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フリーダムクエスト〜6人の天才ゲーマー達  作者: 青アフロ
【プロローグ】
2/31

ダメ人間達は元ゲームの達人

さて......俺達6人はゲームに関してはそれぞれに得意分野があり、それは一般人のレベルを遥かに超えている。


いわゆるガチ勢である。


おっと訂正、約1人を除き元ガチ勢だ。


矢藤直樹(やとう なおき)HN(ハンドルネーム):ニロリン


美少女系スマホゲームの配信者で、SNSで大量のフォロワーから支持を得ている、またとある動画サイトでは毎回ランキング上位に君臨しロリマスターと呼ばれている。


小川寛人(おがわ ひろと)、HN:HiloNori


過去に複数の音楽ゲームで全国大会に出場、地元のゲーセンでは英雄と呼ばれていた。最難関の曲が実装されると初見で簡単にフルコンボを決めてしまうやべー奴。


小林涼介(こばやし りょうすけ)、HN:sora


俺達が今やっているこのSD4というFPSゲームの前作、SD3の日本代表、スナイパー最強は彼だと世界最強プレイヤーから太鼓判を押された天才スナイパーだ。


山塚友哉(やまつか ともや)、HN:アラジャー


彼はゲームセンターで絶大な人気を誇るオンライン格闘ゲーム、機動騎士ハイパーロボバトルの有名プレイヤーで遠距離攻撃を一切使わないその戦闘スタイルから、最強のゴリラ騎士と呼ばれていてリアルファイトも強い。


富永優(とみなが ゆう)、HN:がっちくん


俺達が小学生の頃に世界的ブームとなった、英雄王マジックマスターズというカードゲームで公式戦100連勝を果たした天才デュエリストで、現在も彼の家には世界に3枚しか存在しない伝説のカードが飾ってある。


同じ地域でこれだけの有名プレイヤーが集まるのは、恐ろしくもあり奇跡でしかない。


6人目は俺なんだが......。

こいつらと違って飛び抜けて上手いゲームがある訳じゃない。


ただ彼らが得意とするゲームで勝負をした時に接戦くらいは演じる事ができる......まあ他の奴より時間に余裕もあるしな。


「マッキー奥やれる?」

「あー倒した。」

「ナイスぅ!」

「やるわ。」


そんな俺のハンドルネームはマッキー、名前をそのまま入れただけの何の捻りもない物だ。


そんな6人も今年で20代後半になり今は一線から身を引いて純粋にゲームを楽しんでいるエンジョイ勢だ。


俺達はプライベートに時間が合えば、一緒にゲームをまったりとしながら日々を過ごしている。


「飽きたなー...身内戦やるか。」


そう言い出したのは最強スナイパーさんの涼介だ。


「俺と涼介チームでいい?」

「馬鹿勝てねえよ!」

「お前らは別!」

「へーい。」


そして当然の様に俺はその最強スナイパーさんとは別のチームとなり試合が始まる。


「矢藤タイマンしよーぜ!」

「よし行くわ!」

「涼介お前は来んな!」

「うわ山塚テメーナイフとかマジかよ!」

「ナイフ楽しいいいいいい!」

「あっ!」

「どうした矢藤。」

「ユキちゃんのイベントまだ行ってなかった。」

「知るか!」

「すまんちょっと放置する!」

「あ?てめふざけんな!?」

「日付変わる前に回らなきゃいけないんだよ!」

「よし、殺しとく!」

「おいがっち卑怯だぞ!」

「うるせー、ナイフ使う方が卑怯じゃ!」


相変わらずゲーム中はうるさい奴らばかりだ。

とりあえずがっちは殺しとくか...。


俺は出会い頭にヘッドショットをお見舞いする。


「はあ上手過ぎ!?」

「お前ナイフ相手にスナは卑怯だろ!」

「てか寛人お前いつ死んだ?」

「普通に涼介に抜かれた、無理無理。」


そして、フィールド上には俺と涼介だけが残る。


「マッキー、タイマンタイマン!」

「マジかよ。」


その後、深夜2時を過ぎても俺達はボイスチャットを繋げてゲームを続けた。

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