表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/17

リリアとゴブ蔵さん

はるが尋問されているころ…【リリア編】


「ご主人様、大丈夫かしら~?」


リリアの目の前には、鋭い目つきをした女性軍人が立っていた…


「なるほどね…噂通りの美人さんだこと。だけど、そんな顔で今までどれだけの男を騙してきたのかしら?」


「どうしちゃったのかしら~?不細工なお姉さん。わたくし…あなたのように有象無象に興味があるわけじゃないんですのよ!…フフッ…」


わたくしの挑発に我慢できないのか、ゴリラのような表情をする……あっ!この方は、ご主人様が言っていた…モンキーハンターのキャラクターですわ~


「チッ…まあ、良いわ!あんた達はハゲメット様が失踪した日、どこにいたのかしら?…まさかと思うけど、貴族に取り入って何か企んでいたんじゃないでしょうね?」


「………。」


「答えなさいよ。黙っているつもり?いい加減、顔だけじゃ通用しないって事を教えてやるわ‼…どうせ、ご子息とふらちな事でもしたんでしょ…?」


「さっきから黙って聞いていたら、なかなか面白い冗談を言いますわ~!…わたくし、あなたとは違って、誰彼構わず夜ばいを仕掛けるような女では無いんですの‼」


自分の立場が上だと慢心する、軍人に精神攻撃をしてみましたわ!……それにしても失礼な方ですわ~ご主人様以外の方とは、そんな事考えられませんわ…


「何様のつもり?あんたみたいな女が、偉そうに!どうせこれまで男たちに媚びて、楽な道を進んできただけでしょ…⁉」


「これ以上疑うのなら、証拠を持って来て頂けるかしら~?わたくしの一途な思いに嫉妬するのは構いませんけれど、嫉妬していても何も変えられないんですの~!」


わたくしがそう言うと、彼女は少しの沈黙の後…負けを認められないのか、殺気を飛ばしてきたんですの……


「……………一緒にいたあの男だって…!」


「ドガァーーンッ…」


「何かおっしゃいましたか~⁉お嬢さん…?」


わたくしのご主人様を悪く言おうなんて、身の程をわきまえて欲しいですわ……あらら、少し殺気が強かったかもしれないですわ…泡を吹いていますの…⁉



はるが尋問されてるころ…【ゴブ蔵さんの場合】


「それで、わしらに何様なんじゃ…?」


わしの前には若い見た目の眼鏡をかけた男がいた。


「君たちに聞きたいことは、グレイナル子爵家のご子息の失踪についてですよ。」


「グレイナル家?…すまんが、聞き覚えが全くないですぞ…!」


「知らないんですか!…グレイナル家はレスティア帝国でも有力貴族の一つに数えられるんですよ…!」


「すまないが、今初めて聞いた名じゃ…」


わしがそういうと、部屋の隅にある赤い宝石で出来ている鏡に文字が浮かんだ。


「噓では無い様ですね…。」


「もちろんじゃとも…そこにある赤い宝石ののやつが魔道具とかいうのかの…?」


「分かりますか!…こちらは僕が作った魔道具なんです…。いわゆる、噓発見器のような物です…。」


「素晴らしい作品ですな!だが…これはちと大きすぎやしないか…」


「そこが問題なんですよ!…対象者の記憶領域に干渉して、情報を読み上げるのですが…その部分がどうしても大きくなってしまって……」


どうやら、研究熱心な男の様だ…そこから2時間ほど魔道具の話をして、休憩を取りに行った…


「カチャッ…」


はる様が現れた…


「ごめん、我慢できなくなって…軍人さんヤっちゃった!」


「気になさらなくて大丈夫ですぞ!…それより、わしの担当の者は話してくれそうですぞ!」


「本当かい!…なら…あれっ、どこにいるのかな…その人…?」


「話し疲れて、今は外にいるらしいですぞ。」


「そっか…なら、先にリリアの方に行っちゃおっか…!」


俺たちが話していると、重く何かを壊したような鈍い音が外から聞こえた……


「なんじゃ!…今の音は…」


「嫌な予感がするけど…行ってみよっか…」


俺達が、リリアの部屋の前に着くと、尋問をしているとは思えないほど静かだった…


「コンコン…」


「リリアいるのかい?…俺だよ…はるだけど…」


「ドカンッ…」


俺は、ドアの勢いに負けて吹き飛ばされた…


「ご主人様………!どこにいらっしゃいますの~?」


「リリア嬢、目の前におられますぞ……!」


「えっ!……も、もうしわけございませんの!」


「だ、大丈夫だよ……!少しびっくりしたけど怪我はないから……それより、そっちはどんな感じだったのかな?」


「何故だか分からないのですけれど…途中で泡を吐いて気絶してしまいましたの~」


「そっか…まあ、ゴブ蔵さんの方の人が話してくれそうだから…大丈夫だよ…!」


その後、俺たちはゴブ蔵さんの部屋で話をしていると、例の魔道具作りが好きな人がやってきた……


「ガチャッ…ゴ、ゴブ蔵さん!……って、なんでいるんですか…あなた達…⁉」


「すまんな…驚かせてしまって…質問があれば答えますぞ…」


「わ、わかりました…何となく察してますけど、アルビダさんとレグルスさんはどうなったんですか…?」


「アルビダとやらは気絶しているそうじゃ、レグルスとやらは…お察しの通りですぞ!」


「皆さん、やっぱり強かったんですね…!…一応言っておきますけど、僕は戦う気なんて一切ないですからね…!質問とかあったら全部話しますし、だから…」


「分かった…。俺達も誰彼構わず、敵対したいわけじゃないからな…」


「お名前は…はるさん…で大丈夫ですか?」


俺の本当の名前を知っていたため、身構えてしまった……


「何で俺のことを知っているんだ…!」


「す、すみません!…悪いかなって思ったんですけど…僕が開発した魔道具が街のあちこちに置いてあるんですよ…それで、名前を呼ばれているのを聞いちゃって…因みに僕はエルって言います…!」


「その情報は他に誰が知っているんだ?」


「僕しか知らないですよ…本当ですよ。他の人達は、僕の魔道具の事信用してくれてなくて…」


「完全に信じるわけではないが…なんでお前は俺たちの質問に答える気になったんだ?」


「え、えっと…アルビダさんはともかく、レグルスさんはこの地域の隊長なんですよ……あの人を簡単に倒しちゃうって事は…めっちゃ強いって事だから…」


「言いたいことは分かったが、情報を漏らしたら粛清とかないのか?」


「も、もちろん…あると思いますが…ここで死んじゃうの嫌だし…帝国のこと好きじゃないから…家族もいなくなっちゃったし…」


彼は本心を寂しそうな表情で告げた…


「そ、そうだったのか…。質問に全部答えるのなら俺たちがかくまってやってもいいぞ!」


「ほ、ほんとうですか!…何でも話します…。」


その後、30分ほど質問をしたのだが、いろいろと語ってくれた…


・レスティア帝国の現皇帝

(現国王ガルディウスを皇帝とする帝政をとっている。皇帝の年齢は約500歳で、かなり慎重な性格をしている。本来はダンジョンの転移とともに世界各国に侵攻する予定だったが、3年ほど情報収集をしてから始めたようだ。)


・帝国貴族の変身について

(一定の戦闘力があるものは任意で変身可能。基本は命の危機に変身する。この事象を帝国内では神化というらしい)


・母親を殺すように命令した、ゲルグード公爵について

(現国王の弟にあたる。性格は残忍で、政敵を片っ端から暗殺してると思われる男。趣味は多種族を拷問すること。)


エルはかなり色々話してくれたな…。だが流石に、法案の立法にどう関わったかは知らないようだ…。一般の兵士がそんな内部情報を知っているはずがないから、仕方ないか…

 因みにだが、エルの魔道具は日本中にバラまかれているようで、その情報をリアルタイムで見ることが出来る様だ…。


「質問に答えてくれてありがとな。取り合えずだが…今回の問題が解決するまで、アジトみたいな場所があるから…そこにいてもらってもいいかな…?」


「いいんですか…?すごく嬉しいことですけど…」


「もちろんだ。俺は、約束は守るからな…。それに、アジトに入る前に俺の仲間から少し質問とかもあると思うから、セキュリティー的には問題ないよ…!」


「もし良かったら、ゴブ蔵さんと一緒に行きたいんですけど…いいですか?」


「そういうと思って、準備は出来ているぞ…!少し待ってくれな…」


そういうと俺は、転移魔法の詠唱をした…


「―――転送せよ、次元の彼方へ(ディメンション・スライド)!」


「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


「今後どうなるの!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援をお願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ