異世界にマーボー豆腐を広めた男
毎日、好きな食べ物を食べて、その日に食べたいごはんや、おかずを食べて、おいしい食べ物を食べながら、毎日を過ごせれば、それでいいと、他に何も求めるものは無いと、そう思いながら過ごしていた。
『肉料理ブース』『米料理ブース』と来れば、次はこのブースだ。
『麺料理ブース』
麺料理。米やパンと並ぶほどの主食といってもいい。ひとくちに麺料理といっても、実にさまざまだ。さて、どんなものがあるのだろう。
まずは、ラーメンとか。しょう油ラーメン、みそラーメン、塩ラーメンなど。
それから、日本そば、うどん。そうめん、ひやむぎなどは、夏場に特に食べる。
沖縄そばとかもある。世界中の麺料理を集めたら、麺料理だけで一冊の本ができるというくらいだろう。
僕はさっそく、麺料理ブースでオススメの店の情報を得るため、話を聞き出していた。
「すみません。麺料理ブースで、特にオススメの店とかありますか?」
「ええ、それなら、転生者がやっている、マーボー豆腐がおいしい店がありますよ。
メインはラーメンだけど、マーボー豆腐がおいしいって評判で、
なんでも異世界にマーボー豆腐を広めた男として有名らしいですよ。」
異世界にマーボー豆腐を広めた男?
そして、その店を探し当てた。どうやらここが、転生者がやっている、マーボー豆腐がおいしい店らしい。
店の名前は、『異世界中華菜飯』という。
ここに噂の、異世界にマーボー豆腐を広めた男がいるとのことだ。
さっそく、店の中に入ってみた。
「いらっしゃい!」
どうやらこの男が、この店の店主、異世界にマーボー豆腐を広めた男のようだ。
「あなたが、異世界にマーボー豆腐を広めたという?」
「さいです、私がその、マー・ボー・チェンです!
うちはもともとラーメンがメインだったんですが、今はなぜかマーボー豆腐の方が売れているんですよ。
それでも、もともとはラーメンの店ということもあり、麺料理ブースという分類になるんですよ。」




