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ギルド登録

コツコツコツ…


ヒカリエが見えてきた。だが、俺の知っているものはそこになかった。ビルの上層部分がまるで斜めにバターでも切ったかのような状態になっている。


「これはすごいな!…切れた残骸みたいなのが地面に突き刺さっているな。」


「楽園のメンバーなら誰が出来そうかしら…ご主人様を含めても10名ぐらいしかこんなことはできませんわ!」


「リリア嬢、それは間違いですぞ、リンカ殿の眷属はわしらなど相手にならんほどの猛者ばかりじゃ!」


「確かに、ボブ蔵さんのいう通りかもな。りんかちゃんの眷属は、この世の理から外れているからな。」



その頃、楽園では…


「クシュンッ…!」


「どうしちゃったんだ、りんか~…くしゃみするなんて珍しいじゃないか!」


「みゃーーお」


「また、そーやって変な声出すんだかんなー…うちは知ってるんだからな。りんかが、はる兄ちゃんの部屋でこそこそ楽しい事しようとしてるの~!」


「み、みゃぉ…モカ…内緒にしてて…」


「あ~!やっとしゃべったな~。えへへへ……」


ワシャワシャ……


「モカ、いい子…だから、主には…んめっ…」


「そんなことより、モカ…主様のお母様が殺されたって……さっきアリシアから…聞いた…」


「それってマジなのか⁉…はる兄ちゃんの…ングッ…ぶっ殺してやる!…」


怒りに満ちた魔力が、モカの周囲に広がり、空気が震える。怒りの感情にこたえるかのように、地面が揺れる。



「ウチ、バカだけど…でも、これだけは分かるもん!はる兄ちゃんを悲しませる奴は、絶対許しちゃいけないんだ‼」


「気持ちは一緒…!でも、我慢する…今は主様の命令…待つ…!」


ポンポンッ…


りんかが、モカの頭を優しくなでる…


「あら、お二人とも何をされているのかしら?…外から見るとなかなか微笑ましい光景だけれど…その顔を見る限り例の件ね…、でもあまり興奮しすぎてはダメよ!楽園の仲間が驚いているわ…」


「ごめん……ウチ、またやっちゃった。」


「アリシアのいう通り。……主の命令待つ…それまで戦力強化…」


「わかったぞ!いっぱい筋トレして、はる兄ちゃんに褒めてもらっちゃうぞ~…じゃ、ダンジョンの敵、ぶっ倒してくるな~!」


そう言って、彼女は駆けていった。


砂煙が見えなくなったころ…


「本当にモカさんは元気満々ですわね……まぁ、そのおかげで助かることも有りますが。…」


「みゃ~ぉ!」



地上に戻る……今、俺たちはヒカリエの中にある探索者協会日本支部に来ている。


「この扉を開ければ協会だな。……二人ともわかっていると思うが、俺のことは『佐藤 直人』って事でお願いするよ。」


「もちろんでございますわ~直人様!」


「わしも準備はできとるぞ、佐藤殿」


「じゃ、遠慮なく開けちゃうね…」


「ガチャッ…ギィーッ」


俺たちは協会の中に足を踏み入れた。中は異世界モノのギルドと同じように中央に受付カウンターがあり、壁に無数の依頼書が貼られている。

少しびっくりしたのは、受付の女の子かの有名なエルフだった。胸のサイズはモカにも負けていない…俺は凝視してしまった。


「直人様…入り口で立ち止まっては迷惑になってしまいますわ!」


「リリア嬢の言う通りですぞ!…佐藤殿はエルフを見るのは初めてのようじゃな」


「すまない…少し驚いただけだ。…絡まれないうちに登録を済ませるぞ!」


カウンター前まで歩みを進める。今はお昼ご飯の少し前ということも有り、探索者はまばらにしかいない。


「いらっしゃいませ。ぼ、探検者協会へようこそ。今日はどのようなご用件でしょうか?」


ちょっと緊張しているエルフのお姉さん、大丈夫かな……?


「すまないが俺らは冒険者登録が初めてなんだが、登録をお願いできるか?」


「全員が登録が初めてということで宜しいでしょうか?」


「そうです…。」


「かしこまりました。こちらの登録用紙にご記入くださいませ。登録には少々時間をいただきますが、どうぞご了承ください。」


エルフのお姉さんは最初こそ、間違えて焦ってはいたが、 丁寧に説明してくれた。

でも、胸デッカイなぁ~。

俺たちは、おっぱいエルフの受付嬢から渡された登録用紙を見つめた。

名前、年齢、職業、スキルなど、様々な情報を記入する欄が設けられている。

順番に記入していく。



名前:佐藤 直人(偽装)

職業:剣士

レベル:30

スキル:火魔法レベル3、風魔法レベル3、身体強化レベル2

装備:鋼の鎧、鋼の剣

称号:なし


思いっきり噓だが、偽装魔法でステータスを偽装しているから、怪しまれることもないだろう。リリアは職業が拳闘士、ゴブ蔵さんが重戦士と記載した。レベルは俺のより3倍ぐらい大きい数値に設定している。

設定としては、ダンジョン探索で一攫千金を目指しているパーティーだ。



「ご記入して頂きありがとうございます。それでは、登録のためにこちらの用意した魔道具に手をかざしてください。探索者カードを発行するために魔力の登録が必要となります。」


「分かりました。…ここに手を置いて、どうすればいいんですか?」


「そのままじっとしていて下さい。自動で魔道具が登録を行います。」


(一分後)…


「お待たせ致しました。こちらがあなたの探索者カードです。これを持って、様々な依頼を受けることが出来ます。支援や特典が受けることが出来ますので、大切に保管してください。」


こうして、俺の人生二度目の登録が終わったのである。


「あっ!…そう言えばお姉さん、依頼ってそこに貼ってあるのを見て持ってくればいいんですか?」


「えっと、もしかして佐藤さん達は協会に仕事の依頼したこととかもないんですか?」


「はい、勉強不足ですみません。」


「あ、直人様!そんなに謝らなくたっていいですわ~そこのあなた、依頼の件…説明してくださるかしら?」


さっきのやり取りが癇に障ったのか、リリアが軽くムカついていた。思ってくれるのはいいんだけど、もうちょっと耐性を持って欲しいな。


「は、はいっ!…先ほどは失礼いたしました。…ご説明させていただきます。」


受付嬢のおっぱいお姉さんは、リリアの軽い殺気にあてられて、さっきまでとは違い妙に落ち着きがないように手が震えている。


「さ、先ほど言っていたように気になる依頼書を持って来て頂ければいいのですが、探索者カードにはラ、ランク制が有ります。依頼書に各適正ランクがございますので参考にしてください…」


「すまんが、ランクは何をしたら上がるんじゃ?」


「ランク制では探索者のか、換金額と貢献度によってランクが決定されています。……ランクはFランクからAランクまでの階級があって、S級が最高ランクとなっています。」


「ってことはさ、俺らがダンジョンとかからアイテムとか魔物の素材、持ってくればいいってことだよね?後は…貢献度ってどういうのでもらえるのかな?…」


「こ、貢献度は依頼書の達成度合いで決定されます。……例えば、薬草の依頼ではその薬草が依頼書に書かれているものと同一のものなのか…そして期日までに納品されたかを基準にきめています。」


「わし、いいことを思いつきましたぞ!…一度にたくさんの依頼を達成してしまえばいいんじゃないかの!」


「おじ様、ナイスアイデアでございますわ~これで歴代最速ランカーになれますわ!」


「ふ、ふたりとも声が大きいよ!静かにしてて~」


「コホンッ…」


「念の為に言わせて頂きますが、アイテムとかを別の場所で購入して持ってこられてもポイントには換算されませんからね。」


「そんな恥ずかしいこといたしませんわ~!」


「リリア、あんまりお姉さんを困らせちゃ駄目だよ。…では、早速依頼書を見させていただきます。」


トコトコトコ…


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!」


と思ったら


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