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026 自分が作った物語を、誰かが楽しそうに読んでいるところを想像しよう。かつて自分が、誰かが書いた物語を楽しそうに読んでいたように。
自分が作った物語を、誰かが楽しそうに読んでいるところを想像しよう。かつて自分が、誰かが書いた物語を楽しそうに読んでいたように。
あなたはきっと誰かが作った小説を読んで、自分も書いてみようと思ったはずだ。誰かが書いた本を手に取って、ワクワクしながらページをめくっていったはずだ。
そして、今度はあなたが小説を書いている。そしてそして、今度は別の誰かがあなたの本を手に取って、ワクワクしながらページをめくるのだ。
つまり今、あなたが書いている物語は、そういった類いのモノなのである。




