ユリス学内ギルドを作る
次は明日更新します
次の日の朝
「あーよく寝た」
「ユリスおはよう」
「おはようエル」
なぜ僕の部屋にエルがいるかと言うと昨日の夜泊まったからだ。他にもリシアさんとギルさんも泊まっている。皆我が家が夜でも明るいことには驚いていた。温泉は皆に大好評で、アリシア姉上はなぜ今まで隠していたとギルさんやリシアさんに怒られていた。リシアさんには美容にいいことがバレてものすごく睨まれていた。
「ね、エル昨日の牛のミルク飲みに行かない?ものすごくうまいらしいんだ」
「いいね、行こう」
エルも行くとのことなので入り口を展開させようとするとドアがノックされた。
コンコン 「お兄様アリスです、あけてください」
ドアを開ける「どうしたのアリス?」
「お兄様またアリスに無断で美味しいものを食べに行こうとしましたね?」
「な、、なんのことかな?アリス?」
「とぼけても無駄ですお兄様、お兄様レーダーが反応したです」
「なんだそれは?」
「お兄様がアリスの知らない所でおいしいものを食べたり、面白いことをしないよう監視するにはどうするべきか悩んでいたら夢の中でヘンな神様がくれたです。」
ヘンな神様だとまさか
「アリスそのヘンな神様自分のこと自由神とか言ってなかったか?」
「はい、言ってました。」
やっぱりあのくそ神!!
「それで何をもらったんだ?」
「お兄様が何か企むとすぐにわかるスキルです」
「何!!」
「あ、お兄様神様から手紙です」
はい、と渡してきたので手紙を受け取る
「え~なになに?拝啓ユリス君元気そうで何よりだ。そんな元気そうな君の妹が悩んでいたから可愛そうだと思い特別にスキルを付与しておいたよ。有りがたく思いたまえ。え?おまえがそんな理由でスキルを渡すはずないだろうて?大当たり。単に面白そうだったからだよ。さ、これで妹から逃げれなくなったねどうする?ユリス君笑
「あのやろう」
「もう1通天使さんからも」
「え??ミディアから?え~と、今回のことは私の管理監督不行き届きです。本当に申し訳ありません。
今回のことはすぐに創造神様に報告したところかなりお怒りになりラノベ没収ゲーム禁止になりました。
アホ神はごめんなさいと泣いていましたが自業自得です。創造神様は今回と前回の罪滅ぼしに何でも1つ願いを聞いて下さるそうです。願いが決まりましたらユリスさんの家の神殿から創造新様に願いを告げてください。そうすれば叶えてくださるはずです。この度は本当に申し訳ありませんでした。それではお元気で
ミディアも大変そうだな
「ユリス何が書いてあったの?」
「それはまた今度説明するよ」
「それよりもお兄様何をしようとしてたんですか?」
「昨日の牛のミルクを飲みに行こうかと話してたんだ」
「ならアリスも行きます。早く行きましょう」
「わかったよ、展開」
入り口をモンスター達の近くに設定する。モンスターと言ってもこちらから攻撃しなければ大人しい生き物だ。
直接近づきコップにお乳をしぼり入れる。濃厚な甘さが癖になるこれで乳製品を作れば最高だろうな。
アリスやエルも僕の真似をして飲んでいる。コップは先渡した。皆が飲んでいる間にテトを呼びステーキを食わせてやったら泣いていた。サクラも昨日こっそり僕のを食べて感激してたからな笑
後で恨まれるのも嫌なので他の皆の分も水筒を作って入れていく。他のメンバーも満足した所で屋敷に戻ったら丁度リリが呼びに来た。
コンコン 「失礼します、ユリス様朝食のお時間です。」
「わかったじゃあ皆食堂に行くか」
「ユリス様なぜアリス様がこちらにおられるのですか?」
理由を話し水筒を渡す
「ありがとうございます。ですが私も直接行って飲んでみたかったです」
「わかったなら今度は一緒に行こう」
と言うととても喜んでいた。廊下にでて今朝のことを話しながら歩いていると食堂に着いた。
皆に挨拶をして席に着くと食事が始まる
「ユリス、君の家の料理は本当においしね。こんなおいしい料理食べたことないや」
他の皆も同意している。
おいしいからなのか皆手が早く朝食は早く終わった
「姉上いきなりだけど僕達学内に冒険者ギルドを作ろうと思ってるんだけどどうかな?」
「冒険者協会の許可がないと厳しいわね。冒険者協会の下にギルドがついてる形だから。」
「ならどうやったら許可取れるかな?」
「私が仲介してあげてもいいわよ。協会長とは個人的にも知り合いだし」
「じゃあお願いできるかな?」
「いいわよ。ただし条件があるは、うちのギルドからの人を受け入れること、ダンジョンで得たものは優先的に私達に売ることでどうかしら?」
「いいけどなんで人を入れるの?」
「ダンジョンの情報がほしいのと、ユリスが育てた中にいい人材がいれば早めに把握しておきたいからよ。」
「わかった。その条件で受け入れるよ」
「ありがとうなら今から協会長に会いに行くわよ」
「え?今から?」
「そうよ膳は急げと言うでしょ」
「ハァ~わかったよ、ならエルもいくよ」
「え?なんで?」
「エルが副会長だからに決まってるだろう」
「ハァ~わかったよ」
「よしじゃあ転移」
協会前に転移した
協会に入り姉上が必要な手続きをして少し待つと呼ばれ会長室に入る
「いらっしゃい今日はどうしたんだい?」
「リグリットさん今日はお願いがあってきました。」
「弟が学園内にギルドを造りたいと言うのでその許可をお願いにきました。」
「君が弟くんかね?」
「はい、弟のユリスです。」
優しそうなおじさんだった
「うむ、それでなぜ学園で冒険者ギルドを造るんだい?」
昨日のダンジョンのことを説明した。
「何!!隠しダンジョンとは本当かね??」
姉上のほうを見る
「本当です。しかも貴重なモンスターの生息も確認されています」
姉上は昨日の話をした
「それが本当なら確かに造る意味はあるか。よかろう許可しよう。以後この件はアリシアに一任するから後は任せたぞ」
「「「はい。ありがとうございます」」」
お礼をいい姉上を残し僕達はそのまま学校へ転移した。
学校の校門前に転移して教室に入るとシルビア達に捕まった
「「おはようユリス君、エル君」」
「「おはよう」」
「なんで今日は2人一緒なの?」
と聞かれたので昨日のことをエルが説明してくれた。
そしたら私達抜きでずるいとか言われ、パーティーで昨日食べた牛をだすことと、温泉に入っることを約束させられた。
「ユリス君ダンジョンはどうだったの?」
とシルビアが聞いてくると皆興味しんしんと言った感じで聞き耳を立てていた
「皆知りたいようだから説明すると探査したのは上層のみだが、ダンジョンはかなり有望であることがわかった」
「まずモンスターから出る魔石が他のダンジョンより高品質な上お宝も上層にしてはいいものがでることが確認された」
それを聞いた教室の皆は、仕送りが出来そうとか、ここから成り上がってやるぜとか大騒ぎしていた。
「皆静粛に」
僕の一声で皆静かになる
「まずダンジョン発見に伴って僕とエルは冒険部を創設する。安全のため隠しダンジョンには冒険部所属しかもぐれない様にするつもりだ。冒険部に所属してもらったら訓練をまずは受けてもらう。これは遊びではなく、命がかかっているからだ。教師役は僕のほうで手配する。何か質問は?」
皆シーンとして誰も口を開かない
「よしないようなら入部希望者はここにならんでくれ」
入部希望者を把握しようとしたら、いきなりドアが開いてアルフォンス兄上とアルバート兄上と知らない人が入ってきた。
「兄上どうされたのですか?」
「話は聞かせてもらった。ユリス提案があるのだが聞いてもらえないだろうか?」
なんだろう?
「いいですよ、兄上」
「助かる、俺たちの提案は冒険部だけではなく、生産部、騎士部、商業部からなる総合ギルドを作らないかと言うことだ。実を言うと作ったはいいがやることがあまりないんだ。アルバートなんか生産部を作ったはいいが、予算が足りず足踏み状態なんだ。ダンジョンで素材が取れればそれで作れるし、素材売却益を回してもらえれば、買うこともできる。」
「そうなんだユリスもし入れてくれるなら冒険部の装備は任せて欲しい。うちも人材育成になるしそして商業部なんだが、いろんなものを売却したり素材を手に入れるのに必要なんだ。そしてもう1つの目的なんだが、」
「アルバートもういいここからは私が直接説明するよ」
「わかりました」
「初めましてユリス、僕は第一王子のジルだよろしく」
「「お兄様」」
「いったいなんの御用です?」
「いやあ、今後のために商業部を作って私にトップをやらせてもらえないかと思ってね人を指揮する経験は得がたい物だからねなんとかお願いできないかな?」
王子が頭を下げてくる。
「今朝ユリスが冒険部を作ると聞いて便乗しようと思い殿下を中心に計画を練ったんだけどだめかな?」とアルバート兄上
なるほどなんか面白そうだな。用は人材育成だろう?神様に頼まれてることもあるし引き受けるかな。
「いいよ。ただし条件がある、講師は僕が用意して器具もそろえて最高の環境を作るからそれに見合うだけの努力をしてほしい。努力しない鈍らな人材はいらない」
「わかった。望む所だ」
みな同意の言葉を口にする
じゃあ詳しいことは明日合同で説明会を開くことでいいですか?
「「「ああ」」」
同意が取れたところで僕は申請してきますね。
「ちょっと待ってユリス君女子向けがないのはずるいは」
とシルクが言うと周りの女子がそうよそうよと非難してきた。
「では聞くけどシルクは何かいい案でもあるの?」
「はい料理研究部なんてどうでしょう?ユリス君のお菓子は美味しいし、料理も美味しいから、もちろん講師はユリス君よろしくね」
女の子はナイスアイディアとか言ってるけど、僕の時間がなくなるから嫌だな。て顔をしたらシルビアとシルクに睨まれた。
仕方がない
「わかった、でも講師は僕が違う人を用意するね。」
「「「え~」」」
「安心してほしいその人は僕よりレシピを知ってて作る実力も一流の人だから」
「なら安心ね」
周りからはやったとかいろいろな声が聞こえてくる
申請に行こうとしたら担任が入ってきた。
「なんだ!!この騒ぎは」
「あ、先生丁度いいところに」
担任に先ほど決まったことを報告し創部の許可を求めた
「隠しダンジョンとか意味がわからんが、まいいだろう。でも冒険部の方は協会に許可取ってるのか?」
「はい。今朝姉上と一緒に行って協会長から許可をもらってきました。」
「なら問題ない。学内手続きは俺がやっといてやる」
それを聞いた瞬間教室内はお祭り騒ぎになった先生に姉上のギルドから人が入る許可を貰おうとすると簡単に許可してくれた。なんでもSランク冒険者ギルドは信用が高く、姉上の身元も確かなので拒む理由がないそうだ。
こうして無事創部手続きは終わり帰りに姉上のギルドに報告をしに寄った
入り口を入るとリシアさんが受付にいたので声をかけた。
「リシアさん姉上の所行っても大丈夫?」
「ええ、大丈夫よ案内するは」
「ありがとう」
お礼をいいリシアさんのあとについて部屋に向かい部屋に入っていった。
「どうしたのユリス?」
「創部が決まったので、報告にきました。」
「そう、おめでとう」
「でも当初の予定と違い騎士部、生産部、商業部、料理部 冒険部からなる総合ギルドになちゃいました笑」
「なんですて!!またユリスは」
「違いますよ、姉上冒険部以外は、兄上達の企みです」
今日あったことを姉上に説明した。
「なるほどね、ま、決まったなら頑張りなさい」
「はい、姉上。姉上側からの人材は?」
「リシアとギルよ。ギルはどうしても自分も行きたいてねじ込んで来たのよね」
「だって新しいダンジョンだぜ、面白そうじゃないか。」
「ハァ~話を聞きつけてきてから終始この調子なのよ」
「新人の育成を手伝ってくれるならもぐってもらって構いませんよ」
「わかった。その条件で構わないぜ」
「では明日家に来てください」
「わかった。ユリスの家で朝食、食っていいか?」
「ええ、いいですよ」
「ええ~」
「そんなのずるい私もいいよね?」
「はい」
「やったー」
かなり喜んでいるが家の朝食はそこまでいいのだろうか?
「じゃあ姉上帰りますね。」
と言って部屋を出て屋敷に帰っり僕の一日は終わった。