38話 バレンタインにチョコより甘いカップル
ラストまでもう少しお付き合いを……
いろいろ冬休みにあって……でも時が経つのは早いもので。
バレンタイン。無縁だった俺にも今年は関係あるわけで。まぁいろいろあってカップルになってね……
これなんか皆からリア充乙、みたいなのこないよね?
大丈夫よね?
学校に行くと奈々が向かってきた。
「はい! 龍輝にあげる!」
「あんがと、奈々」
「まぁ龍輝は私より葵の方がよかったみたいだけど?」
「いやその節はどーもすみませんでした」
「腹立つ」
「とりあえずお返しはもらったティッシュでいいか?」
「やっぱりまだそこら辺治ってないんじゃない?」
「いや、葵はその辺も楽しいって言ってたぞ」
「うわ……それを私に言う?」
「もともとお前が煽ってきたからだろ」
その後、剛からのほも……じゃなかった。友チョコと、朱音からももらったが、葵からはまだだ。
「俺は果たしてもらえるのか……」
そうなっている間に部活となり、生徒会でも全然なく、下校となった。
「葵、まぁ帰ろうか……」
「元気ないね? どうしたの?」
「いやなんでもない」
「はいこれ」
そう言ってかわいい袋をパックから取り出した。
「いやお前遅いんだよ」
「だって帰りに渡した方がインパクト強いと思って」
「なんでだよ。まぁありがとうごさいます」
「ホワイトデーのお返しは期待してないよ?」
「さすが理解している」
「それとも今お返ししてもいいんだよ?」
「なんだよ、その小悪魔顔」
「お前、後悔すんなよ?」
クリスマスは葵が奪っていったが、今度は俺が奪っていく。
「そんな勢いよくしなくても……」
「もともとはお前のせいだからな」
「龍輝君は私の事好き?」
「そりゃ大好きだね、葵は?」
「私も大好き」
そう言って葵と俺はまたキスをしたのだった。
チョコよりも甘い2人でした。ツイッター方もよろしくです。感想とか、ブクマとかしてくれると嬉しいです!拡散とかもしてくれると泣きますw




