表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/47

18.2話 後夜祭 〜亮会長編〜

後夜祭亮会長編!

 文化祭、俺の最後の仕事。これで俺は生徒会を引退する。そして今日、勝負の時だ。まずは1日目を振り返ってみる。俺は奈々とまわっていた。


「奈々、これあげるよ」


「うわ〜! 会長ありがとうございます! 」


そう言って俺が奈々に渡したのは、文化祭で行われていたゲームの景品のキーホルダーだ。何でもこの学校の文化祭には3つの伝説がある。その中の1つに……


「文化祭中に女の子にプレゼントすると幸せになる」


という伝説がある。俺はとても意識してしまっていた。龍輝とかは信じていなかったけど。


 そして後夜祭。いよいよ俺は人生初めての告白をする。奈々は俺が初めて好きになった人。俺が会長になった去年、奈々と過ごした日々は楽しかった。しだいに意識していた。もう俺は生徒会長を引退する。もう時間がない。告白するのも今日しかないと思う。


「奈々、今までありがとう」


「なんか会長に面と向かって言われると照れますね」


「はは。俺も言ったのはじめてかも」


俺と奈々は話していた。まぁ誘っていたんだけどね。


「奈々、話がある」


「はい……」


「俺と付き合ってくれないか? 」

勇気を出して言った。うまく言えてるのかはわからない。正直頭の中は真っ白だ。


「ごめんなさい。私実は好きな人がいるんです」


「そうか……」


「でも会長にそう言ってもらえたのは本当に嬉しくて。本当に……」


そう言って奈々はどこかに走っていった。俺は何も考えられなかった。


「これが失恋か……」


そうしてキャンプファイヤーの所にいくと、桃がいた。


「あれ?亮ふられた? 」


「ふられたよ」

俺は苦笑した。苦笑っていうのかなんてわからないけど。


「そうか……まぁこれからも人生長いんだし」


「はは。桃、励ましてくれてありがとうな」


「長い付き合いだから当然でしょ! 」


「あ〜あ。伝説なんてくそくらえだ! 」


「あはは。だね! 」


そうしてキャンプファイヤーの火は消えた……



感想評価お待ちしております!

ツイッターの方もよろしくです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ