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絶対妹大戦  作者: 長門葵
13章~年二回の大騒ぎ
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年二回の大騒ぎⅡ

千尋は援護兵として各箇所の手伝いをするように言われ、今はのらりくらりと家の中をさまよっている。


いつも家事の大半は絢か千尋がやっているが、そこは千尋の自慢の義妹。


見た感じそつなく仕事をやっていた。


手の足りないところへ行って欲しいと言われたが仕事がない。


「暇だなぁ。ふぁ~」


「あ、お兄ちゃん」


暇を象徴するように大きな欠伸を噛み殺しているところに、絢がとてとてと走ってきた。


「どうしたんだい?自慢の義妹(いもうと)が一人、長女の(あや)


「なんですか…その説明口調は」


「気しないでくれ。これは久々にこのシリーズを書いた作者が、脳内整理をするために仕方なくやっていることだから」


「………何を言ってるの?」


「さぁ?俺にもさっぱり」


「「………」」


なんとも不穏な空気が流れてしまった。


申し訳がない。


「ご、ごほん」


なんとか空気をたてなおそうと気を利かせ、絢が大きく咳き込む。


「でね、お兄ちゃん。今、暇ですか?」


「ん?ちょうど暇を持て余し過ぎて死にそうなところだったよ。なんだ、なにか手伝いが必要か」


「ちょっと手伝ってください」


「うん。それは先程了承したよ?内容を知りたいんだが…」


「来て下さい」


「うん。ちょっと落ちつこう。話がかみ合っていないよ」


「行きましょう」


会話がちぐはぐのまま、千尋は手を取られ廊下を引き摺られ連行された。


「ま、いっか」


大したことはないだろうと抵抗をしなかった千尋。


この時なぜ抵抗しなかったのか。


千尋はこの後それを心底思うこととなる。


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