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決闘報酬をもらい隠しダンジョンにもぐります

次は金曜日に登校します

翌朝決闘の報酬を貰いに叔父上の私室をたずねた


コンコン 「誰だ?」


「ユリスです、叔父上入っても、よろしいですか?」


「入りなさい」


許可を得て部屋に入る


「失礼します、叔父上、報酬をいただきにまいりました。」


叔父上は書類から顔を上げた


「ちょっと待っておれ、今こちらに、運ばせてる所じゃ」


コンコン 「失礼します報酬をお持ちしました」


「そこの台に置いてくれ」


「かしこまりました」


「すごい量ですね叔父上」 


そこには宝石や硬貨、貴重な剣などが大量にあった。さすが伯爵家の宝物庫、といった感じだ。


叔父上が机を離れ報酬が置かれた机まで歩いてきた。


「自分で、ぶんどっておいて、何をいっておる」


返す言葉もない


「確かにそうですね笑、もうしまってもいいですか?」


「ああ」


叔父上の了承も、貰えたのでアイテムボックスにしまう


「ハァ、、、アイテムボックスか、本当にユリスは規格外じゃのう」



「叔父上、迷いの森の権利書は、どこにありますか」


権利書が見当たらないので聞いてみた。


「おお、すまんここじゃ、してユリス、迷いの森の権利を要求したのはなぜじゃ??」


「なんとなくです」


「嘘じゃな、今回の報酬で伯爵家を没落させようとたくらんだ腹黒が、何の意味もなく森を要求するわけなかろう」


わしの甥とは言えこの年で策を弄するとは末恐ろしいわい


ち、やはり叔父上には、ばれてたか、さすが日ごろから、狸達の相手をしているだけのことはある。


これは僕の負けだな


「ハァ、実はあの森には、隠しダンジョンがあるんです」


「何!!隠しダンジョンじゃと中にいるモンスターは、わかっているのか?」


 貴重なモンスターがいれば金になるの


「いえまったく、わかっていません。前回を元に答えるなら、すでに絶滅した種族や、貴重なモンスターがいるかと」


「前回て今回が、初めてじゃないのか?」


「はい、前回はサイウルフがでてきましたね」


「何!サイウルフじゃと、肉はどうした」


「食べましたよ、皆で」


美味しかったなあの肉


「なんじゃと、わし抜きで食べおったのか許せん、ユリス、王命じゃすぐにサイウルフの肉を、獲ってくるのじゃ」


「そんなことしなくても、お土産で持ってきてますよ。」 


といってアイテムボックスから皿ごと肉を取り出す


「それを早く言わんか、これがサイウルフの肉か。誰かおらぬか」


ガチャ 「は、何か御用でしょうか?」


「この肉を料理長の所に、持っていってくれ。けして落とすでないぞ」叔父上目が怖いよ、あーあ、

兵士の人完全に萎縮しちゃってるよ。



 

「は、かしこまりました」 


といって部屋を出て行った。


「では、叔父上、学校がありますので、そろそろ失礼します」


「うむ、また貴重な素材が手に入れば必ず持って来い」


「わかりました、転移」 


 誰もいなかったので、クラスの前まで転移した


教室に入るとすでにHRは始まっていた。


「ユリス事情は聞いているから早く席に着きなさい」


「はい」


聞いてるてどんな風に聞いてるんだろう?


「では続ける先ほど説明したようにSクラスは他のクラスと違い授業への参加は自由だ」


「評価方法は、テストと部活動でどのような実績を残せたのか、どんな経験をつめたのかで基本評価するが教員によっては課題を課すこともあるからそのつもりで」


「Sクラスは自主性がなきゃ何もできんからな、よく考えて動いてくれ。新しい部活動を作るのも有りだから気になる奴は俺のとこまできてくれそれじゃあ解散」


「サクラ何か面白い部活ないかな?」


部活がわからなかったのでサクラに聞いてみた。


「どれもありきたりなのでご主人様が作ってはどうですか?」


「作るてたとえば?」


「学園の中に隠しダンジョンがあるので、冒険部はどうでしょう?」


「え、学園の中にダンジョンがあるの?よし冒険部に決定だ」  


これしかないでしょう。


「決まったようでよかったです」


「ありがとう、サクラ」


決まった所でエルが話しかけてきた。


「ユリス部活動どうする?」


「僕は冒険部を自分で作ろうかと思ってる」


「え?冒険部?いったいなにするの?郊外へは行けないよ?」


「エル、実は学園に隠しダンジョンを見つけたんだ」


エルに耳元で囁く


「ええ!!隠しダンジョンだって」


「シー、エル声が大きい」


「あ、ごめん」


注意するも時すでに遅かったようだ。周りはえ?隠しダンジョン?なんのこと?など、隠しダンジョンの話で持ちきりになっている。皆話を聞きたそうにしているが、親しくはないため躊躇しているようだ。そんな中シルビアとシルクが堂々と近づいてきた。


「ユリス君隠しダンジョンてどう言うこと?」


「そうそう、こんな面白そうな話2人だけで独占するなんてづるいよ」


2人は面白いもの見つけたとでも言わんばかりの表情で近づいてきた


クラスメイトは皆頷いている。


「ハァ、、、わかったよ。とりあえず今日は僕とエルで下見をして、明日また伝えるよ。」


そう言った瞬間教室の中はお祭り騒ぎになった。


「それじゃあエル行くか」


「待ってよユリス、僕なんの装備もないよ」


「あ、そうか悪い悪い、」 


アイテムボックスから軽鎧と剣を出して渡す。皆報酬で伯爵からぶんどったやつだ


「え、こんな立派なの使っていいの?これ結構値段するよね?」


「いいよ。元値ただ、だから」


「ただてのは気になるけど、ユリスがいいなら有りがたく使わせてもらうね。」


そういってエルは鎧を装着しだした。


「ああ準備はいいか?」


「うんいいよ」


「よし転移」


隠しダンジョンの入り口近くまで転移した。入り口を見つけたのはもちろんサクラである。


隠しダンジョンの入り口は使われなくなった祭殿の近くにあった。この学校は古代遺跡を再利用している


「よしエル、入る前に僕の仲間を紹介する。テト召喚、サクラ隠蔽を解除してくれ。」


サクラはいつも自分に隠蔽をかけて僕の近くにいる。


「はい、ご主人様」


「ワァ!!いきなり人と妖精が現われた」


エルは驚き腰を抜かしていた。


「驚かせてごめん、人族のほうがテト、妖精のほうがサクラ僕が能力で創りだした仲間さ」


「能力で創りだしたて、、、ハァ~本当にユリスは規格外だね。」


エルは呆れ顔だ


「紹介も済んだし探検に向かおうか」


「そうだね」


「テト、サクラ役割はいつも通りでよろしく。エルは遊撃をお願い」


「「「了解」」」」


中は遺跡型のダンジョンだった入り口から少し入った所でサクラが話しかけてきた。


「ご主人様このまま行くと10体程のオークの群れとぶつかります」


「よし、じゃあテトが敵を集めて僕が敵の動きを止めるから、エルは剣でしとめて。」


「了解」


少し歩くと敵が現れたので、テトは予定通り敵を挑発して、自分に集め僕は氷の魔法で相手の足を止めて、エルはその隙に近寄り頭を撥ねていく。即席にしては見事な連携だったと思う。


「よし完了見事だったねエル」


「いやそんなことないよ、ユリスが足止めしてくれたおかげさ」


エルは照れていた。


「ありがとう。テトも抜群の安定感だったよ」


「ありがとよ、ご主人」


「じゃあ進むか」


といって進み4階層までをくまなく調べまわった。出てきたモンスターはゴブリン、オーク、コボルト 芋虫など初級冒険者でも倒せるモンスターばかりだった。お宝は魔石に剣、宝石など、それなりの物があった。


隠しダンジョンて言うから、また貴重なモンスターでもいるかと思ったけど、そう、うまくはいかないかと思っているとサクラが声をかけてきた。


「ご主人様ご心配なく。次の階層にいるアンチスパイダーの糸は服の素材としてかなり貴重なものですし、そこにいる牛のモンスターは、お肉は美味しいしミルクは絶品ですよ。」


「あははは、、、さすがサクラばれてたか、でもうまい肉にうまいミルクか、最高じゃん。サクラあいつ等も異空間で飼えるかな?」


「飼えますよ」


「やった」


うまい食材は大歓迎だ


「ね、ユリスもちろん僕達も食べれるんだよね?」


「そうだぜご主人、ただ働きは嫌だぜ」


2人が食べさせろと暗に言ってきた。


「もちろん。ご馳走を振舞うよ」


「やったー」


「やったぜ」


といった感じで意気揚々と歩いていくと、まず牛のモンスターと二体と鉢合わせた。


戦闘はテトに相手の意識を集中させその隙に1体を僕のレーザー魔法で頭を狙撃して、もう1体はエルが剣で頭を切り落とし戦闘は終了した。


「ユリスこいつらどうする?」


「解体僕は解体魔法を発動した」


「すごいユリスこんな便利な魔法持ってたんだね」


「うん。まぁね」


「ご主人言われた通り。異空間にあの牛を追い込んどいたぜ」


「ありがと。テト、サクラ」


2人には僕達が解体魔法で解体してる間に群れを見つけて、異空間に追い込んでもらったんだ


「さてそろそろ戻ろうか」


「そうだね。宝石とかはどうする?」


「姉上がギルド長をしてるギルドがあるからそこに持ち込む」


「わかった」


「転移」


姉上のギルドの前に転移した。


扉を開けると受付の人が話しかけてきた


「いらっしゃいませ、今日はどのような御用でしょうか?」


「アリシアギルド長に取り次いでいただけませんか?」


「申し訳ありません、いきなりこられて取り次いでくれと言われても」


と困惑した表情で断ろうとしていると姉上が降りてきた。


「リシアどうしたの?」


「こちらのお客様がいきなり来てギルド長に取り次いでほしいと」


姉上が僕らのほうを見る


「あれ、ユリスじゃないどうしたの?」


「姉上内密にご相談したいことがあってどこかの部屋で話せませんか?」


僕はこの場で出すのはまずいと考え部屋を要求した。


「わかったわ、なら奥の部屋に行きましょう。リシア貴方もついてきて」


「わかりました。いきましょう」


とリシアさんに言われ後をついて部屋に入った


「リシア紹介するわね、私の弟でユリス、ユリスこの子はリシア受付の責任者よ」


「へぇ~ギルド長の弟さん可愛いですね」


「いくらリシアでもあげないわよ」


と言って後ろから抱き着いてくる。


「ユリス隣にいる男の子は?」


「紹介するね、僕の友達のエルだよ」


「よろしくお願いします。」


テトはもう異空間に帰っている


「よろしくねエル君。ユリス話てなんなの?」


「僕ら隠しダンジョンを見つけてもぐってきたから、戦利品を買い取ってほしいんだ。」


「「え~!!」」 


「隠しダンジョンてどういうこと」


「ユリス説明しなさい」


姉上顔が怖いよ、僕はダンジョンのことを説明した


「ユリスその牛は私の分もあるんでしょうね??」


「アリシア、貴方だけずるいわよ、ユリス君お願い私にも一口でもいいから頂戴」


「わかったから2人とも落ち着いて」


「今から帰って料理長に頼むので2人分はありますよ」


「「よかった」」


「そういえば他の鉱石や魔石などはどうですか?」


「そうね、他のダンジョンと比べると品質はいいわね」


「そうですね、これ上位階層で取れる品質じゃあないですよ」


「ユリスこれからも売るなら私のギルドを通しなさい。そうすればそれに付随する面倒ごとはこちらで面倒見るわ。どお?」


「願ってもないことです。姉上」


よしゃ、どう姉上に押し付けようか考えていたが姉上から引き受けてくれるなんて。


「じゃあ、換金はまた今度にして早くお肉を食べに行きましょう。」


「エル今日僕の家で食べていくかい?」


「本当に??いいの?」


「もとろん、エルの取り分は帰りに渡すね」


「やったー家に帰っても、ちゃんと料理できる人が今日はいないから、どうしよかと思ってたんだ」


「私もいいわよね??ユリス君 行かせてくれるなら、アリシアのパーティー時代のことも話してあげるわよ」


なんだって!!それはぜひ聞きたい


「はいもちろん問題ないですよ。その代わり話し、よろしくお願いします」


「もちろんよ」


こうして取引は成立した。姉上は余分なことをと怒りぎみであったが。


扉を出たとこでギルさんと出会ったため中でのことを説明したらギルさんも来ることになった。


ギルさんいわくうまいものを俺抜きで食べるのは許せねーだそうです。


このメンバーで僕の屋敷に帰り料理長の所にもって行こうとすると目ざとくアリスに見つけられてしまった。


「お兄様アリスの分はあるんですよね?」


「なんのことかなアリス?」


「そのお顔は絶対美味しいものを手に入れた時の顔です。前もそうでした。」


「ハァ、、、余分な所をよくみているなアリス」


「当然です。そうしないとお兄様は美味しいものを勝手に食べて、アリスが食べれなくなってしまいますエヘン」


食い意地のはった妹だな


「ハァ、、、わかったよ。アリスにもあげるよ」


「やったーさすがアリスのお兄様です」


可愛いいな


「じゃあアリス僕は食材を持って行ってくるね」


「はい、お兄様」


料理長に持っていくと母上と父上は晩餐会で食べてくるからいらないと、言っていたといわれ僕達の分と料理長と、メイド達用にに少しだしてあげたら料理長が聞いてきた。


「ユリス様前回のこともあるので一応聞きますがこれなんのお肉ですか?」


と聞いてきたので答えてあげると、やはり普通の食材ではなかったですね、ハァ~となぜか呆れられてしまった。


それでもさすが料理長すぐ立て直し調理に入っていた


夕食


席に着いて待っているとステーキが出てきた


「おいしい今にもほぺたが落ちそうです。お兄様ありがとうございます」


「こんなおいしい肉を食べさせてくれる弟を持って私は幸せだよ」


と言われながら食べていると横から突かれた。誰だと思い見てみると母上だった。


「ユリスちょっといいかしら、」


「なんですか母上?」


父上まで手招きしている


「食器をもったまま来てくれる?」


と言われたので食器をもってついて行き扉を閉めた


「なんなんですか?。2人とも」


「早く帰ってきてよかったわね。あなた」


「そうだね」


父上は笑顔で僕の皿を見ていた


「2人は晩餐会じゃあなかったんですか?」


「ええ、そうだったのだけど料理がイマイチでね、アルと相談して早めに帰ってきたのよ。」


「だから料理長に何か簡単な物でも作ってもらおうと思って行ってみれば、料理長やメイド達が美味しそうにたべてるじゃない?理由を聞いてみれば貴方が犯人だと言われたからこうしたのよ」


僕が母上と話している隙に父上が皿の上の肉を食べていた。


「ユリスなんだこの肉めちゃくちゃうまいじゃないか。」


「あなたずるいわ。なにこのおいしさ、こんな美味しいものあなた達だけで食べるなんてずるいじゃない」


「そうだぞユリス」


「さ、ユリス私達の分もよこしなさい」


こうしてお肉を結局はぶんどられ僕の取り分は減ってしまった。トホホ、、、、


両親揃って食い意地が張ってるんだもんなやってられるかくそ~















































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