16話 文化祭1日目 後編
文化祭編続きです！
わたあめを買った後は剛がいる野球部の所に行った。
「おっ！ 龍輝達じゃねーか！ 」
剛が手招きする。
「ストラックアウトか」
「おう！ 野球部だからな！ 景品もあるぞ！ 」
「葵」
「了解」
俺と葵はわかってるか？ という目線で話した。これだけでわかる俺達とはいったい……
「いぇーい！！ 」
「葵さんすごいね」
「森脇。これぐらいで驚くな」
「え？ でもすごいよ」
「当然だ」
おきまりのパーフェクト。
ちなみに景品は剛のサインボールだった。将来活躍したら高い価値になる！ と言ってだが、明らかに資金不足だったよな野球部……
「てかもうすぐゴミ捨ての当番だな。葵、行くぞ」
「あ、そうだね。森脇君行ってくる！ 」
「いってらっしゃい2人とも……」
「森脇？ なんかあったか？ 」
「なんでもない」
「そうか」
そう言って俺らはゴミ捨ての当番があるので教室に向かった。
「いいなぁ……これは僕しくじったね」
と森脇がつぶやいたことなんか知らないで。
「うぉっ。すごいゴミじゃねーか」
人が多い文化祭では食べ歩きも危ないので休憩所は結構人がくるとは思っていたがまさかここまでとは。
混沌とした世界がよかったんだな。わからんもんだ。
「龍輝君、あれ奈々たちじゃない？ 」
「ほんとだ。まあ静かにしとこうぜ」
ゴミ捨てに行く途中に、奈々と亮会長を見つけたがスルーしておこう。
そして1日目もいよいよ終わり。1日目にも終わりの式？ みたいのはあるが、明日の2日目には後夜祭がある。そこでキャンプファイヤーがある。てかキャンプでもないからダンス会になっちゃうけどね！ 昔から好きだった奈々に告白しようとする亮会長にもチャンスの時だろう。なぜなら
「後夜祭で告白して成功したら一生愛は続く」
といういろんな漫画とかラノベにありそうな伝説。でもそれは確かにある。俺は信じてないけどな！ 女はこんなロマンチックな恋に憧れてるし、告白されたらイチコロだろ。ちなみにこの学校の文化祭は3つの伝説がある。そこは1つの方が良かったのに……。
1「 後夜祭で告白して成功したら一生愛は続く」
2「文化祭中に女の子にプレゼントすると幸せになる」
3「後夜祭のキャンプファイヤーが消える時に触れた女性と結ばれる」
明日はどうなることやら……
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