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新たなる青春の幕開けの予感・上

「やぁ、突然だがリア充をどう思う?羨ましい?妬ましい?確かにそうだ。俺たちには手の届かない未知の領域だ。だが、なってみたいとは思わない…アダァッ」

「いきなり何言い出すんだよカズは」


こいつは鹿山俊介(かやま しゅんすけ)。こいつとは小学生からの腐れ縁だ。

ちなみに俺の名は猫谷和人(ねこたに かずと)。神から与えられた特別な力を持っている。みたいな設定もない普通の高校生だ。


「何も辞書の角で殴ることはないだろ?!」

「そうでもしないとお前がずっと変なこと語ってるからだろ」

「変なこととはなんだ!高校生活を送る上で大切なことじゃないか!まだ1年目の春に彼女くらい作ってリア充になっておくことに越したことはないだろうが!」


そう、俺たちはもう高校生なのだ。

中学生の時は高校生になる頃にはとっても可愛い彼女ができて毎日楽しく過ごしてるだろうなどと淡い妄想を膨らませていたが現実は甘くなかった。ラブレターを靴箱に入れて置いても無視をされ。勇気を出して何度も告白をしたが結果は無念に。それが現実なのだ


「お前は高校をなんだと思ってるんだよ」

「恋人を作る場所」

「そうは言ってもうちは中高一貫、エレベーター式なんだからメンツもほぼ変わらず。中学と何にも変わんないだろ?」

「うっ……返す言葉もありません」

「それに高校は勉強するためにあるんだろうが、恋愛してる暇があったら成績を上げる努力をしろ」


この恋愛に対する興味の無さ。なのにモテモテなシュン。この世は理不尽である。付け加えれば勉強もスポーツも万能、あれ?これ俺が勝てるところひとつもなくね?


「はいはい。勉強もできる上に女子からモテる人の言うことは違いますねー」

「勉強はお前がしないからいけないんだろ。それに俺はモテていないぞ?」


疎い、疎すぎる。


「はいはいそうですかーモテてないとおっしゃるんですねぇぇぇぇぇ↑↑?!」

「どーーん!」

「急に後ろから飛びつくなよスズ!変な声が出たじゃないか!」

「ごめんごめんーそれでかーくんとシュンくん2人きりでなんの話ししてたのー?」


この小柄な女の子は新兎美鈴(あらうさ みすず)。家が隣で幼い頃からの付き合いだ。要するに幼なじみってことだ


「別になんも話してねーよ」

「それにしてもスズちゃんいつもよりテンション高いね。何かあったの?」

「そうそう!それを話しにきたの!あしたね」

「とりあえず暑いから一旦俺から離れてくれないかスズ」


背中にくっつかれていたせいで背中が蒸し暑い


「おっと、ごめんねーかーくん。それにしてもこんな可愛い子にくっつかれてときめかないなんてどうかしてるよー?」

「そうだぞカズ。そんなにリア充になりたいんならスズちゃんと付き合っちゃえばいいじゃないか」


シュンは俺がリア充について話した後は決まってこの言葉を口にしている。


「ちょっとシュンくん!!それはまた別の話でしょ!そりゃすずだってカズくんと付き合いたいわけじゃないけど」


スズが頭からなぜか煙を発生させている。後半何を言ってるかも聞き取れない。


「おい、シュン。それはずっと無いって言ってるだろ?確かにスズは可愛いと思うがそれとこれとは別だ。幼なじみなだけあってそんな感情は何処かにもう置いてきてるよ」


そう、俺とスズは昔から仲が良すぎて本当の家族のように接してきていたためスズに対する恋愛感情というものはなくなってしまっていた。


「まぁいいや。話を戻そうか、スズちゃんあしたがどうしたの?」

「すずだってもちろんかーくんが嫌いなわけ無いけどいくらなんでもこんなにすぐに付き合うなんてまだ心の準備とかが……」


スズはもじもじしながら何かを言っているがこうなってしまったスズが何を言っているのかは誰も聞き取れたことが無い。


「おいスズ」

「はっ、、あ、ごめんごめんっ、それで明日なんだけどさ!またいつものメンバーでショッピングモールにでも行かない?!」



どうもこんにちは。しょこらと申します。以後お見知り置きを。今回から書かせてもらいます第1作目のラブコメ小説!一度こんなの書いてみたかったんです。

もちろん個人的にいろんな小説などなどを読むのですが毎度毎度感動して泣いちゃったりとかしてしまうんですよねw それでいつしか自分も作品を作る側になりたい!と思うようになっていきまして今に至ります。

これからどんどん書いていこうと思うのでどうぞごひいきによろしくお願いいたします!

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