5話 天敵との戦い第一ラウンド
今回は天敵出てきます。皆の意見は普通と言われる
龍輝君が活躍する……? 勝負師 伊藤龍輝。
生徒会の初仕事。運動部巡りです。サッカー部等
モブな所はカットさせて頂く。え? 面倒だから
書かないんでしょ? そうだ! その通りだ!!
「えーと野球部とあと陸上部だな……」
「うん……」
陸上部で葵の天敵 伊達理香。そいつがいるせいで
2人共憂鬱です。はい。○○の憂鬱です。
「まあ野球部行くか。陸上部は俺が何とかする」
何とかって言ってもまあ葵と天敵様が出会わければ
大丈夫だ。安心安全アフターサービス再び登場。
「おっ。龍輝と葵様ではないか。えっ、ちょっと! 待って! 葵様…… 」
剛が茹でタコになって再び来た。まあ剛に主将呼んでもらってさっさと回収するか。
「葵様と一緒にいるの卑怯だぞ」
「いや生徒会の仕事だし」
「くっ。卑怯だぞ。卑怯だぞ。卑怯だぞ。卑怯だぞ」
「俺と葵には何もないぞ。てか主将呼んでくれ。
プリント回収にきた」
「はいはい」
剛は葵の事好きすぎるだろ。茹でタコになるのは
いつか克服しろよ。試合で打てなくなるぞ。
応援に連れてきたら。まさしくタコってか。
はいどうも。ね○っちです★
さっ。ここから問題ですね。天敵を見に行きましょうかね。
「あれが伊達理香か……」
陸上部の練習場所についてすぐ分かった。1人存在感を放つ伊達理香。そして側近2人。
「葵。お前はどっか行ってるか? 会うの気まずい
だろ? 」
「いや……大丈夫。大丈夫だから」
「まっ。天敵には用ないし」
「すいませーん! 生徒会の仕事で来ました。プリント回収です」
と俺が軽く言う。葵を見つけた陸上部の奴は皆わいわいしてる。いかに人気かわかる。天敵は睨んでるけどね。あー怖っ。
「とりあえず部長呼んできます! 」
「よろしく頼む」
うむ。仕事が出来てよろしい。おーっと天敵と
葵が話している。これは聞かねば!
「よく来たね、葵。私達に潰されて恨みでも晴らしに来た? 正直キモいし。帰ってくれる?」
「別に生徒会の仕事で来ただけよ。そっちこそ
黙ってくれる? 」
女の喧嘩は怖い! はい! ここテストに出るよ!
「えーと何の話してるんだ?」
「あんたは邪魔」
邪魔って……てか側近は黙ってくれるかなぁ。側近って案外邪魔だな。天敵様やりますね。葵も強がってはいるが押されている。
「てか話聞いてたんですけど葵って怪我してるんですかね?」
「聞いてたの? キモッ。怪我とかしてないから」
天敵様が喋ってきた。怖いよママー!!
「てなわけでもういいでしょ? 今度顔みせたらどうなるかわかってるよね? 」
「てか葵を怪我はさせたのはわかった。でもたぶんもう治ってるんだよな。体育も普通に出来てるし」
「だから何だって言うの?」
「葵にトラウマ植え付けておいてその言い方はないでしょ」
「何? 葵の事好きなの? キモいんだけど」
「好きとか言ってないんですが。憶測で言うのやめてくれますかね。」
葵はもういいと言う目線を送ってるが下がれない。
「てか葵を嫌ってるのは全て負けてるからでしょ。
今陸上部のエースで満足ですか?」
「何? 一回殴られたいの?」
「殴ればいいじゃないですかね? その場合あなたが問題になりますからねぇ? 」
煽りには慣れてるもんで。言い方変えてみました。これぞネットの力。アンチには要注意やで!
「腹立つ。それなら体育祭で勝負しない?」
「勝負?」
「葵グループと私グループで勝負する。それで勝ったらもううざい事やめてくれる? 」
「うざい事って……てかお前のグループの方が陸上部とか多くいて不利だろ」
「なら男女混合リレーね。文句ない?」
「ない」
男女混合リレーなら男女4人のリレーだし、そこまで力の差は出ない。葵の復活は必要だけど……
「ずいぶんと余裕だな」
「葵はどうせ私と勝負しないだろうし、私で勝てるし」
おお……ナルシスト。まあ勝てると思ってこの勝負を挑んできてるしな。さすがにここで騒ぐのは得策じゃないというのもわかってる。でもお前には……
そうすると
「あのー。プリントってこれですよね? 」
天敵との戦いですっかり忘れてました。これが本題だ。皆様も忘れずに!
「ありがとうございます! 行くぞ葵」
「うん……」
こうして天敵との戦いはひとまず休戦。会長にプリントを提出して葵と2人で話している。
「ごめんなさい。私のせいで」
「気にするな。だいたいわかった。あとは体育祭で勝つだけだ」
「でも……勝てるとは限らないし」
「勝てる。葵が走ればな」
「でも怖いの。怖くて怖くて走れないの」
「そうか……まあいろいろと策はあるから大丈夫だ」
葵はトラウマがあるのだろうか。普通に走れているけど天敵の前では走れないとか。わかるわー。あの嫌いな奴と席替えで一緒になった時の恐怖。嫌いな奴とかに話かけられたら急に話せなくなったりするんだよなぁぁ。一緒にしていいのかな? これ?
それからクラスでの選手決め。俺は足は速いのでリレー選手に毎回選ばれる。理不尽だよな。でもあれだからな? 足が速くてモテてた時もあったからな?
幼稚園の時の話だけどね! よくモテるよ! 足が速い奴! だいたい幼稚園児〜小2だ。テスト出るから。
「奈々ー。提案していいか?」
「いいよ! どした? 」
俺は会ったことを全て話した。奈々もある程度は葵から聞いていたようだ。そして俺が提案したのは……
「奈々 俺 剛 葵で男女混合リレーに出ること」
これが最善策と考えた。奈々は足が速いし、剛はそこまで速いっていうわけではないが持久力がある。
あとは葵と俺で勝てるはず。葵の復活は必要かな……
しかし俺は足速いぞ? なんで速いのかはわからないけど……あの運動会とか体育祭とかであいつあんな速かったのか現象起きるから。
それから体育祭までの日はとことん練習した。もちろん生徒会の仕事も平行してやってたし、天敵の偵察もした。油断につけこむのが勝負の鉄則だ。亮会長と桃副会長からも激励してくれたし……勝つしかねぇ。
そして体育祭ーーというか天敵との戦い。それだけだな。勝つためにここまでやってきた。絶対に負けられない戦いとでも言っておこうか。さあさあ第二ラウンド始まるかぁ! おっすおらそん○くう!
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