第十四話
急に僕のメンバーカラーに包まれた。僕のメンバーカラーは宇宙色。メンバーたちとどこまでも続く宇宙のように深い青のようにずっと変化し続ける宇宙のようになってほしいという思いをこの色に込めていた。他のメンバーのメンバーカラーもそれぞれ意味が込められている。ペンライトの色を作るのはとっても難しかった。けど今となってはいい思い出だなぁ…そんなこと考えているうちに体が勝手に動き出した。
最初はアイドル学園系の見た目だったが衣装を着ようとするときには…某日曜朝9時の女の子のヒーローたちみたいな感じだ。小さいころに某ライダーの前だったからよく見てたな。少し恥ずかしいような動きもあったが着替えが終わった。
「蓮華様、よくお似合いですよ!」
そう褒められた今のコーデは黒靴、少しダボっとした白を基調としたアイドル衣装、上はコートみたいなのにフードがついていた。下は上と同じ白を基調としたデザインだ。伊達メガネがいい感じにミステリアスな感じを演出している。
「蓮華様、このコーデに名前を付けていただけませんか?ロイヤルバインダーに登録するために必要でして…」
「う~ん、ホワイトシンフォニーアイドルコーデとか?」
「あぁ!素晴らしい響きですっ!やはり蓮華様は最高ですっ!ホワイトシンフォニーアイドルコーデ…あぁ、素晴らしいっ!」
胡散臭いのがなんか言ってるよ…別に素晴らしい響きではないと思うんだよな。だってホワイトシンフォニーアイドルコーデだよ?ださくない?
待てよ、もしかして精神支配が使われていたり…
でもそんなわけはないはずだ。まだ解禁してないもんな。やっぱりか
「あぁ、素晴らしい…」
なんかこれってデジャブ?
ー回想ー
音楽番組でDRAGONWORLDが歌ってる。それに合わせてふらつきながらも踊ってみた。そしたらママが…
「蓮華ー!そんなこともできるなんて。早く言ってよ!」
親バカというやつか、すごいこんなことを言われたことなかったからなんか不思議な気持ちだ。
「美咲!そろそろ入所じゃないか?」
「そうね、明日行けるか電話してみましょ」
プルルルルルル
「はい、ファンタジー・ステージ・カンパニーです」
「明日、私の子をオーディションしてもらえませんか?星川美咲です。」
「星川さんですね、はい。確認します。」
テンテロテロ
「はい、明日行けるそうです。午後二時にお待ちしてます」
「ありがとうございます!」
プツー
ー現実ー
そうだ、この時だったな。やりすぎるとこうなるんだ。
でも今回は僕が悪いわけじゃない。世の中は不公平だな




