閑話
会場にて
「ユリスのことだから自重せずにとんでもない物を出してきそうだな」
「当たり前です父上屋敷を改造した時に古代王国時代の文献にしか載ってないような物を当然のように出してきたんですよ」
「そうだなそれを考えると確実に失われた技術をだしてくるな頭が痛い」
「いったい何を出してくるか楽しみじゃの」
「あお兄様がでてきました」
説明が始まった
「何?、転移結晶に魔道書じゃと!?、あ、本当に転移しおった。これは一大事じゃ、帰り次第すぐに宰相と協議しなければ。」
「ハァ、やはりやらかしたか。胃が痛い」
「大丈夫あなた?」
「ああ、後でユリスに罰として胃薬をつくらせるから、今は我慢だ。」
「後でユリスに土下座してでも転移結晶と、魔道書を借りて、研究室で解析しないとな。考えただけでわくわくしてきた」
「お前らしいなアルバート笑」
「まったくだ笑」
「皆笑うなんてひどいですよ」とアルバートが抗議している頃の冒険者協会席
「おまえの弟はすごいな、アリシア」
「ありがとうございます」
「生産ギルドに確保される前に、うちで確保したいのだが、できるかな?」
「可能かと、ただし、所属は私のギルド所属と言うことで」
「わかっている、ただ何かうまい話があれば協会として一枚かませてくれよ」
とギルド長である姉と協会トップとの間で密約が交わされユリスの所属ギルドは本人の知らぬ間に決定されてしまった。




