表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子でもサバゲーやるんです!  作者: 追い鰹☆
33/33

番外編 後半 『強化と不備』

遅れてごめんなさい!後半でございます!

↓↓↓

付き添いで悠依もいる。


悠依「ねぇ…これなんて読むの?」


強化のためにGを払った悠依が口にした。言われてみれば有希も装備を受け取っただけで実際にショットガンの名称まで気にしていなかった。


有希「えーと、、、何これ!」


アイテム欄に表示されていた名前は【麟鳳亀竜】。


悠依「うう…私、漢字苦手なんですよ…」

有希「四神の事…かな?」

悠依「四神?四神に亀っていました?」


悠依の言う通りだ。一般的に四神は麒麟、鳳凰、白虎、龍と聞く。悠依達は「亀」に惑わされていた。


悠依「亀?ゾウガメとか?」

有希「なんか…硬そう。それに強そう!」

悠依「あと重そう!ノロマーーー!あとはあとは…」


悠依が話しているにも関わらず有希は「あっ!」と声を上げる。とてもはしゃいでいるようだ。


有希「ねぇねぇ!悠依!武器出来たよ!名前も変わってる!!!」

悠依「う、嘘!?!?見せて見せて!」


有希の横に無理やり立ち、アイテム欄を確認する。「四神」が強化後の名前らしい。


有希「最終解放までしてないとここまで強化出来ないからこんな名前なの…?」


有希は呼吸を荒くしつつ悠依に問う。


悠依「え、いや…私に言われても…」

有希「しかも何これ!四神だって!よく分かんない!!」


よく分かんない!!…それを言われるとは思いもしなかった…


有希「物は試し!悠依!射撃場行こ。まだ時間あるでしょ?」

悠依「ま、まぁ…うん。」


有希が走っていくのを悠依は見た後に弾が無いことに気づく。


悠依「ショットガンってどんな弾使うんだろう…もー分かんないよ〜!」


しょうがなく、そこら辺にいたプレイヤーに聞いてみる。


悠依「すみません…ショットガンで使われる弾ってどんな物が…」

プレイヤー「そうだね〜。基本は散弾だけど対人戦の場合はスラッグ弾の方が使ってる人は多いかな。」

悠依「そ、その〜試し撃ちなんかは…」

プレイヤー「試し撃ちか…基本的に縛られている訳ではないが…。しょうがないな。これをあげるからこれでなんとかしなさい。」


去り際に何か聞こえたが悠依は無視した。貰った弾は【ビーンバッグ弾】だった。悠依は急いで有希の元へ行く。案の定、射撃場で有希は焦っていた。


有希「弾…弾…!悠依〜」

悠依「弾…貰ってきましたよ?」


悠依は有希に貰った弾を差し出した。


有希「ふーん。24ゲージか…」

悠依「つ、使えます…?」

有希「実は…こいつの口径で使えるの…12ゲージなんだ。」

悠依「じゃあ…使えないってこと?」

有希「そゆこと〜!」


12ゲージと24ゲージでは4.5mmも差がある。弾が小さいと弾倉にはまらなかったり滑り落ちたりする。このゲームの難しいところは【何でも出来る】から適正外の弾も装填出来てしまうのだ。そして、無知が戦闘時に事故を生む。


悠依「買ってきましょうか…?」

有希「んん。いいよ、私が行ってくる。暇だったらなんか借りて射撃してて〜。」


そう言うと有希はショップの方へ向かった。

今思えばさっき話したプレイヤーが何か言っていた気がした。だが、もしそれが弾の大きさについての説明だったとしても有希に会うまで弾倉に合う弾の大きさを知らなかった悠依にとってはどうでもよかったと言っても過言ではない。



しばらくして有希が帰ってきたが、放った一言で悠依は驚いた。


有希「弾無いから…」

悠依「それは、つまり…?」

有希「品切れ〜!!」


悠依が別の日にしようと言おうとした時、さらに驚くことを有希から言われた。


有希「私こーゆーの苦手だから、これ使いなよ。」


指を差した先には元侑子の武具。


悠依「で、でも…今の装備で充分満足して…」

有希「私はしてない!せめて、こう…ね?武器だけでも〜、、、さ?」


有希は半ば強引に先程のショットガンを悠依のアイテム欄に放り込んだ。悠依は抵抗しつつストレージの武器を変える。


悠依「………」

有希「おー!!似合う似合う!…って言ってもこれは悠依本体じゃないのか。」


悠依は一旦装備を外し、少し考えてからもう1度装備した。


悠依「ん〜…やっぱりちょっと…」

有希「お気に召さないのかしら??」


悠依は「いえ…」と否定したが、実は気に入らなかった。

思ったことは、まず実弾銃だから射撃時の反動。今まで光学銃をメインで使っていたのも理由があった。


悠依「反動によるクールタイム苦手で…」


これは悠依がまだ始めて数日の頃だが、反動により起こったクールタイムで隙を見せた時にヘッドショットされた嫌な思い出が悠依にはあるのだ。


有希「んなこと大丈夫だから。空いた時間は私が埋めること出来るしさ。」


結局話し合った結果、悠依は光学銃からショットガンへ武器を変えることとなった。あまり望ましくは無かったが、慣れることを決意した。


1期の完結が何とも言えない形で終わってしまいました…w

近々、2期も投稿する予定なので今後とも鰹と悠依の応援お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ