目覚め
目を開くと、見知らぬ部屋のベットの上に寝かされていた。
「あれ、ここはどこだ?」
左右を見渡すも今いる部屋に見覚えはなかった。
「気づきましたか」
「あれ、この声はミディア、どうしたの?」
「はい、能力の使い方の説明と、簡単な説明に来ました。」
「え、どうやって?」
気になって聞いてみる
「この世界の神と、うちのアホ神が仲いいので、頼んでつないでもらいました。」
「そうなんだ、じゃあ説明をお願い」
「はい、まず能力の使い方ですが、ほしいスキルや物を想像し決定と言ってください。そうすれば魔力を対価に物が現れます。」
「魔力を対価にて、俺は魔力量は多いのか?」
「はい、魔力量だけなら、この国に敵うものはいないでしょう。
明日になれば、魔力量の問題はなくなるでしょうけどね。」
「え?どうゆうこと?」
「それは明日のお楽しみで」
「マジか、わかった。」
「あ、誰か来たみたいだから切りますね。」
「うん、ありがと。」
コンコン 「失礼します。」
念話を切ると16歳ぐらいの可愛いメイドさんが入ってきた
「ユリス様よかった、目を覚まされたのですね。」
メイドさんを見ると嬉しそうな表情だった。
「心配かけてごめんなさい。もう大丈夫です」
「念のためお医者様と奥様を呼んできますね。」
といってメイドの女の子は外にでて行った。
次に入ってきたのは20代ぐらいの美人な女の人だった。記憶の通りならあの人が母親なのだろう。
「ユリス。よかった。いきなり倒れるんですもの。びっくりしたわ。
私が誰だかわかる?」
「はいわかりますよ。母上」
「よかった」
母親は目に涙を浮かべていた。
「奥様お医者様がお見えになられました。」
「お通ししてちょうだい。」
「はい」
「ユリス君こんにちは。さっそくだけど診察させてもらうね。」
カウントテイション
「うん。どこも異常無いね。念のため今日は安静にしてください。
それでは」
「「はい ありがとうございました」」
「さてユリス明日は洗練の日なんだから、今日はゆっくり寝るのよ」
「おやすみユリス」
と言われても、記憶を取り戻して、初めての夜だから、ワクワクして寝れないな。
記憶の確認でもしておくか。
父親の名前アベル フォン ガリウス<公爵家当主>
第1夫人エイミ フォン ガリウス
第2夫人アンジェラ フォン ガリウス
姉アレシア フォン ガリウス
長男アル フォン ガリウス
次男アルバート フォン ガリウス
僕ユリス フォン ガリウス
妹アリス フォン ガリウス
公爵家の三男に生まれたのか。母親は第2夫人で、長男と次男と長女は第1夫人の子どものようだ。アリスは僕の妹だ。生まれは優遇してくれると言ったけど、かなり優遇してくれたんだな。
三男なら、家をつがされることもなく、自由に生きられじゃないか。本当ミディア様様だな。
姉は冒険者で、長男と次男は王都の学校で勉強か、ご苦労様。
俺も姉と同じ冒険者になって、自由気ままに生きるかな。
さて、明日の儀式の結果で加護が貰えなかったり、レベルが低いと、差別されることもあるようだが、どうなることやら。俺に対する差別が、余りにも酷かったり周りに手を出すようなら、地獄を見てもらうとしよう
さて明日にさわるといけないのでもう寝るかな