9話『悠依VSルル』
前回の『女子サバ』☆
〈遂に3人でFPSの世界へ!とは言いつつも、梨子は初心者なので悠依と美玖から教わる事に。そしてまずは梨子のオートマチックピストルを強くするべく、G稼ぎのクエストに出向くのであった…〉とさ
美玖「悠依、前方に女性プレイヤーよ。キャラネームは【ルル】。」
悠依「ルル、、、可愛い名前だね!!」
美玖「感心してる場合かしら?かなりの課金勢よ。あれ。」
《敵ステータス》
ルル
HP300 威力630
装備カーボンナノアーマー アイアンシールド ハンドガン(2丁)
梨子「なんで課金勢って分かるの?」
美玖「課金すると銃の2丁持ちが可能になるのよ」
梨子「どんな装備も?」
美玖「いえ、小型のハンドガン、マグナム、サブマシンガンに限るけど、2丁持ちが可能になるの。」
悠依「あと、カーボン製の武器は実弾のダメージカットが入るんだ。だから最初は私が行くね!」
悠依は腰に掛けてる光学銃を取り出しバッテリーパックを確認。
悠依(残量はまだ100%。消費するにしても半分は残しておかないと、チャージが持たない…)
先手は、課金プレイヤールルの左ハンドガンのクイックショットだった。
※クイックショット=近くの敵対mobを自動でロックオンし、構えると同時に先制攻撃を仕掛けるスキル。ちなみに課金スキル。
悠依「…ッ。」
悠依はルルに向け、光学銃の引き金を引いた。やはり見た目が塗装により、実弾兵器に近かったため、ルルも撃たれるまでは気付かなかっただろう。流石の課金勢も驚きを隠せずにいた。続けてもう2発ルルに撃ち込んだ。その結果。ルルは防具の隙間から蒸気を発しながらその場で爆散した。
梨子「さっきの人…強かった?」
美玖「多分初心者ね。まぁ、防具等の強さは認めるけど、このゲーム。いえ、FPSは装備だけじゃなくて、プレイヤースキルも大事なの。」
梨子「へー、じゃあ歴が長い程有利なのね!」
美玖「そう考えるのが妥当ね。」
悠依がバッテリーを確認し終え、梨子達の所に戻ってきた。
悠依「さぁ、次行こっか!」
こうしてルル戦は何処か呆気なく終わったのである…
梨子「私って、ツンデレ?」
うん。設定上はね?
梨子「まだそんなにデレデレした記憶ないんですけど…」
じゃあ梨子はこれから永遠のツンツンキャラって事でいいかな?
梨子「ごめんなさい!反省しますからぁ。ご主人様ぁ!!」
デレデレしてんじゃんw