タウン
異能力が滅びたと思われたこの世界には稀ではあるが、ポツポツとバケモノに異能力を吸われることなく異能力を持ち続ける者や、異世界からの民に選ばれ刻印を背負わずには居ることが出来ない人など様々な人が普通ではない生活を送っている。
異能力を持たない政治家や民たちの混乱を避けるために密かに作られた組織があった。それは警察や消防署、自衛軍などとコンタクトを取り合い人の皮をかぶったバケモノを退治、危険や無害であっても異能力を持つという希少であり、人からの差別から逃れるために異能力を持つ幼い子供から大人までの幅広い年代がこの組織に居座っている。
子供から大人まで、そして危険値や無害と異能力の幅もでかい。そのために定期的に検査してはその者にあった地帯に送られるという非常に安全な場所が設備されている。
『黒上くん早くついてきて……こっちよ』
検査結果から僕は危険値が高い区域に配属された。
危険値によって住む場所も環境も変わる。
危険値がCまでのF区域、
危険値がBのR区域、
危険値がAからSのU区域、
そして危険値がS+の最大級のX区域、
あとは異能力もない本部働きの人や従業員の住むα(あるふぁ)区域。
主に5つに分けられ僕はU区域住みとなった。
U区域でもAとSとでは全く違い力の制御出来ない半人前な危険値Sの人も居たりもする。いわゆる僕のような人のことだ。
つまりは区域内でもみんながみんな仲良しって言うわけでもないらしい。
ぼくの背中に焼きついた刺青のような刻印には複数の種類があるという。
その中でもチカラが強いのが闇の民と言われるダーク的な感じの種と天の使いとも言われる闇の民の敵【光の民】
皆が見な、刻印があるという訳でなく選ばれたものだけ。そしてこの2種族はチカラが強いと言われるためにこの地区であっても刻印をしているのは僕をいれて二人だけしかいなかった。
幼くまだ4歳であり、力の性で不気味がられ両親に金で売られてしまったという男の子だった。
それと同時に僕もこのこと同じだと思うと仲間ができた気がして……。
それにしても僕が住むこの区域……この男の子がいる場所だけがやけに暗かった。光も何も無いし…。
『闇の民は光に弱いの。黒上くんだっていま外の光を浴びてしまうと病気になるわよ』
『病気?』
『光を浴びた闇の民は怪我するの。カラダが極端にやわるせいで。』
『死にはしないなら別に……』
『闇の民の事だからよくは知らないけど……あまり甘く見てはいけない』
そして、その事をよく噛み締め僕は同じ闇の民の刻印をつける幼い男の子と一緒に住むことになった。
『お前……名前は?』
『なぅう!(ないよ)』
『……僕は黒上ソラって言うんだ。』
『そぉお?』
『だからお前に極端ではあるけど……名前つけてやるよ…。"アオ"……それがおまえの名前だ』
『あぉお!』
『お前……言葉あまり知らないんだろ……僕がたくさん教えてあげるよ』
『ほぉに?(本当?)』
『あぁ……同じ闇の民同士……いや…………なんでもいい。アオ……言葉をたくさん覚えてリムを驚かせてやろうな?』
『あぅ!(うん)』
そして数日後
『リムおばさん……バァカぉ(バカ)』
リム『黒上くん、純粋なこの子になんてことを覚えさせて』
『リム……ブシャイク』
『黒ぉがぁみぃ〜』
『アオ……こっち来い。逃げるぞ』
『あう!』
いちどはこういうネタしたかったのです。弟に悪い言葉教えちゃいましたネタを。
アオ君はなんでも許されちゃいます!
アオisプロフィール
4歳
目は青い
大人しいがわんぱくでもある。