400万円(30〜40%):普通預金・短期定期で保有。
* 債券的な安全資産=300〜350万円(30〜35%):国債・社債や短期債ファンド等。
* 株式・投資信託=200〜250万円(20〜25%):低コストのインデックスを中心に。NISA枠活用を検討。
* その他(REIT・金等)=50〜100万円(5〜10%):分散目的。
(例合計:300 + 350 + 250 + 100 = 1,000万円)
> 補足:流動性重視 → 現金比率を多めに(当面は30〜40%)。安全性重視なら債券比率を上げる。
重要な書類・手続き
* 遺言(公正証書遺言を推奨)作成の検討。
* 信託の検討(浪費防止・子への段階的給付に有効)。信託手数料や契約条件を必ず確認。
* 税務処理の確認(当選金そのものは非課税だが、運用益は課税)。税理士と年内に面談。
◆第三部:当面の使いみちが決まったら(6ヶ月〜)
大型支出(住居購入など)の考え方(1000万円想定なので「賃貸 or リフォーム」が現実的)
* 新築豪邸はコスト過多。1000万円では現金一括で戸建購入は難しい(頭金+ローン前提)。
* 選択肢:
1. 現住居のリフォーム(防災・省エネ優先) — コスト抑制で満足度向上。
2. 賃貸で住環境アップ(短期〜中期の生活改善) — 海外移住も視野に入れる場合は柔軟。
3. 小規模な地方物件(別荘感)は管理負担・維持費を考慮し避けるか慎重に。
* 車:必要なら国産ミドルクラスのハイブリッドを検討(例:200〜400万円)。維持費を試算。
教育費・贈与(未成年がいる場合)
* 教育資金信託や学資保険を検討。例:子1人の大学までの準備で目安500〜1,000万円(学校種別で変動)。
* 生前贈与は「年間110万円の非課税枠」を活用。教育資金一括贈与制度(非課税上限が設定されている場合あり)を利用する場合は期限や条件を税理士に確認。
* 信託を使って月定額支給(例:月5〜10万円)とする方法は浪費防止に有効。
資産運用の運用方針(中長期)
* 守りを優先(元本保証が欲しければ債券比重を増)。
* NISA・つみたてNISAは非課税枠を最大限利用(年額上限を税理士と確認)。
* 定期的(年1回)に見直し。重要な変更は専門家と相談してから。
◆信託活用の具体案(小口想定:1000万円)
* 目的:浪費防止・教育資金・相続対策。
* 例プラン:1,000万円のうち200万円を教育信託化(受給:18歳〜/月5万円)。残りは運用口座へ。
* 費用目安:設定費(数万円〜十数万円)、年手数料0.3〜1%(提供先による)。必ず見積もり取得。
◆税金・年金(要確認事項)
* 当選金そのものは非課税(日本)。だが運用益は課税(原則:約20.315%の源泉税・分離課税等)。
* 贈与税・相続税の基礎控除や税率は重要。贈与は年間110万円の非課税枠を活用。
* 年金:当選金で生活可能なら年金繰下げ(最大70歳まで)で年金額を増やす選択肢があるが、健康・ライフプランを参照のうえ判断。社会保険労務士への相談推奨。
◆海外移住の考え方(簡潔)
* 「思いつきで移住」はNG。短期滞在(1〜3ヶ月の試住)を必ず行う。
* 税制:居住判定(183日ルール等)が税負担に直結。海外で得た所得の課税関係は移住先・日本双方を確認。
* 医療・保険:日本の公的医療は海外では使えない。民間保険を必須で用意。
* 手続き:ビザ・不動産・弁護士・税理士の現地版確保。詐欺に注意。
◆ 仮想通貨・NFT:セルフチェックリスト(1000万円基準に調整)
> 「はい」が8項目以上で検討、8未満は勉強優先。投資額は当選金の1〜5%(100,000円〜500,000円)を上限目安。
1. ブロックチェーン・ウォレット・取引所の基礎を説明できる?
2. 公式ホワイトペーパーや信頼情報でリサーチ済み?
3. 投資額を全額失っても生活に影響がない?(必須)
4. ポートフォリオ上で仮想通貨は10%未満になっている?
5. 仮想通貨で出た利益の税負担(総合課税等)を理解している?
6. ハードウェアウォレット/2段階認証などセキュリティ体制は整っている?
7. 5〜10年保有の長期視点で判断できる?
8. NFTやトークンのユースケース・発行母体を評価できる?
9. 高利回りの“確実な儲け話”は避けられる?
10. 仮想通貨に詳しい税理士/FPに相談した?
行動指針:8未満 → 勉強(Binance Academy、書籍等)/ 8以上 → 少額で分散投資、信頼できる日本・海外の大手取引所を使用。秘密鍵は絶対に共有しない。
◆人間関係の実務ルール(家族・親戚対応テンプレ)
* 「当面の支援ルール」を作る(例:親1人あたり最大100万円まで、ただし要申請・書面化)。
* 金銭援助のたびに書面(贈与契約)を交わす。第三者(税理士)に記録させる。
* 親戚・友人からの借用承諾は一切しない(貸すなら贈与か貸付契約を作成)。
* 寄付・社会貢献は年額目標を設定(例:年10万円〜100万円)し、心の整理にも役立てる。
◆ 実例スケジュール(受領から12ヶ月) — 1000万円モデル
初期(0〜1ヶ月)
* 口座分散・専門家アポ(FP・税理士・弁護士)・当面ルール作成。
* 当せんは家族のみ共有。大きな買い物は待つ。
短期(1〜3ヶ月)
* 流動性資金(300〜400万円)確保。リフォーム/賃貸検討開始。教育信託の検討。
* カウンセラー面談(必要なら)。仮想通貨は勉強期間。
中期(4〜12ヶ月)
* 運用方針確定(債券・投信・現金配分最終化)。NISA等活用開始。
* 信託・遺言作成の実行。生活ルーティンの調整(仕事量、ボランティア等)。
◆参考:専門家に相談するときのチェック項目(面談用)
* 目的(生活維持・教育・相続など)を明確に。
* 手数料体系(初期費用・年率)を必ず提示させる。
* 利益シミュレーションとリスク説明を文書で受け取る。
* 利益還元の根拠(期待利回り)を具体的数字で説明させる。
◆印刷用:1ページ「やることリスト(最初の10項目)」
1. 当たり券を厳重保管。写真は撮らない。
2. 家族以外に当選を明かさない。SNS禁止。
3. 銀行に入金→複数口座に分散。
4. FP(CFP)・税理士・弁護士に連絡。
5. 大きな支出は1ヶ月待つ。
6. グループ買いなら委任状・当面ルールを文書化。
7. 預金保険上限(1,000万円+利息)を確認して分散。
8. NISA・つみたてNISAの活用を検討。
9. 仮想通貨はセルフチェック(10項目)を実施。
10. 遺言・信託の検討(早めに相談)。




