設定集 (注)ネタばれあり
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この先、本章でも出てこない設定が書いてあります。
お読みの方はご注意ください。
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セボリオン・サンティアス:通称セボリー、元日本人の世堀公輔(享年22歳)2話時点で5歳児、栗毛に鳶色の瞳で10人に1人は美形と言われ、5人に4人は普通と言われ、10人に1人は微妙と言われるくらいの顔面偏差値。サンティアス聖育院所属の子供であり前世で成人していたので、それなりに達観した感性を持つが、何かのスイッチが入ると周りからドン引きされる程の情熱を見せる。
公星:通称コーセー、薄茶色の体毛に漆黒の瞳のハムスターに良く似たピケットという小動物の子供。
背中に星型のような模様があり毛の付き方でそう見えるわけではなく皮膚自体に模様がある。
ハムスターの寿命は2年程度だが普通のピケットの平均寿命は10年程度
ゴンドリア:裁縫が得意な5歳児。透き通る白い肌にハニーブロンドの巻き毛、エメラルドグリーンの瞳を持つ人形のような可憐な子供、いつも自作のフリルが付いた服を着ている。
ルピセウス:通称ルピシー、腕白ガキ大将な5歳児。小麦色の肌に焦げ茶色の短髪で灰色の瞳の少年。素直で明るい実直な性格だが、空回りすることも多い。セボリーとは親友。
50代位の男の先生(セオドアール):サンティアス聖育院副院長で、実はアルゲア教司祭枢機卿でフェスモデウス聖帝国一代貴族(准子爵)の称号を持つすごい人。性格は穏やかかつ厳格。自身もサンティアス出身で若い頃はかなりやんちゃだった。
精霊:自然の力の結晶。現世に干渉できる力を持ち、基本的に善良な性格で気に入った人間にはフレンドリー。
自然の力が集まる所を住処に好み、自然豊かなフェスモデウスに多く存在しているが、物好きな精霊もいるため他国にも複数存在は確認されている。不老不死であるが例外的に死ぬ場合もある。
精霊自身も自然の力の結晶であるがために精霊がいる所は地上の楽園、正に豊かになる正の連鎖。
アルゲア教:フェスモデウス聖帝国の国教であり法皇はフェスモデウス聖帝聖下。
精霊への感謝と国民の安寧を祈り続ける集団であり、基本的に強制や積極的な布教活動はしない。
何故ならば良い教えは自然と広がるからと思われており、他人の思想を犯したりするのは罪なことだと思われているため。例えるならば土着信仰が巨大化した宗教集団。
サンク・ティオン・アゼルス:通称サンティアス。聖帝国とアルゲア教の共同出資の国営施設。
大まかに聖育院・養老院・学園に分かれており、孤児・障碍者・身寄りの無いお年寄りの受け皿であり、様々な優秀な人材や技術を排出している。
成り立ちは24家のひとつアゼルシェード辺境伯家の昔の当主が熱心なアルゲア教徒であり、私財を投げ打って戦災孤児を受け入れ、それに感銘を受けた聖帝聖下がバックアップする形で巨大化していった。
貴族:世襲貴族・一代貴族がいる。
貴族とはその爵位を贈られた者とその配偶者だけであり、その子供は正式な貴族とは認められない。
世襲貴族の子であっても成人または兄弟の爵位継承まで貴族の称号は与えられない。
世襲貴族:公爵3家・侯爵5家・辺境伯爵7家・伯爵9家の24の貴族家。通称24家
フェスモデウス聖帝国建国時より存続している大貴族家であり、聖帝国建国時聖帝の血族とも言われている。
世襲方法は男子相続や長子相続ではなく、あくまでも優秀な者が家を継ぐ。選定方法は聖帝聖下と24家当主達などによる推薦話し合いによる多数決。そのためその家から適任者が出ない場合は、他の24家の者から聖帝聖下と24家当主・聖帝国宰相・帝左(聖帝家家令)の27人によって適任者が選ばれる。
24家の当主は生前に爵位を次代に譲ると聖帝聖下より一代爵位の大公を贈られる。爵位を継がなかった24家の子達にも聖帝聖下より一代爵位の准伯爵を送られる。ただし余りにも素行が悪いと贈られない場合もある。
準伯爵の子は平民であり貴族とは認められないが、24家に適任者がいない場合はその中から当主に選ばれる可能性もある。
税金は年に自領の税金の純利益から3割を国に払わなければならないが、相続税は無い。
一代貴族:様々な功績を残した者への褒美の爵位。
大まかに法衣爵位と騎士爵位があり、それぞれに爵位の順位がある。
子爵=聖騎士爵・准子爵=第一騎士爵・男爵=第二騎士爵・准男爵=第三騎士爵。
大公爵位・準伯爵位は24家出身の者だけが与えられる一代爵位であり、宰相・帝左は就任すると自動的に子爵の称号が付随する。
ここまでが正式な貴族と呼ばれる者達。
褒爵=准騎士爵と言うものもあるが、イギリスでいうジェントリのような位置付け。
一代貴族は基本的に税金を払わなければいけないが、年金が一年ごとに出ており次代の子供への相続税は免除される。
フェスモデウス聖帝国:セボリーたちが住む国。場所と広さは地球で言うヨーロッパから中東、アフリカにまでまたがる超大国。長い歴史を持ち、国土は大まかに分けて聖帝直轄地と24家の世襲貴族家領地、アルゲア教領地の26の土地からなり、内海など川や湖など水産資源も多く、世界最大の山エルファドラ山を有し精霊の力が大地や空気に溶け込み肥沃な大地と長閑な気候が多い。衛星国も多く衛星国からも税をとって潤っている。
そのため人口も多く、産業技術や文化は他国に足元すら見せないほどであり聖帝国と他国では貧富の差が多く見られる。
その国土の主有権は聖帝聖下と世襲貴族のものであり、全ての国民は土地を聖下と24家から借りていることになる。身分制度があるが、そこまで露骨な差別は無い。
身分は貴族・平民・奴隷などでここまでは人と認められる。
重大な犯罪を犯した場合は人と認められなくなり、聖帝国にいることも例外を除いて許されない。
第一言語ははアルゲア語。
称号:苗字の前に来る身分証明を表す称号。
世襲貴族は『フォン』を用いる。
一代貴族の中でも文化人や官僚など文系理系の法衣爵位と呼ばれる者には苗字の前に『フォン』が入る。
一代貴族の中でも騎士爵位と呼ばれる貴族は苗字の前に『ド』が入る。
貴族ではないが、アルゲア教の一定の身分の者には苗字の前に『ラ』が入る。
そのため複数の称号を持つものもおり副院長も実は複数称号の持ち主である。
『セオドアール・ディアマンテ・フォン・トリノ・ド・ラ・サンティアス』
フェスモデウスが建国される前に王位にあった24家の一つエルトウェリオン公爵家と、その血族であったとされる24家のホーエンハイム公爵家は『デ』の称号を使う事を許されている。
聖帝:フェスモデウス聖帝国元首にしてアルゲア教法皇。
建国から1万年以上経つがその姿また名前や存在はほぼ謎であり、何代目なのかも分からない。
しかし建国時の聖帝聖下はホーエンハイム家の出だと古代アルゲア語で国史に記されていたが、現在はその記述は消されている。
『フォン・オーエンハルト・デ・ホーエンハイムから出でたオルフェデルタ・フェスモデウスなり、その姿漆黒の髪に紫闇の瞳、纏いし力は精霊の恩寵なり』
その後の国史にも似たような記述が多々あり、人間は長命化出来ないと言う事は常識であるが、その例外のひとつなのでは無いのかといつの時代の歴史家からも取り上げられることがあった。
長命種:動物が偶然に何かの力で自然の理から外れたものを言う。不老であるが、不死ではない。
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