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3話「宿屋と吸血」

~あらすじ~

『亜人同盟会』からの依頼で、

ビルを根城とするヤバめな集団を倒した

人間のフィル・リコレットと

吸血鬼のラピス・エレクトリア。


依頼達成を伝えに支部長に会いに行くと、情報と今日の寝場所を貰えた。←今ここ


☆前書き☆

今回はゆるめです。キャラ ブレが激しい.....


実は汽車が走ってて産業革命ぐらいの街並みなのに、

鉄筋コンクリートの建物があるというとっても謎な世界観だったりします。

なお建物の内装はほぼ確実に洋風(外装は稀に和風の場合もある)。


今回はフィル一人称視点です。

たぶんこれ以降の話は一人称。

宿屋に案内された私達は、夕食を摂り部屋に入った。


部屋は案外広く、5人程度までなら泊まれるように思える。


窓際にはソファーと小さな机、

部屋の角には2台のベット、

部屋の壁際には二脚の椅子と机が置かれている。


「...今回の支部長は太っ腹ねぇ。二人で泊まる広さじゃないでしょうに。」

「そうですね、それだけこの町には余裕があるんでしょう。いいことです。」

椅子に座りながら言葉を交わす。


「はい、どうぞ」

腕に巻いていた包帯を外し、フィルに差し出す。

フィルはそっと口を近づけ、尖った犬歯を突き立てる。

じわりとあふれ出た血をゆっくりと飲む。


「んっ、やっぱり不思議な感覚ですね...」

熱いような、熱が奪われていくような、痺れるような(かい)とも不快(ふかい)とも、とれる感覚に目を細める。

最初の内は全然慣れなかったし、痛いばっかりで怖かったけど、

慣れればダメなことをしてるような背徳感と独特の感覚が癖になる。

それに貧血で倒れたりしたら、とびきり優しくしてくれるから。


夢中になって血を吸っている。時折当たる舌が、くすぐったい。

数分後、満足したのか、腕から口を離し、傷口を拭う。

体が妙に火照る。頭を振って冷ます。


「ご馳走様。体調に変わりはなさそうね。」

妖艶に紅く濡れた口元に目線が引き寄せられる。

「んっ//,,,,,,そう、ですね。...これからはもっと風邪に気を付けないとですね。」

上ずりかけた声を静め、思考を切り替える。

「そうね。あなたほぼ毎年寝込んでるものね。」

「まぁ、どれだけ気を付けても、ダメなときはダメですからね.....」


その後、私達は晩御飯を食べ、湯あみをして寝間着に着替えた。


まともに髪を拭かず、剣を磨いていた姉様に声をかける。

「髪、拭いてください。さっき風邪に気を付けないと、って言ってたばかりじゃないですか。」

「面倒くさいもの。それに、拭いてくれるでしょう?」

「....はぁ、これで断れない私も私ですね。」

「ありがとうね。」


受け取った剣を鞘に戻してベットに立てかけておく。


葵色というのだろうか、灰色がかった明るい紫色の髪を優しくタオルで拭く。

ライターの火を魔道具(ネックレス)とうちわを操り、火傷しないような温度の熱風を出しながら手で梳く。


「終わりましたよ。」

「.....んぇ.....?」

声が半分寝かけだ。首に手を当てるとあったかい。


「布団で寝てください。私の腕の中じゃなく。」

「......いっしょに寝よ....」


この人(姉様)はいつもこうだ。警戒心が強く、独りよがりで、

でも身内には甘えたがりで、寂しがりで、誰よりも優しい。

いつも自分を本当より強く大きく見せるような人だから。

だから私は姉様(この人)と一緒に旅を続けているんだ。


私がささやかな助けになれていると信じて。


「はぁ.....わかりました。まったく、変なところで子供っぽいんですから。」

焦点の合っていない目とはにかんだ表情に屈してしまった。


布団を被せ、私が布団に入ったころにはもう、姉様は寝ていた。


「おやすみなさい。」

せめて、夢の中では幸せで。


眠る二人を横目に、満月は天頂で(うた)う。


3話「宿屋と吸血と」END…To be continued and May they have happy dreams.




〜吸血鬼の特徴〜

・背中にコウモリのような黒い翼(ちょっとだけ飛べる)

・怪力(10歳ぐらいで成人男性並みはある)

・夜目が効く(暗いところでは目が光っているように見える)

・紅い目と白い肌(日差しを浴びても全然日焼けしないがめっちゃ痒くなる)

・血が必要。最低2ヶ月に1回(飲まないと衰弱していく)

・自己治癒力が高い。

・血を飲むと一時的に自己治癒力が大幅に上昇する。

・が、純銀で怪我すると治らない。(傷の周りごと抉れば治っていく。)

・純銀でなくても銀合金で怪我すると治りにくい。(純度が高ければより治りにくい)

・唾液には免疫向上、治癒力増強作用がある。

・基本的にカナヅチ。

・ニンニクが苦手。(ごくまれに好きな場合もある)


聖水と十字架は効かないよ!

昼に活動している吸血鬼もいるよ!(実は夜型の方が少ない)


☆後書き☆

ラピスがセルフドライヤーしてるのって、相当頭おかしい(誉め言葉)ですからね。

魔道具がないと多分無理です。皆さんも挑戦してみましょう!(自己責任でお願いします。)

それはそうとして、吸血シチュって、いいですよね。

ラピスはむっつり。SでもMでもない。


ーー読まなくていいゾーン(作者の愚痴)ーー

首に吸血したら出血、止まらなくない?

位置にもよると思うけど神経とか筋肉とか切れるよね....

というわけで腕(肘と手首の中央ぐらい)に吸血させてます。

キスと一緒で吸血も位置によって意味があったりする。




明日も投稿します!!



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