水も恋も流れは廻るのだ!ⅩⅤ
お元気ですか、長門です。
最近、色んな作品を読むようになり、どの作品も前書きを書いてるので自分も書いていくことにしました。
でも、書くと決めたはいいもののなに書きゃいいんだろ(^-^;
まぁ、こんな感じでぐだぐだな何か書いていきます。
よろしくです。
新規オープンしたプールに来ていた千尋は、プールに隣接するショッピングモールの中にある『大衆食堂かもめ』に来ていた。
閑古鳥がハープ片手にバラードでも歌い始めそうなほど静かな店内で、千尋は泣きつぶれている店長兼料理長の沢崎幸太に出会った。
「せっかく来たのだから、ご飯食べてって」
と幸太が嬉しそうに言うので、各自は不安を胸に抱きつつ注文をしていった。
それを待っている間は、なぜか渚が持っていてトランプでダウトをしていた。
「漆黒の闇に覆われし我が邪眼に見通せぬものはないわ…ダウトだ」
「おひょ!?ぜってー茉奈ちゃん六のカードためてるっしょ、くそー」
「それは神のみぞ知るものなのですよ、さて続いてはな「ダウトだぞ」なって早いよ香菜!七全部持ってるのずるいよ~」
「ふふふ、勝ったもん勝ちなのだ!それ8!」
「はい、ダウト」
「ノーン!裏切りだぞ渚さん!」
と、なんとも騒がしく楽しんでいた。
千尋はそれを微笑みながら、見守っていた。千尋は参加しなかったというわけではない。敏樹、渚、香菜、茉奈のそれぞれがそれぞれで一定のカードを揃えてお互いがお互いを牽制しあってる中で、普通にプレイした結果、全員が千尋をマークからはずし、気づけば一番あがりということに。
そして、そこからは全員が全員で足の引っ張りあいを続けているのだ。
「おまたせ~」
そんな白熱した(?)ダウトゲームをしているところに間延びした声ともに、幸太が料理を持ってやって来た。
「見た目は普通だな」
敏樹がそんなことをいった。失礼だろうと思いつつも、千尋も同じ感想を抱いていた。何せこれほど不人気なお店だ。この世のものとは思えぬ未確認生命体的な何かが出されても不思議ではないと思っていたからだ。
「お腹ペコペコだ。いただきまーす」
香菜は恐れる様子もなく、ハンバーグを切り分けフォークで口に運ぶ。残りのメンバー(何故か幸太も)は不安そうな目で香菜を見守る。
吉が出るか凶が出るか。
ハンバーグを食べた香菜の口が少し開いた。
判定はいかに!?
「ウマイ!」
他のメンバー(何度も言うが、何故か幸太も)はホッと胸をおろし、何故か拍手を送る。そして、それぞれは目の前の食事に手をつけ始める。
「こっちの油淋鶏は酸味が聞いて美味いな」
「お兄さまの作るご飯に比べれば見劣りしますが、及第点なスパゲティーですわ」
などとそれぞれの料理も好評だった。気づけば全員ぺろりと完食していた。それを見て幸太は笑顔を浮かべながら泣き出した。
「ど、どうしたんですか幸太さん」
千尋が駆け寄ると、幸太は涙をぬぐて千尋の手をとった。
「ありがとう。最後にみんなを笑顔に出来て嬉しかったよ。美味しいって言ってもらえるのは久々で嬉しくなって泣いちゃった」
そういって微笑む幸太に千尋は心を打たれた。千尋が視線をテーブルに座る面々に向けると渚は小さく頭を縦に振り、敏樹は仕方ないと言いたげにいだずらっこみたいな笑みのまま大袈裟なため息を吐く。香菜と茉奈はお腹一杯になったせいか、船をこいでいた。
自分の悪い癖だと思いつつ、決心をして幸太に話しかける千尋。
「ねぇ、幸太さん。このお店は内装も素敵だし、外装も親しみやすい。料理の味もいいし出てくるスピードも悪くない。なのに何でこんなお客さんが来てないんですか?」
幸太は困ったような笑みを浮かべて、近くの椅子を引いて座った。小さくため息を吐きながら千尋の問いに答える。
「正直にわからない。僕だって失敗すると思ってこのお店を開いた訳じゃないからね。何でここまでお客さんに嫌われてるのか……理由は検討もつかないよ。……でも」
「でも?」
千尋が言い淀んだ幸太に先を話すように促す。幸太は眉間に皺をよせ、少し躊躇いを見せたが続きを話した。
「でも、こうなる前にちょっと一悶着あってね。もしかしたらそれが原因かもしれない」
「それって…」
何があったのですか?そう千尋が言おうとしたら、入り口のドアが勢いよく開けられた!
「それは私が説明しますわ!!」
きらびやかなドレスに盛りまくったまつげ。これでもかと身に付けられた宝石のアクセサリー。なんともまあ時代錯誤のお嬢様が現れたのだ。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
新キャラも登場ということで、これからも新鮮さをお届けできればと思っています!
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など感想、ご指摘、随時募集中です!
更新ペースは遅いですが、ご要望があればもっと更新早めたいと思うのでよろしくお願い致します!!
以上!




