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102 常に読者が欲しがるような何かがある、と思わせ続けること
常に読者が欲しがるような何かがある、と思わせ続けること
小説を書くのは、大変なことである。
にもかかわらず、読者は冷徹であり、非情であり、おまけに薄情だ。好みに合わなかったり、何かが気に食わなかったりすれば、すぐに剥離れていってしまう。そしてたいていの場合、そのまま戻ってくることはない。
それでは何が原因なのか?
まずは自分の書いた小説の、読者層をつかむことが大切だ。自分の作品のジャンルや作風から、どのような読者が読みに来てくれるかを考えればいい。
そしてその読者層から、その人たちが好きそうな展開を考え、書いていくのだ。あるいはそんな展開を匂わせるように、書いていけばいい。
そしてそんな読者に、常に期待させ続けなければいけない。期待できる何かがないと、読者はまたも離れていく。
主人公が活躍しそうだとか、恋が成就しそうだとか、ザマァしそうだとか、何かの謎を掲示し続けるとかいった工夫が必要だ。
それらはあなたが読者だとして、本を読む理由、と言えるかもしれない。




