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要らないって言うから、捨てただけ。でも……  作者: 月白ヤトヒコ


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1/3

お母さんが、お前のこと要らないって言うから捨てに来た。

 子供視点。ひらがな多用で、ちょっと読み難いかもです。


 あのね、ぼく。おねーちゃんがいるの。おねーちゃんは、いつもイジワルなことばかりいうの。ひどいことばっかり。


 いつもおうちにいないのに、たまにかえってきて、ぼくにイジワルいうの。


 ぼくがいたかったりさみしくてさみしくてないてたら、


「あ~あ、全く。ビービービービー泣いてりゃどうにかなると思ってるガキって、ホント大っ嫌い。バーカ、早く泣きやめ」


 いつのまにかそばにいてね? それでね、それで……


「おら、顔洗え顔。タオル濡らして顔に当てとけ。ちょっとはマシになる。そしたら外行くからな、早く準備しろ。遅いと置いてくぞ~?」


 またイジワルいうから、いそいでじゅんびしたの。


「おっし、準備できたか。なら行くぞ。付いて来い。道ちゃんと覚えろよー? 帰りは一人で帰んな。あたし、途中で帰るからさ。覚えないと困んのお前だかんな?」


 ふわふわあるいてくおねーちゃんについていったらね、こどもしょくどうって、おなかすいてるこにごはんくれるとこでね? あったかくておいしいごはんもらえたの。


 ごはんたべておなかいっぱいになったら、おねーちゃん。もうそばにいなくてね? おねーちゃんにおいてかれたの。またイジワルしてひどいの!


 かえりみち、わからなくてくらいのこわく……なかったけど、ほんとだよ? こわく、なくて……ちょっとだけくらいのヤだっておもってたら、こうえんでないてるおんなのこがいてね?


「さみしいの……ねぇ、いっしょにあそぼ?」


 って、ぼくのてをひっぱったの。ああ、このこもさみしいんだとおもって、いいよ、いっしょにあそぼ? って、いおうとしたら、


「あん? なーに言ってんだボケが。寂しいなら……こんなとこで他の子捕まえる馬鹿してるよか、お前に酷いことした両親にでも遊んでもらえばいいだろ。とっとと家帰れ、このクソガキがっ!」


 バチ! って、おんなのこのて、おねーちゃんがはらったの。おんなのこは、おおきなこえでないてどっかいっちゃった。


「お前も、あんなクソガキ構ってないでさっさと帰るぞ。全く、これだからグズなガキは嫌いなんだ」


 おねーちゃんがこわいこえでいって、またイジワルいいながら……でも、こんどはぼくをおうちまでつれてってくれたの。


 おねーちゃん、いつもイジワルなんだけど……イジワルだけど、ちょっぴりだけやさしいから。イジワルいわれるのはきらいだけど、おねーちゃんはすきだったの。


 でも、ね……でも……


 あのひ。


 いつもぼくのことたたくおかーさんがね、


「アンタなんか、■■■■■■■■■っ!? 本当は■■■■■■のにっ!? これじゃなんの意味も無いじゃないっ!?」


 おっきいこえでなんかいったの。


「ああ、いいよ。あんなヒス聞かんくていいから。ちょっと耳塞いで目ぇ瞑っとけ。ああなったらもう、駄目だな……これ以上は……」


 おねーちゃんがぼくのまえにたって、さみしそうなこえでいっておかーさんをかくしたの。


 おかーさんがおっきいこえでギャーギャーさけんでかいじゅうみたいにおうちのなかこわしてるときに、


「おら、出掛けるぞ。準備しろ」


 おねーちゃんが、おでかけするって。それでね、おかーさんは? ってきいたら、


「お前のこと邪魔だって。嫌いだって。わかるだろ? こうなったら、もう疲れて動けなくなるまで止まらない。それまで、外出てるぞ。多分、今回は長いから……その間、いつもより少し遠くに行くよ」


 ぼくにカバンをもったかかくにんして、それで……それでね?


 あのね、バスとかデンシャとかのってね、おねーちゃんがここにぼくをつれてきたの。


 それで、それで……


「じゃあな。お前、今日からここで暮らせ」


 え? どういうこと? って、おねーちゃんをみあげたらね、


「お母さんが、お前のこと要らないって言うから捨てに来た。じゃ、あたし帰るから。ああ、そうだ。いいこと教えてやる。あたしやお母さんに復讐したいなら、幸せになれ。で、人に迷惑掛けたと思ったら、それに感謝して他の誰かに優しくしてやれよ? お前のお母さんが、できなかったことだ。お母さんにできなかったことを、お前が他の人にやってやれ」


 そういって、ぼくのことおいてちゃった。


「あたし、お前みたいな馬鹿でグズなガキ大っ嫌いだから。もう二度と会いたくない。でも、元気で暮らせ。お前のこと嫌いなあたしやお母さんのことなんか、さっさと忘れちまえ」


 ニヤリと、とってもとってもイジワルなこといっておねーちゃん、いなくなっちゃった!


 ひどいひどい! おねーちゃんのバカ!


 ようちえんみたいに、せんせいがいて。でも、おっきいこもちっちゃいこもたくさんいるばしょ。よーごしせつっていうんだって。


 おねーちゃんがぼくをここにつれてきたのにね、みんな……ぼくがひとりでここにきたっていうの。おねーちゃんのこと、だれもみてないって。へんなの……


 うん? おねーちゃんのおなまえ? しらない。


 おねーちゃんのおかお? わかんない。


 あのね、おねーちゃん。いつもね、パーカーのフードかぶってるの。くろにゃんこのおみみがついたかわいいフード。


 それでね、おねーちゃんのおかおわかんない! フードかぶってるりゆう? えっと、えっと……おねーちゃんも、おかあさんにたたかれて……おかおけがしてるから、かくしてるって。


 おかおみたいっていうと、


「お前なー。怪我して顔隠してる女の子の顔見たいとか、そ~んな意地悪言う男は嫌われんぞー? いいのか~?」


 って。だから、ぼく、おねーちゃんにきらわれたくないから、おかおみせてっていうのやめたの。


 それで、おねーちゃん、いつも……ぼくがおかあさんだいすきっていうと、


「あんなクソ女、早く嫌いになればいいのに。ホント、お前って馬鹿だよなぁ。あたしはな、そんな馬鹿ガキが大っ嫌いなんだよ」


 そんなひどいイジワルいってくるし、たまにしかおうちにいなかったけど、やさしかったの!


 おねーちゃんのいうこときくと、おなかいっぱいになれるばしょいったり、けがいたいのすこしよくなったりしたの。バスとかデンシャののりかたもおしえてくれたんだよ? すごいでしょ!


 だから、ちょっぴりイジワルでもおねーちゃんのことだいすき!


 それでね、ぼくにゃんこもすきなの。とくに、くろにゃんこ。


 おねーちゃんのフードのおみみ。くろにゃんこだから。くろにゃんこみつけたら、なでなでするの!


 読んでくださり、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
お姉ちゃんの正体は、幽霊なのか主人公が多重人格なのか?それとも、単に姿と気配を隠すのが得意とか? クソな母親モドキにはザマアがほしいです。そして、主人公とお姉ちゃんが幸せになってほしい…。
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