表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン代行 なんでも屋におまかせ!〜俺のダンジョンはまだないので他人のダンジョンで活動します〜  作者: トーヤ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
10/46

リッカへの報酬〜那由多(兄)

5月は【月曜日】【水曜日】【土曜日】に更新予定です。

ファイヤーホースの魔石を8つとたてがみが2体分。

俺には倒せない魔物を、リッカは軽々と倒して来てくれる。


これでしばらくは炉の温度、高温の火力に問題はなくなる。

心置きなく鎚が振れるってもんだ。


両親や(たまき)もよくリッカに魔物の討伐とドロップ品をお願いしているが、魔石はリッカの取り分になっている。


だが、俺は魔石を使って炉を維持しているから、魔石をリッカへの報酬として渡せない。


今年に入ってからは、ただ働きをさせてしまっているんだよな。

そろそろ何かで報酬を渡さないとな。


俺が渡せるものなんて武器くらいしかないんだけどな。

聞いてみるか。


「リッカ、何か欲しいものはあるか?」

「欲しいもの?なんで?」


なんで不思議そうな顔してるんだ?


「魔物討伐の報酬を渡せてないからな。何か欲しいものはあるか?」


そう聞いたら、リッカは少し考えてから、


「兄貴が打った双剣が欲しい」


と言った。

そう言えば、双剣は打ったことがないな。


「希望はあるか?」

「硬くてしなる剣かなぁ」


なるほど?

どの素材で作るのがいいか…。

少し時間くれるか?


いつでもいいよと笑うリッカの笑顔は、小さい頃のままだった。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「親父、リッカの剣を打ちたいんだけど、なんかいい素材ないか?」


リッカが仕事でいない間に、親父に確認することにした。


「リッカの剣?」

「そう、魔物討伐の報酬」


払ってない報酬が積み上がっている。


那由多(なゆた)は魔石を使うから、リッカに渡せないのか」


俺が頷くと、親父が、


「剣に使えるかわからないんだが、昨日4階層で見たことのない石の塊が採掘出来たんだよ」

「見たことのない石?」


親父は頷いて、


「【鑑定】出来たから石だと思うんだけど…」


そう言えば、親父の【鑑定】は石限定だったな。


「なんて石だ?」

「ミスリル鉱石って」


なんだって!?


「ミスリル!?」


ミスリルといえば、もっとも有名なファンタジー素材だろ!?


「知ってるのか?」

「知ってるって言うか、物語とかゲームにはよく登場する素材なんだよ。まさか現実世界でお目にかかることがあるとは思ってなかった」

「そうなのか?」


親父はゲームとかやらねぇしな。


「【鑑定】の結果とか教えてくれるか?」


親父は【無限収納】から、青銀色の透明のような不透明のような塊を出して見せてくれた。


これがミスリルか!

綺麗な鉱石だな。


【鑑定】

ミスリル鉱石

軽くて硬い

炉だけでは溶けない

魔力を含む素材(火炎草(かえんそう))を必要とする

打つ時には魔力を流しながら打つ必要がある


「だって」


なるほど?

火炎草が必要なのか。

ダンジョンギルドのサイトで検索してみるか。


「親父、そのミスリル鉱石を売ってくれ」

「これはあげるから、リッカに剣を作ってあげてくれ」


いつも迷惑かけてるからと、ヘナチョコな表情をしている。


「いいのか?」

「もちろんいいよ。でも他にミスリルの剣とかを作って売るなら、買ってもらうよ?」


それは当たり前だろう?


「了解した。ありがとう」


あとは、火炎草だな。

って、薬草の一種なのかよ。

ってことは、お袋のダンジョンにある可能性があるな。


確認したら見たことはないと言われてしまった。

(すばる)にも聞いてみるか。


「火炎草?」

「あぁ、リッカに内緒で手に入らないか?」


ちょっと待て、と言ってパソコンをいじり始めた。


「あー、取引した履歴はあるけど、リッカが潜ったダンジョンからだな」


ってことは、その人に確認してもダメってことだな…。


「そもそも那由多、お前のダンジョンにあるんじゃないのか?お前のダンジョンって、熱関係の素材が出るだろ?」


俺のダンジョンで?

それは思いつきもしなかったな。


「いや、草は気にしたことがなかった。もしかしてあるのか?でも俺は確認出来ねぇよ?」

「そっか、お前【鑑定】ないんだっけ?」


俺は頷く。


ないんだよな。

いいよなぁ、羨ましいよな。

【鑑定】スキル。

お袋も持ってるしな。

親父は石限定だけど、それでも羨ましい。


「なら、俺が確認してみるか?」

「あっ、昴も【鑑定】持ってるんだっけ?」


ニヤリって笑って頷いた。

なんかムカつくのは、なんでだ!?


「頼む」



いやぁー、まいったね。

昴に確認してもらったら、工房の周りに生えてる草が全部、火炎草だったんだけど。


雑草じゃねぇの?

ずっと雑草だと思ってたぞ。

ビックリなんだが…。


あぁ、マジで【鑑定】スキル欲しいんだけど…。

どうやったら、取得出来るんだろうなぁ?



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



そこからは試行錯誤で、未知のミスリル鉱石で剣を作った。

どれだけ失敗したことか。

唯一救いだったのは、失敗しても打ち直しが出来るってことだな。


リッカが欲しがったのは、ショートソードって言われる長さの双剣。

俺より背の高いリッカには、通常よりも少し長めのショートソードになった。


「マジで!?マジでミスリルの剣!?いいのか?俺がもらって!?」


リッカに渡したら、大喜びだったぞ。

あれだけ喜んでくれたら、俺も満大足だな。

後は、実戦で使えるかどうかだな。


リッカは、ちょうどゴーレムダンジョンに行くから試してくると、踊る勢いで出て行った。


いきなりゴーレムで大丈夫か?

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる

https://ncode.syosetu.com/n4334li/


大賢者リオールは楽しみたい!

https://ncode.syosetu.com/n6058kb/


ようこそ!ダンジョンへ!

https://ncode.syosetu.com/n3468kt/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
(*´◇`) ミスリルの双剣……男のロマン武器やな。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ