料理が火を噴くバトルロワイヤルⅩⅡ
「さて、料理がでそろったところで結果発表〜。パチパチ」
敏樹が一人だけテンション高く、マイクを握りしめていた。
その隣にはどす黒いオーラを背負って正座する三名。
「絢に怒られた・・・お兄ちゃん、もうダメだ。あは、あはは」
虚ろな目をした千尋がとつぜん笑い出した。
その隣にいた2人も同じように笑いだす。
「おお、まなに麻貴・・・俺らはこの家にいられなそうだ。もう、三人で旅にでようか」
「ああ、お兄様。それはいい考えですわ」
「そうだ。旅に出よう!」
いかにも芝居だと主張するかのような口調で話す三名。
敏樹でさえ苦笑いを浮かべていた。
こんなもので誰の同情を釣れるものだろうか。
「ま、待って!!」
・・・間宮家長女が釣れた。
「ご、ごめん。私も言い過ぎたかも・・・。3人がそんなに追い込まれるなんて思ってなくて」
そのセリフに三人が同時に憎たらしいほどのどや顔を作った
「ああ、絢よ。そんな悲しい顔をしないでくれ。悪いのは俺たちなんだ。さぁ、行こうか」
千尋は更にわざとらしい芝居口調でしゃべる。
「そんな、ちぃくん。本当にもう怒ってないから!!行かないで!!」
絢は今にも泣きだしそうな勢いで叫ぶ。
そんな絢の元にまなが駆けつける。
「本当に許してくれる?」
「・・・うん」
千尋と麻貴がガッツポーズをとって手を握りあう。
「さて、なんやかんやありましたが千尋さん?」
「なんだ前園?」
「最終評価・・・でたかい?」
妹たちの視線が一気に千尋にあつまる。
「そ、それは・・・」
千尋の口からは誰もが想像しないような意外な言葉が!!




