12話『梨子VS成り金』
前回の『女子サバ』☆
〈美玖が梨子の前でFPSでの技を披露するも梨子は名前と迫力であまり頭に入らなかった…〉とさ
悠依と梨子は現在、草むらに身を潜めていた。理由は目の前の開けた所で戦闘が起きていたからだ。
梨子「…後ろから殺られるとかないよね?」
悠依「あるかもよ!そゆこと!!」
梨子「いや、そこポジティブになっちゃダメでしょ…」
悠依「とりあえずあの人達の戦闘が終わるのを待とう。どっちも消耗してるから弱った所を一気に急襲するの。」
現在、悠依達の前で戦っているのはプレイヤー名【成り金】と【big baby】。恐らく、片方は外人だろう。【成り金】は残弾数が0なのか、大振りの対人ナイフで戦っていた。もちろん、銃相手にナイフが勝てる訳が無いが、例外もある。例えば、ミニガン相手にナイフが近づけばミニガンの負けはほぼ確定となる。ナイフの攻撃範囲内では小型の銃を除いてナイフに勝てる術がほぼ無い。そして今まさにそのような状態になっていた。【big baby】の銃はAK-47でアサルトライフルの部類に入る。だが流石(恐らくだが)外人。AKのストック部でナイフの攻撃を弾きつつ、【成り金】に少しづつダメージを与えていた。だが全ての切りつけを弾ける訳でもなく、何度もナイフで腕や腹部、大腿部を切られていた。AK1発とナイフ1振りのダメージ量は明らかにナイフの方が大きかった。何せ長丁場になっているが、分速当たりのHPの減りが【big baby】の方が大きいのだ。
〜5分後〜
ようやく決着が着いた。HPを4割程残して【成り金】が勝ったのだ。
梨子「悠依…私行ってきていい?」
悠依「ようやくやる気になったみたいだね。」
梨子「だってあれくらいならすぐに決着つくでしょ。」
悠依「まぁ、まずはショットガンを使ってみよー!使い方分かる?」
梨子「ある程度は大丈夫。。。だと思う。けどすぐに終わるよ!だから、行くね!」
梨子はナイフ1本の【成り金】の元へ行き、5m程離れた所から後頭部目掛けて1発発砲。見事に命中したが、微量のHPを残してしまった。
梨子(終わった…ここで切られてHP全損だ…)
梨子は最悪の事態を想像したが、その想像は残酷な妄想で終わった。
成り金「ずっと草むらに身を潜めていたのですね…貴女に気付かずに背後を見せた私の負けよ。さぁ、殺しなさい。」
と言われた所で梨子はすぐ行動に移せなかった。元々やっていたMMOゲームで同じような事があり、素直にPKをしたら後ろから別の人に頚動脈を切られて逆にPKをされた記憶があったからだ。
梨子「あなた、他に仲間は?」
成り金「いたらさっきの戦闘時に助けに来てるわよ…」
正直、ほんとに殺していいのかどうか悩んだが、草むらにはまだ悠依がいる。待ちくたびれいるだろう。梨子は成り金の言葉に甘え、成り金の胸部に残っていた1発を撃ち込んだ。そうして、目標の5人中、4人目のキルに成功したのだ。
あまり活躍しなかった残念な人達のステータス
【成り金】
HP300 威力620(500)
装備 ライトアーマー 無し エレファントキラー 対人ナイフ
【big baby】
HP300 威力320
装備 レザースーツ 革手袋 AK-47
次回で5人目!なんと5人目はまさかの…!?




