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絶対妹大戦  作者: 長門葵
13章~年二回の大騒ぎ
123/162

年二回の大騒ぎⅦ

私の一番はいつだっておにいさま。


それはいつだって変らない。


だけど…。


一番ではないけど大切にしたい人がいる。


それは私の家族。


おにいさまも家族ですけど、それは偽りの家族。


そんな悲しそうな顔をしないでおにいさま!


いづれは本物の家族になるのですから大丈夫です!!


とりあえず、あと二年待ってください。


そうすれば、すぐにでも入籍できますから。


今から婚約発表してもいいんですよ。


ふふ。


怒らないでください。かるい冗談です。


話がそれましたね。


どこまで話しましたっけ。


そうそう。


私はお姉さまにお母さまをものすごく大事に思ってます。


ま ぁ、この話は対して関係ないんですけどね。


簡単に言うと前ふりです。


この前のことです。


アオ姉さまの部屋で毎回のごとく現状会議が行われたのですが…


ん?


なんの現状会議かって。


そんなのおにいさまとどれくらいラブラブになれたかの報告会です。


簡単に言うと自慢大会です。


そんな顔を赤らめて、おにいさまったらかわいい。


でも、この話は内緒ですよ。


お姉さまに怒られてしまいますから。


また、話がそれてしまいましたね。


その時とある話題があがったのです。


その話題は『おにいさまのどこを好きになったか』でした


いろいろでましたよ。


でも、そこで私はふと疑問に思ったのです。


私のおにいさまに対する気持ちはほかの家族に対する気持ちと何が違うんだろって。


それを思ったら急に不安になりまして、私はその疑問をお姉さま達に投げかけました。


そしたら、無言の空間ができました。


みんなその違いをわからなかったのだと思うんです。


一人を除いて。


え!?


よくわかりましたね。


そうです。香菜です。


あの子は言いました。


「好きと思ったから好きでいいんじゃねぇの」


いわれてみればその通りだなって思いました。


その話を聞いたとき、負けたなって思いました。


その場だけですよ?


でも、そういえる香菜がすごくうらやましいと思いました。


それと同時に、本当におにいさまのことが好きなんだなって感じました。


だけど、私と香菜は中等部で絢姉さまや麻貴姉さまのように近くにいれません。


ここまで話せば、わかりますよね。


掃除下手の香菜がこのチャンスをとれるわけがないんです。


だから、私は……

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