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魔王さまは涙もろい  作者: 南部
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新しい国

海を臨む丘の上にアスペリア連合国はある。穀倉地帯と港を抱えた豊かな国だ。連合国となったのは300年ほど前、比較的新しい国である。大昔この地域では小国が乱立し戦争が多発していた。毎日どこかで発生する戦闘で沢山の命が奪われ、墓所が足りなくなるといった事態も起きるほどだった。衛生状態は劣悪で行き場を失った遺体は川に流されて河川を汚染し、たびたび流行病が発生するひどい場所だった。


この場所が変わったのは300年と少し前。名も無き魔王が宣戦布告を行い交戦状態に入ってからだった。魔王は強力な手下を従えて人の勢力圏を次々と併呑していった。宗教や肌の色、種族に生活様式など様々なことから対立していた人々は強大な敵の前に次第に生活圏を失い共に歩まざるを得なくなった。


その混乱に乗じてかねてよりその地を狙っていたモーゼス帝国が参戦。それによってさらに戦渦は拡大し、人々は追い詰められる。”いわゆる尻に火が付いた”状態となり初めて目的を通して団結し立ち上がった。今の今まで争っていた者たちは互いの特性や戦術を理解しておりお互いの短所を別な者の長所でサポートし合う事で戦線を押し返し始めた。幸いモーゼス帝国が参戦した後魔王の進行は停止し、帝国と先住民の戦いに切り替わった。少数だが精鋭揃いの連合軍と、農奴や傭兵を寄せ集めた数だけの帝国軍とで戦況が膠着し冬に突入した。ろくな準備の無かった帝国軍は兵糧が底をつき士気が崩壊して撤退を余儀なくされる。第一次カーリマイン戦争は連合軍の勝利で幕を閉じることになった。


連合軍の勝利は彼らの得意な湿地帯でのゲリラ戦や戦争が長引いた結果冬が到来した事、さらには帝国精鋭部隊の投入がされていなかった事が大きな勝因だった。しかし、連合軍幹部はこれを自分たちの地力と勘違いし、戦力の増強も作戦もなく魔王軍に突撃した。


その結果魔王軍との戦闘は連合軍全戦力の八割を失う後世まで語り継がれる歴史的大敗となる。後にこの戦闘をカーリマインの大敗北と呼ぶようになった。この圧倒的結果から魔王は虐殺の王、血塗られた侵略者と呼ばれた。だが、実際にはほとんどの兵が戦闘不能に陥っただけで数か月で日常生活を取り戻した。しかし、この敗戦が原因となり、また各部族は対立する様になる。どうにもならない敵を前にいわゆる”八つ当たり”を始めたのだ。


むろんモーゼス帝国がこの状況を見逃すはずもなく、再侵攻を始める。わずかな防衛のための兵を残し全軍を派遣。これが第二次カーリマイン戦争と呼ばれる。季節は春、今度は帝国も本気であり準備を怠らなかった。膨大な兵糧と正規兵を随伴した精鋭部隊総勢2万5千人。道中の町を蹂躙して来た彼らは士気も高く連合軍は絶対絶命であった。


この危機を救ったのが敵対していた魔王だった。連合軍背後から単身帝国軍に突撃し、帝国主力の第2師団を壊滅。一瞬で勝負をひっくり返した。魔王はその勢いで帝国軍本陣を焼き尽くし戦争を終結させ、さらに帝国本国に腹心4名を連れて乗り込み、残っていた王都防衛隊を駆逐。国王モーゼス8世の首をあげて帝国の滅亡を成した。この圧倒的で冷徹な戦い方から連合軍からは魔王ドルネレス(現地の言葉で無慈悲な者を表す)と呼ばれる様になった。その後魔王は連合軍の幹部と各部族の代表を処断。各部族の統一と議会制度の導入を果たし、この地域を平定した。議会が機能してから魔王は統治を放棄、こうしてこの地はアスペリア連合国として形を成した。賛否両論あるが歴史家の間ではこの地の戦争を終結させたとして評価されることがある。


「てなことさ。本当は帝国との内通者の話とか、元々統一するために活動していた若者の話とかもあるんだけどちょっとゴタゴタするからそこは割愛!」


キャリッジに乗ったまま国に近づけば警戒されてしまうと判断して徒歩で向かっている最中に昔話を披露していた。唯一この手で関わった後世に残ることだったため少し得意げになってしまう。


「へー・・・ 長生きにも程がありますねーとてもそうは見えませんけど!何歳なんですか?なんでそんなにこの地域に肩入れしたんですかー?女性ですか?女性ですね!?」


信じている様には見えないレイコが色恋に結びつけようと無理やりな質問をしてくる。信用されそうな事を一切していないのでしようがないとはいえ聞き方に難がある。やはりとても人付き合いがうまいとは思えない。彼女の母であるリディアを復活させれば全てわかる事なのだが、今納得させるのは無理だ。


「違う違う。キースって友達がな、昔ここのイザコザに巻き込まれて死んじまったんだ。すごく良い奴でなー、トラブルを放っておけない善人だったんだよ。リディアさんのことも助けたことがある実力者だったんだけどな。泊まってた村の子供に刺されてあっさり死んじまったんだと。殺された理由も持ってた剣を奪うためとかクソみたいな理由でな。」


話しているうちに当時の怒りが鮮明に蘇る。良い奴ほど早死にするとはよく言ったものだ。自らの手に余る様な魔物も一宿一飯の礼だとか言って討伐に向かったり、死にかけの孤児に全財産を握らせ命を救ったりと、とても真似できない人格者だった。酒が大好きな男だったが昔騙されたとかで女遊びはせず、手にした金は孤児院に寄付したり奴隷解放に使っていた。彼こそ勇者と呼ばれるべき者だった。


「大人げな〜い!ちっちゃな子を怖がらせてー!!」


茶化す様なレイコの声で我に返ると、怒りが顔に出ていた様でロックの家族がが少し怯えた表情を浮かべていた。


「あっごめんごめん! 怖がらせる気は無かったんだ!!」


「ジョンさんもそんな怖い顔をするんだと驚いただけでしょう。申し訳ありません。」


ロックがすかさずフォローしてくれる。できる大人は違う。英雄譚が好きなロックならキースの話も覚えているかもしれない。彼はリール戦役でも活躍した名のある傭兵だ。もしかすると逸話が伝わっているかもしれない。


「ロックさんはキース・ガーラントって名前を知ってますか? リール戦役でも活躍してたんですが・・・」


「英雄ヴァルガスにも引けを取らない冒険譚ですね。彼の最後は語られていませんがまさか・・?」


「そう!たぶんその人!!あー、やっぱりあいつも昔話になってたんですねー。」


一瞬ロックの顔が子供に戻ったが、前回の反省を生かしたのかコホンと一息ついてから語り出した。


「キース・ガーラントは極北の孤児院出身で幼少期を貧しく過ごしたと伝わっています。」


で、要はほとんど何もわかっていないらしい。ところどころに巨大な蛇を討伐しただのドラゴンを退けただの懐かしい話も混じっていたが、ほとんどは作り話だった。おそらく当時のお偉いさん方がプロパガンダなどに昔話を利用したのだろう。


「本人に聞かせてやりたいですよ。立派な話がいくつか追加されて面白いことになってるって!」


「ほんとはどんな人だったんですか?」


今度はコルビーが興味を持ったのか質問をくれた。自分の事ではないが友人が偉くなったような気持ちで嬉しくなる。少し得意げに説明する。


「あー、でも方向性はあってるよ! 底抜けに良い奴だったんだ。稼いだ金もどうせろくなことに使わないからって孤児院に寄付したり、差別やら詐欺やらで奴隷になった奴を買っては開放したり・・・ ドラゴンにはボコボコされてたけど、結局ドラゴンと和解して村を救ったりw 巨大な蛇ってのは懐かしい。あいつの実力以上の敵だったんだけど、生贄の娘を助けるためにズタズタにされながら勝ったんだ。勇者ってのはああいう奴の事を言うんだろうねー」


脚色したり構成を考えるなんて芸当ができないためあったことを思い出しながら話す。それでもこの拙い話を興味津々に聞いてくれるコルビーとロックに感謝だ。レイコは既に興味をなくしたのかフェタとミチにちょっかいを出して遊んでいる。ウルダとスキールは不思議そうな顔で話を聞いていた。


「二百年ほど前の文献にキース・ガーラントが魔人を倒したという話がありますが・・・ 本当なんでしょうか?」


今度はロックから質問が来た。家族の前で控えめだが、楽しそうな顔が見て取れる。


「あぁ、あいつにも手伝って貰いましたからね。”贄の狂騒”では三体ほど倒してくれました。」


「すごい!!”贄の狂騒”は実在していたんですね! 歴史がひっくりかえる話ですよ!歴史書では後世に追記した物語だなんて書かれていましたから!」


言い終わるかどうかのタイミングで大きな爆発音が遠くから響いてきた。子供達は驚きロックの背に隠れ、ロックの妻フェタも小さく悲鳴をあげて身を縮こめた。


「あ、開戦したみたいですよ。」


レイコがさも当然としたような顔でつぶやいた。


「えー・・・ 何が?」


「アスペリア連合国と神聖モーゼス帝国の戦争です。」


「・・・・・レイコさんは知ってたの?」


「はい! 私は諜報員ですよ?知ってました!」


「なんで教えてくれないんだよ!」

「いや、だって冒険者としてならしたロックさんが傭兵になって戦争に参加するのかと思いましたもん!!余計な事言えないじゃないですか!!」

「家族連れて戦争に行く馬鹿がいるかよ!!一家心中かよ!?」





「・・・てへっ!」


できうる限りの冷たい視線を送ったがレイコには効果がない様だ。彼女に責任があるわけではないから八つ当たりしてもしようがない。とりあえず当面の目標を決めるしかない状況だ。だが来た道を引き返してもハインケルとプランタンの戦争が起きている。アスペリア連合国を分断する様に流れるカードナ川をのぼるとラーケンというエルフの国があるのだが、排他的な彼らが受け入れてくれる保証もない。その近くにガデングラインというドワーフの国もあるが、こちらも人間に対して友好的とは言えない。


「じゃ、アルジェシュ城にきますか?良いところですよ!」


ニッコリとレイコが微笑む。確かリールの街の近くにあった様な記憶がある。吸血一族の居城で中立国を名乗っていたはずだ。練度の高い兵士と崖に囲まれた城で堅城として名高い。吸血一族の身体能力を生かした機動力が売りで侵略された事がないとかなんとか。しかし、名前の通り人間族の血を吸ったはずだ。


「心配しなくても大丈夫ですよ! 吸血は年に一回ですし、される側は立候補せいです。それに死ぬ様な量を吸うわけでもありません!瀉血程度ですからなんの心配もありませんよ。さらにさらに吸われた人にはちょっとした謝礼も払われるので立候補過多なくらいです。なーんの心配もありません!」


レイコは堂々とした態度でプレゼンをし、いつものボンクラ具合が嘘の様に思っている事もズバリと当ててくる。


「で、その本音は?」


「あなたの友人を保護する事で我が国に対する心象が良くなるかなーって。ちゃんと考えてるんですよ?行き先を聞いた時に念のため本部に友人を保護したいと打診もしてありますから。」


「ちょっと惚れてしまうくらいに見直したよ。」


「惚れなくて良いんでもっと褒めてください!さあっ!!」


「ここにおったかコラーーーーー!!」


馬鹿でかい聞き覚えのある声が響く。先ほどまでドヤ顔で褒められ待ちをしていたレイコは大きく体を震わせて膝から崩れ落ちて這うように俺の背に隠れた。顔だけ背からちらりと出してドラ子を観察している。人化していないドラ子をみて完全に腰が抜けてしまった様だ。頭をぽんぽんと撫でて危険が無いことをつたえる。


「おー早かったなー 首尾はどうだ?」


「ふふふ! 失敗などある訳なかろうが!!!ノガ様はもう元の住処に戻られた!」


「さすがドラ子!ついでにみんなをアルジェシュ城まで運んでくれ!」


「はぁーーーーーーーー!? もっとこう・・・ねぎらいの言葉とか感謝の言葉とかはないのか!!?」


「お前ならやってくれるって信じてたからな。あんまり大げさに感謝したら信じていなかったみたいで失礼だと思ったんだ。」


「あ・・おー、おん・・・んー?んーー」


基本的に馬鹿が付くほどの良い奴だから適当に理由をつけておけば折れてくれる。それに村に住むくらいの人間好きであるからおそらくロック一家を運ぶことも嫌とは言わないだろう。


「ドラ子・・ いや、アリス! 君にしかできないんだ。頼まれてくれないか?」


「くく・・!任せておけ! 我が実力を持ってすればそやつらを安全に運ぶなど造作もないことじゃ!! 大船に乗った気でおればよい!」


多少扱いに疑問はあったようだが頼み方を変えたら快諾してくれた。やはり馬鹿みたいに良い奴だ。こいつがスカルドラゴンだったことはロック一家には秘密にしておかなけれならない。


「あのー・・・」


普段うるさいレイコが控えめに声をだした。


「あ、紹介がまだだったな。こいつはアリスゲート・ノーツ。すごく良い奴だから安心していい。ドラ子ってよんでる。」


「は、はい・・・ レイコです・・・よろしくお願いします。」


「ふむ!智龍ノレッジドラゴンとは我のことじゃ! なに、そんなに縮こまるでない! 気楽にアリスと呼ぶがいい!」


ドラ子は着地と同時に人型へ変化しレイコへ手を差し伸べた。レイコは恐る恐るといった様子で手をだしたが、ドラ子はそれを勢いよくつかみ握手をした。


「ジョンさんはドラゴンとお友達で・・?」


「ん? あぁ、ドラ子以外にもいるぞ。ラースってやつだが、基本は良い奴だ。多分生きてるから今度紹介するよ。」


「ラースって・・・」


「ラスティグル・ドーツって知ってるか? 古い友人なんだ。名前が長いからみんなラースって呼んでた。」


「雷王龍!!?天災と呼ばれる古龍ですよ!?」


「あぁー、そんなこと言ってたな。酒さえ飲ませなきゃ良い奴だよ。器用な奴でな、あの巨体で料理・・・」


言葉を失っているレイコを横目にふとドラ子を見て納得する。隠れて人化して料理していたに違いない。あの時の疑問が今更解決するとは思わなかった。


「とりあえず龍種は頭がいいからそんなに怖い奴はいないよ。強力だから余裕があるんだろうな。一部の好戦的な奴以外は仲良くなれるよ。」


「そ、そんなもんなんですか・・・?」


「たまには良いことを言うではないか! 人族が思っているほど龍は狭量ではない!似た見た目のワイバーンやらトカゲやらと一緒にされるからそんなイメージがついているのじゃ!迷惑なことじゃのぅ・・・」


レイコはいまいち飲み込めないような顔をしているがいつまでも戦地の近くで談話している訳にもいかない。さっさとドラ子にアルジェシュ城へ連れて行ってもらおう。


「さ、みんなキャリッジに乗り込んでくれ。ちょっと狭いかもしれないがドラ子の力ならあっというまだろう。」


「ちょ、ちょっと待ってください!」


ぼんやりドラ子を眺めていたレイコが引き留める。本来ならこの反応が普通なのだろうが、ロック一家の順応力の高さのせいでレイコが浮いている。


「本国に連絡をしておかないと全力で迎撃されちゃいますから!」


完全に失念していたが確かにそうだ。いくらドラ子が友好的なドラゴンといえども自国に突然現れれば国や家族を守るために兵は命をかけて立ち上がるだろう。レイコの適応力がちょっと足りないとか考えていた先程の自分を殴ってやりたい。


「気が利かなくて申し訳ない! 打診してみて貰っていいか?」


「も、もちろんです! ただ通信術式の構築に少し時間がかかりますからしばらく待ってくださいね。それと・・・色の良い返事が来るとは限りませんから期待しないで下さい!」


確かにドラゴンが要観察者を連れて本国に行くなど誰でも許可しないだろう。うまいこと死者の秘石やら何やらを使って交渉してほしい。


「頼りにしてる。俺は少し戦況を探ってみるからロックさん達はお茶でも楽しんでいて下さい。レイコさんの交渉が終わった時までに戻って来なければ先に行っててください。ミチは辺りの哨戒、ドラ子はロックさんたちの護衛を頼む。」


ドラ子は頷き平らな石の上に腰かけ、おそらく200m程の範囲に警戒魔法を展開した。しかし、ミチは不服そうな顔で詰め寄ってきた。


「お館様!!」


「ミチ、強行偵察は俺一人の方が動きやすい。なんとか頼むよ。」


「・・・・・・次は必ずついて行きます!」


そう言うとミチは不機嫌そうな顔のまま辺りの警戒に移行した。ここはアスペリアの首都を見下ろせる周辺で唯一の場所だ。だが距離があるため観測にも砲台の建設にも向かない。よってモーゼス帝国兵が来ることは考えにくいが、警戒するに越したことはない。なんだかどこに行っても戦争の影がちらつき旅行が楽しめず、日記に書くネタが戦争だけになりつつある。


「ま、中立国なら大丈夫か・・・ レイコの代わりにすこしでも情報を持ち帰らなきゃな。ディテクション!」


念のため探索魔法を唱えて辺りに人影が無いことを確認し、収納魔法からいつ手に入れたか覚えていない仮面を取り出してかぶる。シンプルなデザインが怪しさ満点だが素顔を見られるよりは良いだろう。旧帝国兵の外套と大昔の連合軍の上着で正体不明を全力でアピールし戦場へと出発した。



ドラ子が一番苦労したのはノアとノガに会いに行くことでした。塔の位置は問題なくわかったのですが、数多の強力な龍を葬った銀狼族に会うのが怖かったわけです。ジョンが手紙を持たせていましたが問答無用で攻撃されるのではないかと気が気でなかったのです。しかし結果は意思疎通のできる客が来たことのなかったノアは喜び、お土産まで持たせる歓迎をしました。聞いていた伝承とのかけ離れた対応にドラ子の銀狼族トラウマは解消されました。


ファイアドレイクはノガと仲良くやっています。人化した時の見た目が15~17歳くらいと完全におねショタ状態・・・ 作品中でも一度出てきましたが龍種には話すための声帯がありません。しかし、龍言語を覚えることで魔法陣を振動させて疑似的に会話することができます。さらに人化することで個体特有の声を得ることができます。龍の体のままでは性別がわかりにくい理由がこれです。ちなみに言語を教えるスピードが速いのは教育ではなく知識のコピーが理由です。龍種の意識は極めて深層でつながっており伝えたいことをこの深層意識で伝達することができます。条件が大変シビアで、コピー元が伝えたくない事はコピー先に伝わりません。そのためノアが多くの龍種を葬った原因は他の龍に伝わらず漠然としたあいつやばい、危険!という事だけ伝わったわけです。ほとんどが好戦的な龍の腕試し失敗でしたが、一度だけ人間を守るために戦っています。そんな話も今後文章にできればと思います。


私の話ではこういう方向です。


ちなみに執拗にファイアドレイクと書いた上で地竜と書いていて笑いました。見つけた分だけ修正しています。誤字脱字・・・自分の目では見つけられない物ですね。

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