32話 最終日はあっという間に
修学旅行編ラストです
修学旅行もあっという間に最終日。今日はユニバだ。最終日で18時出発なので皆必死だ。俺達は皆でまわっている。
「貸切じゃないのかよ……来年はこっちの方に予算をまわそう」
「僕はノーコメントとしておくよ……」
一般の人もいるので有名な所とかは長蛇の列になっている。
「じゃあれ乗ろう! あれ空いてるよ! 」
そう言ってきたのは奈々だ。
「なんかいかにも危なそうなジェットコースターや。
やめと……」
「乗ろ! 」
という事で乗る事になりました。てかこんなのあった? 違う世界の気がする。僕こわい。
「いや、これは高い……待って。あっ」
そう言ってる間に急降下。
「うん? 」
見てみると葵の手が触れている。お前もこわいのか……流石に完璧美少女ではなかった!そして俺に急所の一撃だったんですね。
「大丈夫かぁ〜」
終わると葵に話しかけた。
「怖かった……」
「お前でも怖いと思うんだな」
「私は怪物じゃないわよ……」
その後いろいろまわり、お化け屋敷的な所に行くことにした。
「これは怖い……」
「龍輝! びびってんのか! 」
「剛、足が震えてる」
中に入ると道が分かれてるし、暗闇なので全然わからない。みんなともはぐれてしまった。
「おーーい? 誰かーー? 」
そう言って歩いてると何かにぶつかった。
「いてて……」
「その声は龍輝君? 」
「その声は葵か……」
「とりあえず中間ポイントまで行ったら明かりをくれるらしいからそこまで行くか」
「うんっ! 」
そうして中間ポイントまできた。
「やっと明かりが……ってうん? 」
「え? 」
そこにいたのはまさしくお化け屋敷のレベルを超越してるクオリティのやつ。うんそういうやつ。
「「ぎゃあぁぁ!! 」」
そうして走って逃げるとまた道がわからなくなった。
「はぁっ、はぁっ。大丈夫か葵? 」
「ううっ……怖いぃ」
「俺も少し無理してきたの間違いだったな。あはは……」
「あそこ……」
「おっ光が見える! 出口か? 」
そう言って近づいていくと出口と書かれていた。
「よかったぁ」
「やっと出れたな。奈々達はまだ来てないか? 」
「みたいね」
そうしていると……
「ぬぉぉぉ」
剛と奈々が来た。少し遅れて森脇も。
「これはトラウマや」
「うん……」
「僕も疲れたよ」
そうして日は落ちて集合時間までもうすぐとなった。
森脇はついに……告白する。
「葵さん、僕と付き合ってくれないかな? 」
「森脇君……ごめんなさい」
俺はイルミネーションをみていた。
「葵か」
「うん。恋って言うのは重いものなんだね……」
「森脇振るとはさすがだな」
「私には好きな人いるんだよ。最近できたの」
「そうか」
この心のモヤモヤはなんなんだ。
「そろそろ集合時間だよっ!行こ龍輝君! 」
笑顔で葵は言った。俺はその笑顔をみて思った。
「俺は好きだったんな……あいつが」
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