お母さんが、お前のこと要らないって言うから捨てに来た。
子供視点。ひらがな多用で、ちょっと読み難いかもです。
あのね、ぼく。おねーちゃんがいるの。おねーちゃんは、いつもイジワルなことばかりいうの。ひどいことばっかり。
いつもおうちにいないのに、たまにかえってきて、ぼくにイジワルいうの。
ぼくがいたかったりさみしくてさみしくてないてたら、
「あ~あ、全く。ビービービービー泣いてりゃどうにかなると思ってるガキって、ホント大っ嫌い。バーカ、早く泣きやめ」
いつのまにかそばにいてね? それでね、それで……
「おら、顔洗え顔。タオル濡らして顔に当てとけ。ちょっとはマシになる。そしたら外行くからな、早く準備しろ。遅いと置いてくぞ~?」
またイジワルいうから、いそいでじゅんびしたの。
「おっし、準備できたか。なら行くぞ。付いて来い。道ちゃんと覚えろよー? 帰りは一人で帰んな。あたし、途中で帰るからさ。覚えないと困んのお前だかんな?」
ふわふわあるいてくおねーちゃんについていったらね、こどもしょくどうって、おなかすいてるこにごはんくれるとこでね? あったかくておいしいごはんもらえたの。
ごはんたべておなかいっぱいになったら、おねーちゃん。もうそばにいなくてね? おねーちゃんにおいてかれたの。またイジワルしてひどいの!
かえりみち、わからなくてくらいのこわく……なかったけど、ほんとだよ? こわく、なくて……ちょっとだけくらいのヤだっておもってたら、こうえんでないてるおんなのこがいてね?
「さみしいの……ねぇ、いっしょにあそぼ?」
って、ぼくのてをひっぱったの。ああ、このこもさみしいんだとおもって、いいよ、いっしょにあそぼ? って、いおうとしたら、
「あん? なーに言ってんだボケが。寂しいなら……こんなとこで他の子捕まえる馬鹿してるよか、お前に酷いことした両親にでも遊んでもらえばいいだろ。とっとと家帰れ、このクソガキがっ!」
バチ! って、おんなのこのて、おねーちゃんがはらったの。おんなのこは、おおきなこえでないてどっかいっちゃった。
「お前も、あんなクソガキ構ってないでさっさと帰るぞ。全く、これだからグズなガキは嫌いなんだ」
おねーちゃんがこわいこえでいって、またイジワルいいながら……でも、こんどはぼくをおうちまでつれてってくれたの。
おねーちゃん、いつもイジワルなんだけど……イジワルだけど、ちょっぴりだけやさしいから。イジワルいわれるのはきらいだけど、おねーちゃんはすきだったの。
でも、ね……でも……
あのひ。
いつもぼくのことたたくおかーさんがね、
「アンタなんか、■■■■■■■■■っ!? 本当は■■■■■■のにっ!? これじゃなんの意味も無いじゃないっ!?」
おっきいこえでなんかいったの。
「ああ、いいよ。あんなヒス聞かんくていいから。ちょっと耳塞いで目ぇ瞑っとけ。ああなったらもう、駄目だな……これ以上は……」
おねーちゃんがぼくのまえにたって、さみしそうなこえでいっておかーさんをかくしたの。
おかーさんがおっきいこえでギャーギャーさけんでかいじゅうみたいにおうちのなかこわしてるときに、
「おら、出掛けるぞ。準備しろ」
おねーちゃんが、おでかけするって。それでね、おかーさんは? ってきいたら、
「お前のこと邪魔だって。嫌いだって。わかるだろ? こうなったら、もう疲れて動けなくなるまで止まらない。それまで、外出てるぞ。多分、今回は長いから……その間、いつもより少し遠くに行くよ」
ぼくにカバンをもったかかくにんして、それで……それでね?
あのね、バスとかデンシャとかのってね、おねーちゃんがここにぼくをつれてきたの。
それで、それで……
「じゃあな。お前、今日からここで暮らせ」
え? どういうこと? って、おねーちゃんをみあげたらね、
「お母さんが、お前のこと要らないって言うから捨てに来た。じゃ、あたし帰るから。ああ、そうだ。いいこと教えてやる。あたしやお母さんに復讐したいなら、幸せになれ。で、人に迷惑掛けたと思ったら、それに感謝して他の誰かに優しくしてやれよ? お前のお母さんが、できなかったことだ。お母さんにできなかったことを、お前が他の人にやってやれ」
そういって、ぼくのことおいてちゃった。
「あたし、お前みたいな馬鹿でグズなガキ大っ嫌いだから。もう二度と会いたくない。でも、元気で暮らせ。お前のこと嫌いなあたしやお母さんのことなんか、さっさと忘れちまえ」
ニヤリと、とってもとってもイジワルなこといっておねーちゃん、いなくなっちゃった!
ひどいひどい! おねーちゃんのバカ!
ようちえんみたいに、せんせいがいて。でも、おっきいこもちっちゃいこもたくさんいるばしょ。よーごしせつっていうんだって。
おねーちゃんがぼくをここにつれてきたのにね、みんな……ぼくがひとりでここにきたっていうの。おねーちゃんのこと、だれもみてないって。へんなの……
うん? おねーちゃんのおなまえ? しらない。
おねーちゃんのおかお? わかんない。
あのね、おねーちゃん。いつもね、パーカーのフードかぶってるの。くろにゃんこのおみみがついたかわいいフード。
それでね、おねーちゃんのおかおわかんない! フードかぶってるりゆう? えっと、えっと……おねーちゃんも、おかあさんにたたかれて……おかおけがしてるから、かくしてるって。
おかおみたいっていうと、
「お前なー。怪我して顔隠してる女の子の顔見たいとか、そ~んな意地悪言う男は嫌われんぞー? いいのか~?」
って。だから、ぼく、おねーちゃんにきらわれたくないから、おかおみせてっていうのやめたの。
それで、おねーちゃん、いつも……ぼくがおかあさんだいすきっていうと、
「あんなクソ女、早く嫌いになればいいのに。ホント、お前って馬鹿だよなぁ。あたしはな、そんな馬鹿ガキが大っ嫌いなんだよ」
そんなひどいイジワルいってくるし、たまにしかおうちにいなかったけど、やさしかったの!
おねーちゃんのいうこときくと、おなかいっぱいになれるばしょいったり、けがいたいのすこしよくなったりしたの。バスとかデンシャののりかたもおしえてくれたんだよ? すごいでしょ!
だから、ちょっぴりイジワルでもおねーちゃんのことだいすき!
それでね、ぼくにゃんこもすきなの。とくに、くろにゃんこ。
おねーちゃんのフードのおみみ。くろにゃんこだから。くろにゃんこみつけたら、なでなでするの!
読んでくださり、ありがとうございました。




