18.0話 後夜祭 〜龍輝編〜
後夜祭編スタート!
さて後夜祭だ。後夜祭と言ってもする事はない。
てかキャンプファイヤーでもないし、火が消える時に触れた女子と結ばれるとかにも興味ない。告白もしない。まぁ最後に点呼があるから、終わりの時間ぐらいに行けばいいか。
文化祭もいよいよ終わり。会長達は引退だ。次は俺らの番! と言いたいが、果たして当選できるのかだよなぁ。え? 何話してるんだって? 暇だから独り言を心の中で言ってるんだよ。
『文字数稼ぎ』
うん?なんか聞こえたけどまぁいいか。
「そろそろ行くか」
そろそろキャンプファイヤーの火が消える頃だ。後夜祭もいよいよ終わりか。
「皆楽しそうだな」
行くと皆の敵のリア充が踊っていた。そこの君、爆発しろとか言わない!
「あれは……」
奈々が泣きながらどこかに走っていった。何があったのかだいだい察しはつく。で、俺がする事は決まっている。
「ほっとける訳ないよな」
俺は皆が踊ってる所なんて気にせずに、ただ奈々が見えた所に向けて走る。その時……火が消えた。急に視線が暗くなる。俺もつまづいてしまった。
「大丈夫ですか? 」
そう言ってくれて手を差し伸べてくれた。それは誰かはわからないけど女の子というのは理解できた。
「あ、ありがとうございます。では急いでいるので」
「気をつけてくださいね」
そうしてまた俺は奈々が見えた方向に走り出す。そこで俺はふとこんな事をふと思い出した。
「火が消える時に触れた女子と結ばれるか……まさかね」
そんな伝説はあるわけないと思っていた。けど俺は確かに意識してしまっていた。
ツイッターの方もよろしくです……




