表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

槍ヶ岳 (ふるさとに寄せて1)

作者: 武田道子
掲載日:2025/06/15

槍ヶ岳



遠く畝りながら

雪を被ったアルプスが

私を直視している

鋭い槍先が天に向けられ

昼には太陽やそこを横切る雲の群れを

夜には天の川を泳ぐ煌めく魚を射る

ひとり立ちそびえる群青の槍


若き日の父が見たその槍先

何を突き刺そうとしていたのだろうか

今では天からその槍先を見下ろし

若き心の憤りや叶わなかった思いなどを

変わらない青い山脈の畝りの中で

広く大きくなった心のレンズで見下ろしているのだろうか

父が生まれるずっと前から

父が死んだ後も

これからずっとずっと何千年以上も

槍ヶ岳は空に槍先を向け

仁王の如く立ち続けるのだろう


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
あの峰々には畏敬の念を感じます。 規模は小さいですが私は、伊吹のお山に、ちょっと遠いですが、御嶽のお山に、時折話しかけます。 がんばってください。
鋭い槍先が天に向けられ 昼には太陽やそこを横切る雲の群れを 夜には天の川を泳ぐ煌めく魚を射る ひとり立ちそびえる群青の槍 ここ好きです!!!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ