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【前書き】梶野が万博にハマるまで



 万博の通期パスを買いました。

 なのでとりあえず、何か書こうと思い立ちました。写真は撮りまくってるんですが、スマホだと心許ないし。それにやはり、文章書きは文で表現してこそですから。


 まずは万博にハマったきっかけなど。

 

 梶野は大阪育ちの兵庫住みで、万博までは電車で30分くらいです。行こうと思えば気軽に行ける距離なんですね。


 あと、梶野の代表(拙)作である「神風VS」は冒頭から夢洲で始まり、付近を中心に進むストーリーだったりします。シンパシーは最初からありました。セルフ聖地巡礼を兼ねて、一度くらいは行くつもりだったんです。まあ「神風」の舞台は令和元年で、万博は出てこないんですがw


 最後に背中を押したのは、マスコミの宣伝攻勢ですね。もちろん悪い方向での。

 ネットやテレビで連日垂れ流される、具にもつかない万博叩き。何故か対応を迫られるデザイナーさん方に、上から目線で食ってかかる素人集団。なんじゃこの状態。

 天邪鬼な梶野は逆に燃えました。もはや現場に出向き、この曇りなき(まなこ)で見定めるしか!てなもんです。(胡乱(うろん)な目)


 ただ、この時点では通期パスを買うことになるとは思っていませんでした。

 梶野はケチですから、電車代込みで元が取れるか考え抜きました。結論は「最初は夜間チケットで様子を見よう」です。3700円とお安いですし、混雑も避けられそうだし。私は人混みも行列も可能な限り避けたいクチなので。


 たいした万博でなければ、夕方からざっくり見回って、「こんなもんか」と納得すればよし。観光だって何度も行くものでなし、雰囲気さえ知れればそれで十分だろ……くらいに思っていたのです。ついでにデマチェックできれば、それでいいやと。


 そういう小賢しい計算を、全部ブットばしたのが、あのリングでした。

 いやもうね。凄かったです。

 語彙が足りなくて情けないですが、あらゆる意味で圧倒的な建造物ですアレは。昔、万里の長城に行ったことがありますがそれに匹敵する、いやそれ以上の感動だったかも。


 屋根を歩くもよし、屋根下で休むもよし。

 内には各国の華やかなパビリオンを見下ろし、外には関西の街並みや太平洋を見渡せる。

 世界をつなぐ、広大な「円」のデザイン。

 夜は光に彩られ、神殿のごとき荘厳さを(かも)醸す。

 ギネス認定された和製の巨大木造建築物。

 完璧過ぎませんかね、これ?

 

 ぶっちゃけ、リング見るだけで元が取れます。

 前書きで力説しすぎな気もしますが、本気です。

 それぐらい凄い。梶野、ぞっこんです。


 他に私がぐっと来たのは、異国情緒ですかね。

 梶野は3度ばかり海外に行ったことがありますが、異国の街の風景、特に夜が大好きでした。北京の路地裏で青空麻雀に混ぜてもらったり、パリのゲーセンで黒人とスト2対戦したり、サイパンのホテルで人懐こい犬と延々鬼ごっこしたり。


 どれも楽しい楽しい思い出ですが、あの時の空気感が万博にはありました。多様な人種のスタッフや観光客。遠く聞こえる耳慣れないBGMと異国語の呼び込み。流れ行く人波を眺めながら酒を煽ると、何とも心地よい気分になれるんです。


 おっさんになるとそう気楽に海外には行けません。金も時間も気力も足りなくなります。でも万博なら、地下鉄に乗るだけで海外に行ける。

 それなら通期パスを買う意味があるな、と。ごく自然にそう思えた次第です。


 ぶっちゃけ、最初に行った際はパビリオンにそこまで価値を感じていませんでした。予約も調べもしなかったくらいですし。

 ただ、何度か通う内、こちらも素晴らしい体験だな、と。パビリオンもコモンズも未知の体験の宝庫です。世界各国が巨額を投じて、宝箱を並べているのが万博です。ただその価値は、わかる人間にしかわからないものかもしれませんが。


 梶野はドケチですが、資料と本には金を惜しまないと決めています。そういう意味でも、万博はかつてない巨大な資料。半年限りの機会を逃すのは、創作者の端くれとしてあり得ない。


 まあそんな感じで、梶野は万博に通うことに決めました。

 このエッセイはそんな日々を、あまり肩肘張らず、思い感じたことをたらたらと書き綴る予定です。裏技とか無縁なので、ガイドとは思わないほうがいいです。有名パビリオンとか、最後まで行かない可能性がありますし。あくまで個人的な備忘録優先です。私、忘れっぽいので。

 

 前書きを締めくくるに辺り、コピーと同じ「創作者なら万博に行け!」と宣言しておきましょう。「馬鹿は東大に行け!」的なノリです。


 いやでも本当に、ファンタジー好きとかは絶対行くべきだと思いますよ。テンプレ外の作品書きたいならなおさら。生で本物見れる機会、なかなかないですからねー。




 


 

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