表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子でもサバゲーやるんです!  作者: 追い鰹☆
28/33

22話『侑子の過去』

侑子の過去とは…明かされるべく侑子の過去には今の侑子の成り行きが!?

みんなが私をいじめるんだ…死んじゃおうかな。。。


いつからだろう…侑子が自殺について考えるようになったのは…


侑子「さよなら…今まで……」


遠くで足音。それも勢いよく近づいてくる。



有希「…ごめんなさい!私…みんなが怖くて…自分も仲間に入らないといじめられそうで…だから、許してもらえないかもしれないけど、ごめんなさい!本当にごめんなさい!!」


え…謝ってるの?普段からいじめてくる酷い女の子が…こんな私に?


話を聞いてもらえるとどこかで感じた侑子は確認するかのように聞いた。


侑子「ねぇ、少しだけ話を聞いてもらえる?氷野さん。」

有希「うん。私で良ければ…」

侑子「……」

有希「ど、どうかした?大丈夫?」

侑子「ごめんなさい。。。実はね…」


家族からもいじめられていた。

素直にそう言えた侑子はどこか喪失感に浸る。


侑子「今日は…ありがとう。話を聞いてくれて。あと…自殺を止めてくれて。止めてくれなかったら今頃死んでたかも…」

有希「ううん。気にしないで。これから相談したくなったらいつでも言ってね?」

侑子「ありがとう…本当に…」

有希「大丈夫だよ、気にしないで。あとさ、明日は学校来る?」


侑子は押し黙った。


侑子「…またいじめられるよね。」


侑子はここ数日間、いじめにより不登校児となっていた。


有希「…ごめん…無理はしないで。でも、これるなら来て欲しいな…?」

侑子「うん…」


有希が帰るのを見送った侑子は机からカッターナイフを取り出した。そして今の時期には珍しい長そでをめくる。


侑子「今日で…23回目だね…」


そう言うと自分の手首を切りつけた。傷だらけの手首からまた血を流す。


侑子「どうして…死ねないのかな?手首より首筋を切った方が早く死ねるのかな?」



そこから数年経ち、侑子が18歳になる年の出来事だった。時刻は午後5時。雪がちらつき始める季節のこの時間はかなり暗い。最近は疲れが溜まっているため、この時間にも関わらず寝てしまっていた。


侑子「…電話?」


侑子は眠い目を擦りながら受話器を取る。


侑子「もしもし。」

有希「その声…侑子でしょ?」


侑子は有希と最後に話したのは何年も前なので最初は相手が有希だということに気付かなかった。


侑子「あの…誰ですか?」

有希「氷野有希です。覚えててくれたかな?」

侑子「え…!?有希…?有希なの?」

有希「ふふーん。びっくりしたでしょ?実は…私ね、貴方と、、、その、、、」

侑子「私と、、、何?」

有希「…ゲームしたいな。」


こうして有希に誘われたことによって侑子と有希のゲームライフが始まった。それによって侑子はゲームという唯一無二の生きがいを見つけた。


侑子「こんな設定だったのね…」


悪い?


侑子「良き」


そか…じゃあそろそろ…逝ってくれるかな?


侑子「まだもう少し先でしょ…その時ね?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ