それでいいんかいっ!
娘さんたちに囲まれた修道士カドフェル、じゃなくてー、ヘルギ先生。
アクセルくんがあまりになれなれしい態度をとるもんだから、娘たちはご機嫌ななめ。
とはいえど、相手は国王陛下。
どんなイジワルでも、王様に変わりはないわけで。
「訴えてやる〜!」
とは、とても言えないわけですな^^;
「へっへっへ、メスブタどもめ。オレ様が誰だか、こういうときこそ、わからせてやれるってもんだぜ」
「くっくっく」
ヘルギ先生はアクセルくんを見てくぐもった笑い。
アクセルくんは怪しんで眉をひそめる。
「あなたは娘ごらの、ほんとうの恐ろしさを知らないのですね」
「は? なんだそりゃ」
アクセルくんは拳銃を素早くショルダーから抜いて、
「いざとなりゃー、撃ちまくるから安心しろ」
「そう言う問題じゃねーだろ; まあいい。時が来ればわかる」
木の杖をついて、ヘルギ先生はなおも含み笑い。
「あんな、言い方から態度までそっくりむかつくヤローは、コンラード以来だ」
などとアクセル様は申していますが・・・・・・。
コンラード・クラヴィエさんは、貴婦人とお茶会をしている間、くしゃみしていたという。
どっちもどっちというか、危険思想をお持ちのふたりですから(汗。
「陛下がお戻りにならない場合は、このわたしが領主になります(はぁと)」
「まあクラヴィエさまったら。オホホホホ」
おいおいっ;
コンラードさんよぉ;
「かまいません。王様のことですから、どーせ娘さんたちに嫌がらせをして、どっかで殺られちゃってますってば」
まだ死んでねーよ;
コンラードまでこんなだし;
何とか言ってやってチョw