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女子でもサバゲーやるんです!  作者: 追い鰹☆
20/33

16話『新メンバー!』

前回の『女子サバ』☆

〈同盟について話し合っていたポンコツ共。リーダー格のポンコツは新入り3人がいると言い、更には適当な同盟の名前まで決めていた…〉とさ

あの話から数時間が経ち、そろそろ集合の時間となるため、悠依は着替え始めていた。

着替えている途中で今日の会話を思い出す。

「今日のテスト頑張りなさいよ…?」「確か一週間前の大型アプデで追加されたやつね!」…だがどうしても梨子に言われたこれだけは頭の中でループしていた。

悠依「この…貧乳処女…?」

悠依はシャツを脱ぎ、自分の上半身を見たり触ったりして確認する。ペッタンコでは無いものの、巨乳の梨子からしたら貧乳なのだろう。悠依はどうしても気になり、妹にこう聞いた。

悠依「ねー、悠希ー。私って貧乳?」

悠希は今年受験生であり、とても言いたくない事だが、姉の悠依の数倍頭がいい、そして、スタイルは…姉妹揃ってと言えばお察しだろう。

悠希「お姉ちゃんきもーい!ペッタンコのお胸晒してるー!きゃー公然わいせつ!!」

悠依「…聞くんじゃ無かった…。てか、時間ヤバッ!!」

予定の時間の5分前。悠依は半裸状態。それでも全力で急いだ。急いだ結果…

梨子「悠依にしては珍しく時間通りね。」

悠依「…うるさい!この貧…」

梨子「貧?何??」

悠依「貧…にy」

梨子は悠依を蹴り飛ばし、他の仲間で話を始めた。

美玖「じゃあ同盟の名前、どうしよっか? 」

遠くで悠依が叫ぶ。

悠依「名前は学校で言ったでしょー」

「「………悠依、今いるかな?」」

2人はあまり知らない3人へ目を向ける。

有希「悠依ちゃん、あんな子だったのね…」

彼女は有希。看護師を勤めている23歳。ちなみにFPS歴は5年らしい。

美玖「あぁ、なんかごめんなさい。あんな子で…」

凜咲「有希が人のこと言えるかしら?」

有希「凜咲、後で2人で話そっか。ね??」

彼女は凜咲。有希と同い年らしいが、見た目はまさに10代だ。若すぎる。彼女はこの見た目で何度かクエストの同行に誘われたらしいが、彼女曰く、全員ゴミレベルらしい。彼女の気分を損ねさせたら命は無いだろう。

そんなこんな話をしている内に美玖が気付き、小声で梨子に尋ねた。

美玖「あと1人、どこにいるんだろうね。」

梨子は顔を暗闇へ向けた。よく目を凝らすと1人の怪しい人間のオーラ。美玖は梨子に視線を向けた後、その人の元へ向かった。

美玖「あの、、、」

侑子「きゃ!!……あ、その、ご、ごめんなさい。」

彼女は侑子。普段は人を避けているらしい。俗に言う【引きニート】とか言う奴だろう。

侑子「ご、ごめんなさいね。私も誘われて来たのになんか、話に入って無くて…」

美玖「気にしないで下さい。徐々に慣れてもらえればそれで良いので…」

いや待て待て!引きニートにそれを言っても無意味だろ!!何せ相手は引きニート。人間を嫌い、暗い、孤独な…

侑子「確か悠依って子が…」

ってなんかもう慣れてるーー?!?!

梨子「ゆ、悠依ならあそこでうずくまってますよ?」

侑子「あ、あのポンコツロリはあそこね…」

ん?今なんて?

梨子「あの、今なんて?」

侑子「あ、いえ、昨日彼女が自分でそう仰ってたので…」

認めた!?あの悠依がポンコツを認めた!?


こうして愉快な仲間が増えたが、なんでだろう。統一感というものが無い。

ポンコツ、ツンデレ、アブノーマル、ナース、プロゲーマー、引きニート。ここまで個性的なメンバーが揃っているらば、逆に【アブノーマルな同盟】の方がしっくりくる名前だったのかも知れない。梨子は心の底から後悔した…いや、美玖もだろう。


一気に人増えてごめんなさい…

評価など待ってます!

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