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絶対妹大戦  作者: 長門葵
11章~ドリームランドの扉の鍵~
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ドリームランドの扉の鍵Ⅸ


「うぷっ…気持ち悪い」


葵は顔を真っ青にしながらベンチに座っていた。


「絶叫マシーンばっかり選ぶからだよ」


千尋は苦笑いを浮かべながら、隣に腰を下ろした。


千尋と葵は最初の乗り物からすべて絶叫アトラクションを乗り続けていた。


葵も最初はアトラクションを素直に楽しんでいたが、余裕そうな表情な千尋を見て少しむきになってしまったのか、次々と絶叫マシーンを乗り継いだ。


結果として先に葵がダウンしてしまったということだ。


「ほれ」


「……ありがとー」


千尋から手渡されたジュースを葵は一気に飲み干した。


「かぁ~、生き返るぅ~」


「お前は親父かっ」


「いたっ!!」


千尋のチョップを受けた葵は涙目になりながら千尋を睨み付けた。


少し調子も戻ったらしい葵を見て千尋は安心しながら、パンフレットに目をおとした。


「時間も時間だし、お昼にしようか?」


千尋の問いに葵は無言のまま頷いた。




千尋は近くのレストランを見つけると葵の手を引きながらそのレストランに向かった。


幸いなことにレストランはまだ混んではおらず、すぐに席にはつけた。


「なにするか…って、さっきからどうしたんだ?ずっと黙ってるし、顔もいくぶん赤い気もするし」


「ソンナコトナイデスヨ」


「……何故、片言」


ウェイターが水を運んでくるのに合わせ、とりあえずコーヒーを頼み、パンフレットを取り出した。


「次はどこ行く?」


「………何処にでも」


「何を行ってるんだ?」


葵も自分がいっている言葉に気づいたのか、顔を真っ赤にした。


それを見て千尋は失笑した。


「な、なな、なんで笑うのさ」


「ごめんごめん。だって、先まで真っ青だったのに今は顔を真っ赤にして忙しいなぁって思ってさ」


その言葉に余計に顔を赤くする葵。


「な、なんでにぃには平気なのさ」


「え?」


「さっきまで手を繋いでいたのに、なんでにぃには平気そうにしてるのさ。私はもうドキドキで心臓が飛び出しそうなのに」


言われて気がついたのか、千尋は苦笑いを浮かべながらも鼻の頭を指先でかいた。


そのまま、気まずい雰囲気が二人の間にながれる


その空気を打破しようと千尋が口にした一言。















「とりあえず、何か注文しようか?」














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