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肉料理ブース2

肉料理ブース、お次はハンバーグだ。


あー、肉料理が食べたい、肉、肉!


というような人にとっては、パラダイスだろう。


この僕、アルベルトにとっては、他のどのメシよりもハンバーグが好きなのだから、まさに僕にとってもパラダイスだ。


そんな中で、ある女の子と知り合いになった。

「あなたが、アルベルトさんね。

私は、美食家イザベラの、末の妹のプリシラよ。」


ハマーンには、イザベラの下に5人の妹がいる。ただし、いずれも腹違いの妹だという。

イザベラとプリシラも腹違いで、プリシラはその中の、末の妹だという。


ハンドルネームは、ウエト・リンという。


それよりも何よりも、今はとにかく、ハンバーグが食べたい!ハンバーグが食べたい!という気分だ。

「あのー、すいません。僕は美食家見習いのアルベルトと申す者ですが、この肉ブースで、ハンバーグのおいしい店はどこでしょうか。」

聞き込みをかける。ここでは聞き込みをかけることが、何よりも重要だ。

ある女性が、情報を提供してくれた。この女性は、情報屋という職業で、情報屋というのは、自分の持っているとっておきの情報を、情報を提供したい相手に提供して、それで収入を得ることをなりわいとする職業らしい。

当然、後でお金は払うことになるのだが、今は情報を得るのが優先だ。

情報屋の女性「肉料理ブースでハンバーグがおいしいところだったら、『バーグ&ミート』という店はいかがでしょう。

昔からハンバーグで有名な店ですよ。」

アルベルト「昔からハンバーグで有名なんですね。ちなみに『バーグ&ミート』のオススメのメニューは何でしょう?」

情報屋の女性「チーズハンバーグ&チーズインハンバーグのセットです。」

アルベルト「ありがとうございます!さっそく行ってみます!」

プリシラ「じゃあ、さっそく行ってみますね。ありがとうございます。」


情報屋の女性に、10ゴールド支払い、所持金は残り966ゴールドになった。


その『バーグ&ミート』は、肉料理ブースのほぼ中央にあるという。さすが、肉料理ブースのなかでも目玉のお店らしい。


プリシラ「あっ、そうだ。これを渡しておくね。」


それは、『食博スタンプラリー』のスタンプ帳だった。つまり、1つの店で食べ歩きをするごとに、1つスタンプを押すことができるという。


『バーグ&ミート』のところに、スタンプを押す。既に『Mrs.チキンフライ』のところには、スタンプを押してある。


プリシラ「そうだね。唐揚げなら『Mrs.チキンフライ』だけど、ハンバーグなら、やっぱり『バーグ&ミート』ね。」


『バーグ&ミート』の扉をたたく。


店主「いらっしゃい。」

「すみません、チーズハンバーグと、チーズインハンバーグのセットをください。

ライスと、ドリンクバーもつけて。」

店主「あいよっ!チーズ&チーズイン一丁!」


店主は、なんとダークエルフらしい。なるほど、ダークエルフの焼くハンバーグか。

チーズハンバーグと、チーズインハンバーグの違いは、チーズがハンバーグの上に乗っかっているか、チーズがハンバーグの中に入っているかの違いだけ。というのが僕の見解だ。


店主「お待たせいたしました。チーズハンバーグ&チーズインハンバーグのセットになります。」


ライスもついている。さっそくチーズハンバーグから食べよう。


ナイフで切り分け、フォークで刺して、口に入れる。


「んー!おいしい!このチーズと肉の組み合わせが、たまらないんだな。」


続いて、チーズインハンバーグだ。チーズインハンバーグをナイフで切ると、中からじゅわっと、肉汁とともに、チーズが溢れ出てくる。


「この、チーズが溢れ出てくる瞬間が、またたまらないんだな。」


そして、チーズインハンバーグも口に入れた。


「チーズと肉の組み合わせ、これだよ、これ。これこそ最高の相性の良い組み合わせだな。」


添え物は、ポテトと、にんじんと、ブロッコリー。僕は、ライスをほおばり、すぐ後に、添え物はブロッコリー、にんじん、ポテトの順で口に入れた。



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