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想いの詩(仮題)

秋の二重奏(又は二重螺旋)

作者: 浮き雲



きみは優しい人だから 恨むことなど辛すぎて


芒の原に、ただひとり わたしの「きみ」を野辺おくり


夕日の赤で、焼き尽くす



秋が実りの時ならば 実らぬ()には、火をつけて


燃やすことこそ似つかわし




きみは綺麗な人だから 汚すことなど辛すぎて


月の下にて、ただひとり わたしの「愛」を凍らせて


降りくる星で、うち砕く



秋が想いの時ならば 無限螺旋(らせん)を我が胸の


きみに向かいて降りるだけ




きみは明日の人だから 捕らえる「いま」の辛すぎて


いばらの(つる)に、ただひとり わたしは「(われ)」を閉じ込めて


(うつ)ろとなりて、蹲る



秋を終わりとするならば 終わらぬものを胸のうち


閉じ込めて、ただ、去るばかり




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