表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/47

18.8話 後夜祭 〜葵編〜

今回は葵編!

 完璧S級美少女。私は昔からそう言われてきた。でも完璧なんかじゃない。だって私は……1人だと何もできないんだもん。昔から親と比べられるのが嫌で頑張ってきた私。けど本当は勉強とかも好きじゃなかった。けど高校で変わった世界。そして私自身も変わった。だから私はーー


「お母さん来たのね……」


「あら? 別にいいでしょ。それより何この底辺レベルの文化祭は。こんな高校通わなくてもいいのに」


「高校までは自由にさせてもらうっていう約束よ」


「それよりあなたの友達は?あの男の子」


「龍輝君? 龍輝君は秘密の場所で寝るって言ってたよ」


「そう。変わってるのね。挨拶しようと思っていたけど残念ね」


本当に私はこの人が苦手。というより嫌いに近いかも。私のことなんか見てなくて。自分の仕事のことと、私を将来どこに就職させるしか考えてない。


 でも私は高校生になり、親友と呼べる友達ができた。とても嬉しかった。同時に羨ましいとも思った。

私もーー


「あなたなんかに私の人生決めさせない」


「生意気ね。本当誰に似たんだか」


堂々と言ってやった。私は龍輝君と気が結構あうかもね。だって私もこういう人、嫌いだもん。


 後夜祭。どう過ごすかは全然決めてなかったけど、最後に点呼があるらしいのでとりあえずキャンプファイヤーの所に行くことにした。


「青春かぁ。私も今過ごせてるのかなぁ」


「うん? あれは……」

龍輝君が走っていったのが見えた気がする。何があったんだろう? カップル同士がダンスを踊ってる所をかいくぐり、龍輝君が見えた所に向かって走る。


その時……キャンプファイヤーの火が消えた。

「びっくりしたぁ。ころびそうだった……」

龍輝君はどこにいったのかはわからなかった。その時男の子が私にぶつかってきた。この人もつまずいたのだろうか。


「気をつけてくださいね」

私はその男の子に優しく声をかけて元の場所へ戻ることにした。


いよいよ文化祭も終わって選挙が始まる。2学期は大変だなぁ……と強く思った。



ツイッターの方もよろしくお願いします!

感想評価是非是非!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ