運動できる人ってモテるよね・上
「また後でねー!」
「おう!」
「スズちゃんも頑張ってね」
俺たちは学校に着いて、いつも通りそれぞれの教室へと向かっていた。
「おはようございます。カズ君、シュン君」
「おーす、おはよー」
「おはよう狐火さん」
教室にはすでに狐火がきており、教室にいる人たちはすでに体操服に着替えていた。
この学園は未だブルマを採用しており、とても目のやり場に困ってしまう。ブルマの理由としては古い歴史がうんちゃらかんちゃらと言っていた。校長のただの趣味な気もするが…
「どうかしましたか?カズ君?」
「い、いや。なんでもないよ」
今狐火に近づかれるときわどい服装に加え人より大きなその胸のせいで俺の理性が保てなくなる!
ふとシュンの方を見てみるとクスクスと俺の様子を見て楽しんでいた。後で覚えてろ!
「と、とりあえず俺たちも着替えておこうか。な?シュン?」
「ん?まだいいんじゃないか?もう少しはなし……おっと、こんな時間だったのか。そろそろ着替えないとだな」
シュンはもう少し見ていたかったようだが、流石にそこまで鬼畜ではなかったようだ。きっと。
とはいえ、着替えるといっても大半の人が制服の下に体操服を着ているので、時間的には一瞬なのだがこの場を切り抜けるにはちょうどいい口実だった。
そのあとも、たわいもない話をしながら時間を潰していると、ホームルームの時間となっていた。
「ほーい、ホームルーム始めるよ〜」
今日は熊谷先生も運動ができるような服装で来ていた。
「今日はご存知体力テスト!最近の若いもんはゲームばっかりしてるけど、運動もしっかりするんだよー!こういうところで浮き彫りになっちゃうからね〜」
若いもんって……熊谷先生もまだ20代前半だろうに…
「それじゃあ張り切って行ってみよー!ちなみにクラスごとに各種目を回るから勝手にうろつかないようにね!うちのクラスはまず50mからだね。とりあえず靴に履き替えてグラウンドに集合するように!では解散!」
「初っ端から走るのかよ……」
「カズ君は運動苦手なんですか?」
「苦手だよ……運動神経まったくないし…」
「狐火さんはどうなの?運動とか?」
「私ですか?私はそこそこって感じですかね?」
「シュンはいいよなー。運動神経いいし」
「カズも運動したらどうなんだ?」
「そんなやる気はどこかに置いてきたよ…」
俺たちは下駄箱に向かいながらそんな話をしていた。
外は清々しいほどに晴れており「絶好の運動日和」と、誰かが言ってそうなくらいだった。
そして、ここから俺の悲惨な1日が始まるのだった。
ほい!久々のきちんとした更新な気がする!
やっと体力テストの内容に入ったね。
体力テストはクラスでやっていくからシュンとカズと狐火ちゃんが主な登場人物になる予定!
予定だからね?
それでは今日もこの辺で!読んでくれた方ありがとう!!!!