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012 結局のところ、構成などをしっかり練ることが近道
結局のところ、構成などをしっかり練ることが近道
小説を書こうと思ったならば、サクサクと本文を書いていきたいものである。一見そうすることが、自分の空想を手っ取り早く形にできるからだ。
しかしそんな感じで進めていくと、必ずといっていい程、行き詰まる。理由は道しるべがないからとか、色々な設定に不整合が生じてくるからだ。
そうなると一端筆を止めてこれからの展開を考えなければならないし、不整合による修正が必要になると物語をさかのぼって修正しなければならない。さらに一部分を修正したことで、さらに他の修正が必要になるかもしれない。
ただしガッツリと構成を練り過ぎるのも良くないと思う。時間がかかるし、後で構成を変えるときに大変だ。程よく道筋をつけといて、重要なことを抜けなくできればいい。
とは言ったものの、どのくらい構成を練って小説を書けばいいのかは、個人差がある。全く構成を練らない方がいいという人もいる。結局のところ、自分で自分に合うスタイルを見つけるしかない。




