9話 いろいろある日常
まさかの連続投稿。
テストも終わりもうすぐ夏休み、と言いたい所だがまだまだいろいろある夏休み前。
「葵可愛いーー! 」
ミサイルという異名を持つ奈々が騒いでいる。まだ朝だそ。テンションあげあげほいほいやね。いや来るのはわかってたけど。ちゃっかり俺もバックにつけてるから隠しておこ。奈々面倒だし。うん。
放課後生徒会室。え? 放課後? 大丈夫。
いや何が大丈夫かわからないけど。
「でお二人は仲良くデート行ってきたのか? 」
「亮会長。そんなんじゃありませんよぉ……」
「楽しかったか? 」
「それはまあ楽しかったですけど」
「お前も幸せ者だな」
「お気に入……おっと資料提出してきます」
「よろしく」
亮会長に禁句のあれを言いかけた。セーフ! ちなみに禁句の答えは何かな? わかった方は感想を送ってね! え? 感想もらいたいだけ? いやこれは参加型ですから。データ放送と一緒。たぶん。
「生徒会はこれから忙しくなるわね」
生徒会室に戻ってくると葵が話しかけてきた。
「だな。夏休みから文化祭の準備始まるし、もうすぐ選挙だもんな」
「当選するかしら? 」
「亮会長のコネで大丈夫」
「だーーめ! 」
生徒会のこのメンバーもいよいよ文化祭で終わりだ。文化祭で今の生徒会は解散。そして選挙もある。
当選すれば本メンバーだ。少し悲しいけど。
生徒会のやりとりもあるが普段の学校で他にもいろいろある。それが進路希望調査だ。俺だけじゃね? 決まってないの。とりあえず進学と書いておこう。
まあでも俺は頭はいい方だし、行こうと思ったらまあだいたいはいける。はっはっは。
「剛。お前はどうするんだ? 」
「俺はもちろんプロ志望だぜ! 今年こそは甲子園に行くぜ! 」
剛は1年夏準優勝。秋ベスト4。惜しくも甲子園には届いてない。まあ1年から活躍するのも化け物だけど。
「頑張れよ。今度応援行くから」
「葵様も誘ってくれ! 神! 」
「わかってる、わかってる」
ちなみに今年の県高校野球決勝は夏休み初日の土曜だ。剛がいるから勝つ。大丈夫だね。うん。
そしていよいよ夏休み初日前日。終業式だ。改めていろんなことがあったなぁ……まさか生徒会やら会長やら葵やらいろいろありすぎて疲れたね。うん。
面倒な先生の話は例の必殺技を発動だ。じゃ!
「終わったねーー!」
「奈々は夏休みどうするんだ? 」
「遊ぶ! あと皆でどこか行きたい! 」
「どこかか。いいかもしれないけど、お前は宿題を1人でやれ」
「葵ーー! 助けてーー!」
「それより明日剛は決勝戦だぞ。応援応援」
「だねーー! 」
「葵も行くだろ? 」
「え? いいの? 」
なんで葵はいつもこう質問するんだか。
「いやいいだろ」
そして土曜日。決勝戦。剛は4番ショートだ。試合は一進一退の攻防で7回を終わって4ー6で負けている。
「葵。アルプスから声かけたら次の打席剛は打つぞ」
「サヨナラ満塁ホームランだね! 」
「俺らは表が攻撃な」
8回の表は7 8 9番があっさり凡退。しかし裏の守備で剛はファインプレーを2回。ショートは球がよくくるから守る。こうしてショートになった剛はまさしく一流の守備だ。なんだこいつ。チートか。そして9回の表ーー。
1番ヒット 2番バントで 3番凡退。おい3番! 拷問するぞ!
「4番ショート 佐藤君」
盛り上がるアルプス。たくさんの歓声。
「剛! 剛! 」
俺らも声を出して応援する。そして初球!
「よっしゃ! 」
おそらく長打がホームランだ! と思っていたらまさかのファインプレーでゲームセット。これが野球。あっさり終わってしまった。あのラーメンよりあっさり。
俺らは出口で待っていた。
「あ、剛! 」
「負けたな。強いわ相手」
「大丈夫。阪神よりましだよ。外野がくら○とだったらよかったね」
「はは。ありがとう」
「剛おつかれ! 」
「剛君惜しかったね」
「2人もありがとう。また来年だよ」
「ねぇ。来週どこか行こ!! 」
「奈々どした? 急に」
「皆で剛の元気を取り戻そう会も兼ねて! 」
「はは。でもいいな。のった! 」
「同じく」
「葵は? 」
「私来週の土曜日じゃなければ大丈夫! 」
「土曜日なんかあるのか? 」
「私の両親が……」
夏休みもイベント盛り沢山確定ガチャ。おつかれ。
ちなみに本文のクイズの答え。答えわかるかな? まあ簡単だからわかりますよねw
答え送ってくれてもいいんですよ?
すいません!調子に乗りましたw




