ヤンデレなのに恋したい(・ω・)
小説を書くのは初めてなので
文章力など未熟、素人作品なので
読みづらいかと思いますが
宜しくお願いしします
春の風がふわりと、優しく包んでくれる
ひとつ、またひとつ落ちる薄紅色の花びらたちが
真新しい、ぶかぶかの制服を着て、校門へと歩く新入生達を祝福しているかのようだ。
暖かい風が背中を押してくるから、
いつもより歩くのが速くなってる
真っ白な買ったばかりのスニーカーが
汚れないか気にしながら歩いてるのは
これから始まる新しい生活への不安から逃げ出したいから
人見知りな性格で、今までの人生、友人も多くない
当然彼氏も出来ず そんなトラウマから 入学式や新学期といったものは恐怖でしかない。
廊下をゆっくり歩き教室のドアを開けた
キョロキョロしながら自分の席を探す
やっと座れた!っと思い、なんとなく、ふいに廊下側の窓を見ようとしたとき
これまでの12年間の人生では経験したことのない
感情がビリビリと全身を駆け巡った
そこには色が白く、黒目がちで大きく澄んだ目をした美しい少年がこちらを向いて 微笑んでいた
目が離せない!!視線をそらしたいのに、体がゆうことをきかない、彼を見つめるだけで精一杯だった
こんなに綺麗な人に出会ったのは初めて、、、
でも認めなくない。
これが恋なんだって
気づいてたのに
気づかないふりをしてしまうのは
今までの自分とさよならしたくないから
自分が保てなくなるくらい他人を想うなんて
想わずにはいられないなんて
こんなの初めてだった、、、
それから2年後、愛理は15歳になった
「あいりーーーあいりーー!!
あいりがいないと寂しいよ〜おいていかないで〜」
とんでもないヘタレのあいつがまた私の名前を呼んでくる
顔だけはいいけど浮気症でダメな男。こんなやつ相手にしたくないな。
そんなことを思いながらも、つい気になってしまうのには訳がある。
こいつは、まぎれも無い、私の初恋の人。
世界でたった一人の私の王子様。
この人と一緒になれないのなら、一生独り身でいい
それくらいの気持ちになる。いや、ならざるにはいられないほど魅力的なんだ。
まるで魔力だね。
想えば想うほど気持ちとは裏腹な態度になってしまうのだけど、、、
今日も寂しそうな彼を無視して冷たくあしらう。
本当は今すぐにでも想いを伝えたいのに
声が出ないよ、、、、
頭のなかでは何度も何度も会話のシュミレーションして、
彼ならこう言うだろうなとか、こう言われたらこう返そうとか、考えてるのに
いざ、彼を目の前にすると急に足がすくんで動けなくなる。
せっかく彼が笑顔で手を振ってくれてるのに、
にらみ返してしまう。
本当は手を振りたいのに、体が思うように動かない
水族館も、花火大会も、クリスマスデートも全部彼と過ごしたいっていつも妄想してるだけで
声もかけられない自分に嫌気がさす。
心が病んでしまうと、人間何もできなくなってしまうものだね。
人目を気にして、自分に嘘をついて、本当の気持ちでさえ見失ってしまう。
わかっているのに行動できない
自分自身がどんどん嫌になっていく、、、
でも彼が微笑んでくれるだけで、心が救われるような気がするんだ
自分が自分でいていいんだって、そう思えるんだ、、、
実体験をベースに書いてますが
空想も含まれています