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024 作り始めの、妄想と期待だけで小説を作っている時期が1番楽しい
作り始めの、妄想と期待だけで小説を作っている時期が1番楽しい。ある程度形ができてきて、妄想や期待だけでは立ち居かなくなって、現実が見えてくるころは本当に苦しい。それでも形を刻み続けなければならないんだ
小説を書き始めた時は、とても楽しい。それこそまだ見ぬ冒険に旅立つ主人公のように、あらゆる可能性しか感じない。
しかし書き進めていく内に、そうもいかなくなってくる。様々な制約がでてきて、書かなくてはならないことも増え、ミスも生まれ、本当にうまく書けているのか疑心暗鬼になってくる。
だが完成させるためには自分を信じながら、そんな道を歩き続けなくてはいけない。それが本当の作家の姿なんだ。




